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なこ
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@nonbibiri75
誰かに紹介するような自分の記録であるような。ちょっと踏み込みすぎてネタバレ危ういこともしばしば💦 ペースはのんびりです。これから読む本の投稿は一度消して新規に感想書きます。 よろしくお願いいたします!
  • 2026年7月5日
    国宝 下 花道篇
    本人の感じる〝幸せ〟と、周りが思う〝幸せ〟が違いすぎる🥲 -------------------- 下巻は俊介の復活から、喜久雄の晩年まで。 濃ゆい😳 波瀾万丈な一代記って、こんなに濃厚な作品になるのですね。 喜久雄と俊介は嫉妬することはあっても基本的に関係が良好だったと思います。相性が良くて、絆が強まっていって、お互いを唯一無二の相手だと感覚的に分かっているよう。なのに、時代が世間がしきたりが状況が、二人とも同時に成功することをなかなか許さない。どっちかが脚光を浴びている時、どっちかが辛酸を舐めている印象です。相手がいてくれて、幸いであり不幸でもあるように見えました。 喜久雄が芸に打ち込み過ぎ芸に愛され過ぎていて、傍目に不幸そうに見えても喜久雄はあまり不幸と感じていないところに複雑な気持ちにさせられること多々でした。読んでて「喜久雄が良くても何か不憫🥲」って思わされちゃうんですよね。 幸せって何か。誰から見た主観か。スッキリしない気持ちが後を引きます。 嗚呼、もう少しだけ時間軸を進めてくれたら…。読者の知りたいことが一つ二つ、それが救いになる気がするんですけど。それだと書き込み過ぎで余韻なくなっちゃいますしね(悩)。 映画と原作、下巻は数カ所の一致以外は本当に別物でした。曽根崎心中推しだったのは、吉沢さん横浜さんが吹き替えなしで演じるからこそ演目を絞ったのかなと勝手に想像。あとは彰子ちゃんとの濡れ場は要らなかったに一票! 映画良かったと思った人は原作押さえるのマストです。 家族への推薦度★★★☆☆ (母や妹にはあまり響かない気もするんだよなぁ)
  • 2026年6月25日
    愛蔵版 国宝 上 青春篇
    大筋知ってるはずなのに、別の話じゃん。 -------------------- 言わずと知れた有名作。 やくざの息子だった喜久雄と、喜久雄が預けられた歌舞伎の家の御曹司・俊介の波瀾万丈な生涯を描いてます。 私は映画が先で原作を聴き始めたので、大きな出来事は何が起こるか大体分っちゃいました。でも映画ではバッサリ割愛された大量の枝葉の物語が補完してくれるような別の話として感じさせるような。それぞれの心情が描かれると、キャラクターの説得力が上がったのもあり、今映画見たら厚みが違うだろうなーと思います。プライムあるしね(そわそわ)。 ちなみに、映画が先だった皆さんが原作に触れた後でこぞって徳次徳次言ってる気持ちはよーーーく分かりました🤣 (でも徳ちゃんがあまりにも喜久雄に都合良すぎて、最初はイマジナリーフレンドかと疑いました🤫) 映画と比較するのは失礼かもしれませんが… ・映画で一番怖いと思った春江のシーンがなかったです(ほっ) ・映画も原作もイマイチ喜久雄と俊介に共感できないんですよねー💦 原作の二代目半二郎が葛藤しながらも「ちゃんとした大人(人格者)」であろうとするあたりが一番心動かされる登場人物かもしれないです ・この青春編のラスト、映画だと3/4終わったところってイメージなんですが。え、この先は本当に別の話なのでは?! さて、下巻も聞いていきます。 家族からの推薦度★★★★★ (一緒に映画見た夫が先にAudible聴いて激推しされたので聴き始めました。聴取中に折々で「徳次ー!」って漏れてたのは知ってます笑) ※Audibleのサムネイルを参考に愛蔵版の方での記録を選択しました
  • 2026年6月16日
    トンネルの森 1945
