本の王子さま "罪の声" 2026年6月24日

罪の声
罪の声
塩田武士
映画を観たのが数年前なのであまり覚えてない所もあるんだけど、残っていた印象が「理不尽、絶望、可哀想すぎる」という最悪な印象だった 原作を読む前もそういう嫌な気持ちになりそうだなと思って読み始めたんだけど映画ほど嫌な気持ちにはならなかった 最悪には違いないんだけど、最悪の中の砂一粒の様な希望の欠片をまだ見られるというか 映画は生島母子達のその後の描写が余りにも、余りにも生々しく悲惨に感じたもので、その中で砂一粒の希望を見ても「そんなもんで壊れされた人生どうにかなるか」という怒りに近い嫌な気持ちになった覚えがある 原作はそこの詳しい描写がない分、生存している犯人側の動機の空虚さが浮き彫りになるので、「なんだってこの子たちが犠牲にならなきゃいけないんだよ」という空虚感に近い感情になる その分、砂一粒の希望が救いになる気がする 何が嫌って実際の事件モチーフなのが嫌 実際の事件の方は未解決のまま時がとまってるけど、裏では人生壊された人達が沢山いるのかななどと考えてしまう 私達の知らない所で負の連鎖はまだ続いてるのかもしれないなぁ
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