なこ "トンネルの森 1945" 2026年6月16日

なこ
なこ
@nonbibiri75
2026年6月16日
トンネルの森 1945
戦争が人々の生活を脅かす間接描写の方が、より惨さを感じる気がする。 -------------------- イコトラベリング1948-という作品タイトルが気になって、前日譚であるらしいこちらを聴取しました。 父親と暮らしていた小さなイコは、「ご時世なので」祖母に預けられることになり、さらに疎開することになります。イコは色々我慢し、考え、奮闘します。精一杯生活します。 イコ(子供)視点なので平易な文章です。これ児童書? それにしては内容が暗くてシビアなんですよね。自伝に近そうだけど、どことなく不思議。その不思議はファンタジーというよりゾクッヒヤッな方。具体的には兵隊さんの存在、多分ご想像にお任せしますなんでしょうけど。 戦闘地真っ只中の描写よりも、日常に暗い影を差す描写の方が惨さを感じます。「火の手の上がる中逃げ惑った」よりも「大事な人のいる方角の空が燃えている」みたいなの。こうの史代さん作品に通ずるものを感じました。 時代も作者も全然違うことは分かってるけど、家事や交通イメージとしてはトトロの生活感。…合ってますかね?? 非常事態とはいえヤングケアラーでお留守番みたいな描写があったのにはびっくりしました。 家族への推薦度★★☆☆☆
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