    戦争が人々の生活を脅かす間接描写の方が、より惨さを感じる気がする。 -------------------- イコトラベリング1948-という作品タイトルが気になって、前日譚であるらしいこちらを聴取しました。 父親と暮らしていた小さなイコは、「ご時世なので」祖母に預けられることになり、さらに疎開することになります。イコは色々我慢し、考え、奮闘します。精一杯生活します。 イコ(子供)視点なので平易な文章です。これ児童書? それにしては内容が暗くてシビアなんですよね。自伝に近そうだけど、どことなく不思議。その不思議はファンタジーというよりゾクッヒヤッな方。具体的には兵隊さんの存在、多分ご想像にお任せしますなんでしょうけど。 戦闘地真っ只中の描写よりも、日常に暗い影を差す描写の方が惨さを感じます。「火の手の上がる中逃げ惑った」よりも「大事な人のいる方角の空が燃えている」みたいなの。こうの史代さん作品に通ずるものを感じました。 時代も作者も全然違うことは分かってるけど、家事や交通イメージとしてはトトロの生活感。…合ってますかね?? 非常事態とはいえヤングケアラーでお留守番みたいな描写があったのにはびっくりしました。 家族への推薦度★★☆☆☆
  • 2026年6月12日
    アクロイド殺し
    アクロイド殺し
    犯人当てました!!! (〝言い伝え〟は知っていました🙄) -------------------- 資産家のアクロイドが殺されました。姪のフローラは村に隠居していたポアロに、真犯人を見つけてもらうよう頼み込みました。了承したポアロは隣人のシェパード医師と真相を探り始めます。 クリスティが書いた当時は、当然ながら科学捜査も未発達ですしスマホもありません。調査・分析やアリバイが大雑把で不安になるほどです。電話や車はあるので、生活がどこまで現代的なのかちょっと想像しにくいところはありました。フローラお嬢さんが相続する20000ポンドって、現代日本の感覚だと2億8000万円だとか🫢(生成AI調べ)。 この本、よく「他の本でネタバレ踏みやすい」とかいろいろ言われてるじゃないですか。で、犯人はあの人かあの人だと推測しながら読む中で可能性として選択肢に入れてたわけですよ。…割と推理が当たりました🫢 途中で推測を裏付ける新事実が出てくるとゾクゾク。正統派の楽しみ方じゃなかったかもしれませんが、大変楽しめました。 家族への推薦度★★★★☆ (私の薦めにより、夫は少し前にAudible読了してました。純粋に驚いたらしいです。ちょっと羨ましい)
  • 2026年6月9日
    天神さまの花いちもんめ2
    太宰府近辺の聖地巡礼もしたくなるよ😆 -------------------- 福岡は太宰府のボロアパートに住む菅原道真の四季折々の暮らしぶりが描かれています。前作に引き続き、神様として仕事をしたり、他の神に誘われて食事に行ったりレジャーに行ったりお酒を飲んだり。 この本の中での神様は「劇的な神威で人の人生を変える」ことはあまりありません。というか、できなくてもどかしく思っている描写すらあります。それでも氏子の幸せを願ってくれています。ああ、寄り添ってくれてるんだなーとほっこり優しい気持ちになれる本です。信仰心ほぼない私がこんな気持ちになるのってすごくないですか?笑 そんな良い話多数の隙間に思わず笑っちゃう小ネタもたくさんあり、私ほんとこの本と肌が合います。登山や船釣りなどのアウトドアに割と不憫な文官菅原には親近感湧きますしね😂 サブタイトルにもあるように、今回は宇迦之御魂様が出ずっぱりでした。若い神には無茶振りするけど、子供には激甘なおじいちゃんです。実は人だった頃の菅原をはじめ、人草に対して優しく厳しく見守りがちな面倒見のいい神だったりもします。昔のエピソードも考えさせられました。板付遺跡、ちょっと行ってみたくなります。 私、縁起絵巻を美術館で見て以降一番好きな神様は天神さまだったんですけど、この本読んで2番目に好きな神様は伏見様になりました。あ、やっぱり酒豪でかっこいい神功皇后様も好きなので2柱どちらとも2番目かな🤣 家族への推薦度★★★★★★★ (あれ、日頃五つ星で評価決めてたはずでは…)
  • 2026年6月2日
    最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス(5)
    登場人物の見え方がちょっと変化した巻。 -------------------- ばんめしやのマスター夏神さんのもとに、師匠から連絡が入ったそうです。店を閉じる、と。師匠の師匠に会ってみたい海里とともに店を訪れますが…師匠キャラ濃ゆっ!🤣 表紙とあらすじで展開は大体の人が想像つくんじゃないかなと思います。その上で、ちょっとしたひねりが効いて楽しませてもらえたのが作者の腕って感じでしょうか。二人が腰を抜かしたところは予想外で爆笑しましたもん。 大事な身内を亡くす追体験でつらさが少し蘇ったので、同様の人は要注意です⚠️ 幽霊になると意思疎通が難しいという設定もつらいものがありますね。 海里と一憲の関係が前巻よりさらに少し穏やかになってて意外でした。良き哉良き哉😊 そして私自身が一憲のことを少し見直したのも意外だったり😂 夏神さんはなかなかヘビィな過去をお持ちのようですが、繊細だからこそ隠すんですね。そういうお人なのね。 さ て! 次巻はどういうアプローチと料理か楽しみです。 家族への推薦度★★☆☆☆ ※分かる人にだけ伝われば↓ 大きな図体と繊細な心。夏神さんは甘利にいやんだったのか!😳と途中トンデモな錯覚を起こしました笑。
  • 2026年5月31日
    台湾漫遊鉄道のふたり
    台湾漫遊鉄道のふたり
    美味しいものたくさん。だけど、ほろ苦い。 単純なエンタメじゃない、でもちゃんとエンタメ。複雑な味。 -------------------- 舞台は昭和13年、日本統治下にある台湾。女流作家の青山千鶴子は自作原作映画の上映に合わせた台湾各地での講演会の依頼を受け、台中へ長期滞在します。内地人ではなく本島人の世俗(主に美味しいもの)が知りたくて知りたくてたまらない青山先生は、紹介してもらった通訳の王千鶴とともにいろいろな場所へ行き、美味しいものを食べさせてもらい、千鶴ちゃんとお友達になりたいと願うのですが…。 明るく元気な青山先生と、ミステリアスで本心を見せない千鶴。仲良さげながら温度差も感じて、ぼんやりとした不健全さが漂っています。その不快感がズバッと言語化された時には読んでいるこちらまでスッキリと痛みを同時に感じました。美味しそう🤤にばかり意識を傾けて読書していたら、急に頬を引っ叩かれたような感じ。ほろ苦い気分にさせられます。でもそのほろ苦さは決して悪いものじゃありません。結末としても、こちらの読後としても。 善意って難しいですね。 家族への推薦度★★★☆☆ 目次見て「は?史実?!?」と驚き、少し疑って訳者あとがきの冒頭を斜め読みして「あぁ、やっぱフィクションよね?」と確認してから読み始めましたが、何か?🤣 構造も面白かったです。
  • 2026年5月26日
    飼い犬に腹を噛まれる
    飼い犬に腹を噛まれる
    紙本苦手じゃないならば、絶対!聴くより読むべし!! -------------------- 今回は少々Audible読了に不都合を感じてしまったので物理的な本を強く推します。挿絵とか絵日記とかあるらしいのに…Audibleに付録PDFがなーい😱😱😱  皇族ならではの体験も書いていらっしゃいますが、それより圧倒的に「事件(を見つけるのが上手な)体質」によって本が成立していると思いました。彬子さまの好奇心や学者気質や人付き合いの誠実さが沢山の面白エピソードに繋がるのですね。ご友人の話や、お米をはじめとする日本の伝統に関わる話も多かったです。くすっと笑う話と成程と知識欲を刺激される話が半々でしょうか。 側衛さんをはじめとする警察官の皆さんに「離合」を聞いて回った話も面白かったですね笑。私は普通に使う環境にいますけど、皆さんは未知の言葉ですか?🤭 家族への推薦度★★★★☆
  • 2026年5月22日
    春にして君を離れ
    春にして君を離れ
    ロドニー、大変なご苦労お察しします🥲 --------------------- 夫と成人済みの子供を持つジョーンが、交通の便が悪く乗り換えのレストハウスで独り待つ際に家族のあれこれに思いを巡らせる話。 ジョーン視点で描かれているのにジョーンのダメなところ嫌なところばかり浮き彫りになっていくの、何これすごい。しかもジョーンは悪気ないときた(タチ悪いですよねー)。 最初はジョーンに反抗的な気分や嫌悪感(ちょっと同族嫌悪ある??)を覚えてました。だんだん家族に同情しか湧かなくなります。 ところがジョーンが自覚した時にはクリスティの筆致が容赦なくて笑ってしまいました。 なのに!その結末でいいの?と少しモヤっとしました。うーん。 こちらの感情の推移が忙しいです😅 大事な人の言葉は耳の中を右から左じゃなく、きちんと理解しなくてはね。ここまで酷い人はなかなかいないにしても、我が身振り返って「ジョーンを反面教師に」と固く誓いたくなりました。 家族への推薦度★☆☆☆☆ 図書館本を借りたものの、読み疲れペースダウン中+多忙で余暇少なめ時期+何か苦手、のトリプルコンボで読みきれなかったんです。途中まで読んで返却した後でAudibleに入っていることに気づき聴いてみました。最後まで聴けました。自分でも驚きですが、紙の本は意思で読み続けるものでAudibleは意思は再生ボタン押すだけ。意外といけるもんだ笑。 ※読みきれなかった旨のポストは、写真に記録してから削除しました。
    春にして君を離れ
  • 2026年5月22日
    天神さまの花いちもんめ
    神様、適当に酔っ払ってばかりじゃないのよ。 優しい眼差し☺️ -------------------- 2巻を読むべく1巻からおさらい。 太宰府で人に紛れて暮らす菅原道真や知り合いの神様たちの春夏秋冬の暮らしや神事が綴られた本です。…人間が神事を執り行っている奥では大体宴会なさっているようです笑。 再読だからこそ菅原が子へ向ける想いが散りばめられてることに気付きました。初読でも読んでいたはずの箇所なのですが、解像度が違うんですよ!! 開始数ページで出てくる榎社での「今日も一日、父は勤めを果たしてくるよ」というせりふがもぅ…😭 「四季の章」を知った上で読むと「わぁ!😳💘🥲」と一人で興奮して情緒かき乱されました。 菅原のような父から子への愛だけじゃなく、神々が人の子へ向ける慈愛に満ち満ちた話でもあるんですよね(今更😂)。大きな助けはできないけど、それでも氏子に幸せであってほしいと寄り添ってくれてるみたいです。多分、それがこの本を読んで感じるほっこりとした温かさの正体でしょうか。 家族への推薦度★★★★★ (Audibleになったら夫も聞いてくれるだろうに。ねぇ、Amazonの偉い人頼みますよ🙏) 昨秋に太宰府天満宮を今春に出雲大社を訪れたので、私自身のロケーション解像度も上がってて面白さ増した感もありました😊
  • 2026年5月16日
    そして、バトンは渡された
    優子ちゃん良い子だなぁ🥲 -------------------- 父が3人、母が2人いる女子高生の優子視点で過去の家族のことと今の高校生活が丁寧に綴られています。そして時が経ち、優子が結婚にあたって親を辿っていく話でした。 (バトン、表紙。そういうことですか。この喩えはあまり好きじゃないなぁ🙄) 突拍子も現実味もない設定ですが、日本のどこかにこういう親子がいるかもしれないと思わせるリアリティがあります。さまざまな家族の形に優しさを感じて「この世も捨てたもんじゃないな😊」と。 私はどちらかというと親世代なので、連れ子にここまで向き合えるか、愛情をかけられるかと自問自答すると頭の下がる思いしかありませんでした(そして、森宮さんが反対するのも当然だと思って聞いてました笑)。ちょっとぶっ飛んでる人も交じってますが、基本的にはみんな本当に良い人ばかりなんですよ。 そう、特に森宮さん! ラストに彼の気持ちを知れたからこそ、「あー、良い話だった!」と思えるんですよね🙂‍↕️ でもね、ここだけの話、私泣けなかったです。 ボロ泣きしたとかの感想をよく見かけてた気がするんですが…😱 えー、やだやだ、自分が人格破綻者だとか不感症だとか認めたくないです😱 「こういう展開で泣かせにくるに違いない」と推理小説ばりに想像しながら読んでたせいでしょうか。多分そうですよね。何回肩透かし食らって、何回「なんだ、ただのいい話じゃん」と拍子抜けしたことか笑。 家族への推薦度★★★★☆ 映画未視聴。だけど、私生活が透けて見えた永○芽郁は今となっては優子ちゃんより梨花さんの方がハマりそうだなー、などと🙄
  • 2026年5月14日
    高宮麻綾の退職願
    高宮麻綾の退職願
    他社を巻き込んでの、高宮麻綾の行動力はドキドキです! …良くも悪くも🤣 -------------------- (前作のネタバレは多少あります) . . . . . . . . . . だって! 鶴丸食品本社に出向した、なんて触れないわけにはいかないのに前作のネタバレもいいとこ!😂 出向してから担当した関連会社・鶴ビの営業を立て直すべくゲーム会社とのコラボに動く高宮ですが、ライバル会社に同じ内容で契約を奪われてしまいます。 なんで?!ということも考えつつ、鶴丸食品は別ベクトルの商品で一発逆転の準備を始めます。 根回ししたりチームプレーできるようになったり…と高宮の成長と分別わきまえた様子に感慨を覚えて読んでたら、実はやらかし度合いも成長してました笑。だから〝あの〟プロローグなのですね🫢 でもまぁ「いい感じ→やらかす→這い上がる」、この経過こそが高宮麻綾の真骨頂です。 前作からの信頼できる人、新たにチームになった面々、同族嫌悪の好敵手、癖の強すぎる取引先、すべてが歯車になって動き出したら面白くて! 少し危険で、爽快。ジェットコースターのようでした。 好き😊 家族への推薦度★★★★★ (夫にはまずAudibleで前作聞いてほしいのよね)
  • 2026年5月6日
    殺し屋の営業術
    うひゃー、やべー、怖ぇぇ笑笑。 -------------------- 上の言葉は、聴き終わった瞬間に素で発声してました。一人運転中に、カーオーディオで聞いていたので不審者にはなっていません。セーフ笑。 凄腕営業マンの鳥井が顧客の希望で夜遅くに防犯システムの商談に向かうと、身の危険を感じていたはずの顧客は既に殺し屋の手にかかり亡くなっていました。現場を見てしまった鳥井も始末されかけるのですが、この殺人会社が営業下手で窮地に陥っているのに気づいて自分の営業スキルを売り込みます。…アクロバット過ぎる命乞いです🤣 営業ノルマは2週間で2億円。鳥井とマーダーインクは2億円稼いで生き延びられるでしょうか。 この本はホラーではありません。裏社会の話で肉体が痛かったりお亡くなりになったりの描写はそこそこありますけど、あまり激しくはありません(※私の中でのババヤガ比)。 じゃあ何が怖かったか。 鳥井です。表の世界でも浮いてて裏社会にも染まりきらない空っぽで無味無臭なところが、ストーリーの軽やかさと人間の恐ろしさを演出しています。 (この先、少しネタバレ風味) 事前情報からは、不本意に殺し屋の営業をしているのかなと予想していたのですよ。ところが鳥井は水を得た魚のよう、どんどん生き生きし始めます。…思てたんとちゃう(ついエセ関西人が発動)。 鳥井のこの適応力と鮮やか過ぎる策略の数々と、いつまで経っても営業マンとしての慇懃無礼な穏やかさを纏ったままの態度がいっそ怖い。この本、この世界はとんでもないダークヒーローを誕生させてしまいました。作中では「化け物」と。腹落ちワードです🙂‍↕️ ヒヤヒヤさせる形勢不利を鮮やかにひっくり返していく爽快さよ。そして最後の一文の平坦な凄み😅 読後の大満足感を保証します。 家族への推薦度★★★★★ (薦めるより前に手当たり次第本屋大賞ノミネート作を聴いてた夫、大絶賛してましたね。感想戦盛り上がりました笑)
  • 2026年5月4日
    月魚
    月魚
    上品な心の揺れ動き。これ好き。 -------------------- 若き古本屋の瀬名垣太一と本田真志喜の話です。 ぶっちゃけると同性愛の気配がある文学でしたが、劇的な決定的な何かがあるわけではなく、崩れそうで崩れなくて崩したい均衡が丁寧に描かれています。古本屋の商売や業、子供の頃の罪、相手を探る付き合い。もどかしくなるほど抑圧的な二人。明るいとは言えなくても暗くもなくて、すごく品があります。 私、人生で最初に同性愛を扱った作品に触れたのが江國香織「きらきらひかる」で、偶然無意識にも初手が極上品だったんですね。だから漫画ラノベの〝いかにもBL〟がどうも苦手なのですが、この「月魚」は私の中では「きらきらひかる」と同カテゴリ。すごい好きなタイプの話でした。いやー、興味本位に手を出してみて本当に良かったです。 最初こそ今の気分と乖離した本を選んでしまったと思ったのに、すっかり引き込まれました。 家族への推薦度☆☆☆☆☆ (とはいえ、これは身内に薦めたらいかんやつ笑)
  • 2026年4月28日
    最後の晩ごはん 刑事さんとハンバーグ(4)
    「ラノベ」がありがたいタイミング🙏 -------------------- 連続して読み(聴き)続けて、インプット疲れを起こしてたんですよ。次の本開く気にならないなー、Audibleのどのタイトルも気が乗らないなー、と(何ならポッドキャストも聞く気がしなかったです)。まぁ症状はたった2日程度でしたが笑。 そんな病み上がりみたいなところに色々程よかったのがシリーズもののラノベでした。登場人物は馴染みだし、長い話じゃないし。 いやー、しかし手を替え品を替え料理を替え笑。シリーズなのにマンネリ感はあまりなく、毎回「こう来たか!」と思って新鮮です。美味しそうな料理と男どものわちゃわちゃにほっこり癒やされました。 タイトルに「刑事さんとハンバーグ」ってある通り重要な鍵となるのはハンバーグ…なんですが! 久しぶりにホワイトアスパラの缶詰が食べたくなったり、茹でもやしカレー風味が美味しそうで作ってみたくなったりしているところです🤤 家族への推薦度★★☆☆☆ (ネタバレ) ラノベっぽい恋愛事情(詳細は伏せますが)、私の中では許容範囲レベルでした🙆🏻‍♀️ そういう人もいるよ。フラットな扱いがよき。
  • 2026年4月18日
    あの人と、あのとき、食べた。
    郷愁と空腹を誘う。 -------------------- …かっこいいことを言ってみました。本当は「花より団子」の方が近いです。あれも食べたいこれも食べてみたいを発動させる危険な魅力に溢れています😅 椹野道流先生が「美味しかった記憶」を思い出しながら綴られたエッセーです。子供の頃の記憶も多く、お母様のエピソードが全体でも最多でしょうか。しんみり沁みてさみしくなるエピソードがほとんどなのに、読んでて最終的に食い気が勝ってしまうのは何で?😂 印象的なのがポパイベランダ事件とお好み焼き弁当。食べてみたいと思ったのは圧倒的に美々卯のうどんすき!特別な日に頼んでみたいですね。チョコベビー見かけたら買っちゃいそう。本場の味を知らないけどフィッシュ&チップス作ってみたくなりました。うちも夫が筍を味噌で炊くので想像がつくけど美味しいのよね🤤等々、食欲が止まらなくなりそうな一冊です。 家族への推薦度★★★★☆
  • 2026年4月18日
    高宮麻綾の引継書
    高宮麻綾の引継書
    好き! 友達にはなりたくないけど🤣 -------------------- 入社3年目の高宮麻綾が自分の考えた企画を実現させるために大奮闘する話です。それがー、高宮がイイ性格してるんです🤣(あ、褒めてないやつです)。勝ち気で歯に衣着せぬでクロとまではいかなくともグレーゾーンな手はあれこれと。突っ走りすぎてミスったり空回りしたりもするんですけど、基本的には読んでて大変痛快!冒頭から何回も笑っちゃいました。 最初はお仕事小説と思って聴き始めたのですが、ネット検索したら「ビジネス×痛快ミステリー」との帯が。なるほど、これミステリー小説でもあるのですね。確かに「なぜ」「誰が」を追い求める話でもあります。納得。私、トリックだアリバイだにうるさくない系のミステリー大好きです🫶🏻 知り合いには居てほしくないけど、第三者から話を聞くのなら最高に面白くて幾らでも聞かせてほしい魅力的な主人公、高宮麻綾。というわけで、続編を即図書館で予約しました。ナレーションもすごく良かったからAudibleで聴きたいけど、待てないです😅 家族への推薦度★★★★★ (地元図書館、引継書の待ち12人、退職願の待ち1人でした。ラッキー続編はすぐ読めそう✌️)
  • 2026年4月12日
    地雷グリコ(1)
    言葉の物騒さとは裏腹に平和的かよ🤣 -------------------- 誰もが経験済みの子供の遊びを、駆け引き要素足して味変したゲームとして真剣勝負! タイトルの印象からまず連作短編スタイルと思ってなかったし、もっと殺伐とした事件とかバトルロイヤルめいたものを想像していたし、女子高生が主役だなんて全く考えもしなかったわけですよ。意外すぎる。 ぶっちゃけると地雷グリコも地雷は本物ではなくゲーム内の仕掛けでした。命の危険がないので、安心して論理・推理・駆け引きに没入できます。それがもうめちゃくちゃ面白い。ヒリヒリしますし、息を呑みますし、感心します。 どれもやってみたいけど、頭がいい人じゃないと成立しないゲームですね。私には無理です笑。いやー、面白かった‼︎‼︎ 家族への推薦度★★★★★ 読み終わって表紙を眺めてると…折り込まれている内側まで含めていいデザインですねー😊 本の内容を上手に踏まえててニヨニヨしちゃいます。
  • 2026年4月12日
    介護未満の父に起きたこと
    新書ってこんなに面白くて読み(聴き)やすいものなの?! -------------------- …とはいえ、「なぜ」から始まるタイトルの某社会人読書家向けバズった新書は挫折したので、単に作者との相性としか言いようがないのですが(身も蓋もない😂)。 娘が自分の生活を犠牲にせず、独居老人の父の暮らしを立て直し自立した生活を送ってもらうためにどうやってフォローしていくかのトライアル&エラーを記した本です。ファクト多めお気持ち少なめのエッセーみたい。論文調ではなく、誰でもいつか向き合う身近なテーマの体験記だからというのもあるかもしれません。全然難しく感じないの。 親御さん健在なら一聞(一読)の価値ありだと思います。うちも両実家が独居で人ごとじゃないですし😱 全く同じケースとはならなくとも、この本の知識が頭の片隅に残っていれば何かしら役に立ちそうな気がします。文明の利器、素晴らしいです。 家族への推薦度★★★★★ (実妹、夫、義兄には必読書だと思います。はい)
  • 2026年4月9日
    探偵小石は恋しない
    手のひらで踊らされ、ぐるんぐるんひっくり返された感ある。 -------------------- 福岡市で探偵事務所を運営する小石と部下の蓮杖は依頼を完了すべく日々張り込みをしていました。本当は事件を解決する探偵の仕事がしたい小石ですが、人の恋心が可視化される能力があるせいで不倫調査が得意な事務所として有名になり、うんざりするほど色恋調査ばかり。そんな事務所にJKが父の浮気を疑って調査を依頼してきます。 結構斜に構えて聴いてました。 呼び方が怪しいなとか、××はメインキャストだろなーとか。過去の読書経験が仇になったƪ(˘⌣˘)ʃとまで思ってたのに…(え、だって同じように翡翠ちゃんが頭をよぎった人、絶対いますよね?)。 いやー、予想の上を軽々と😳 今昔の人物整合性予測は、オマケで1勝、1分け、2敗って感じです。悉く予想外で驚愕の独り言漏れまくりでしたね…。完敗です。 ぶっちゃけ探偵パートの恋愛に特化した感じやノリやキャラの性格は、この本そこまで好みってわけじゃなかったです。だけど常識や思い込みが鮮やかにひっくり返される体験は痛気持ちよかったです。そこは本当めちゃ評価したい👏 いや、まじすご。お見それしました🙇🏻‍♀️ 家族への推薦度★★★★★ (本屋大賞に興味を持った夫には聴けるノミネート作品をいろいろ教えてあげたので。私より先に聴き終えて絶賛してました) エピローグがいい感じでしたね🥰
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