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なこ
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@nonbibiri75
「ワンフレーズ感想+プレゼン風+家族に薦めたい度」の形式で読了記録をつけてみようと思います。これから読む本も公開しておきます(一度消して新規に感想書きます)。のんびりペースになると思いますが、よろしくお願いいたします!
  • 2025年10月8日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    まだ上巻だけど面白い。 …でも〝読む〟のだったら挫折してたかも。 -------------------- 自分が誰か、どこにいるのか。 主人公が何も分からず目覚めたところから始まります。徐々に分かるのは地球の危機と壮大なプロジェクト。結構絶望的ですが、未来はあるのか?! …え。あのワードもそのワードも全部ネタバレに繋がりそうで何も言えない!!! 彼がいろいろ思い出していく過程や事実が分かり始めるところも面白いのですが、何とは言えないけど〝遭遇〟あたりからぐっと面白さが増しました。 オーディブルの無料トライアルで聞いています。文章はめちゃくちゃ淡々としています。   「ーーーー」と〇〇は言った。 という言い回しの多いこと多いこと! 難しい科学的な話も多く、これは自力で字を追ってたら早い段階で挫折してた本だろうなと思っています💦 その点オーディブルは「難しいこと言ってるなー」と思っても強制的に読み進められてしまうので雰囲気理解での読み飛ばしは簡単です笑。そんな感じでも大筋から脱落せず楽しめています。 ジャンルタグは「SF」「ホラー」とのことですが、上巻聞く限り私の中ではホラーではなかったです。 ネタバレだと酷評高い映画予告が気になって仕方ありません。ご興味ある方で予告のネタバレを踏んでないなら今なら無料なので聞いてしまうのをオススメします。(Amazonの回し者みたいで嫌だなぁ😅) 私は下巻まで聞いたら予告即座に見るw 家族への推薦度★★★★★ (先にオーディブル始めた夫にお薦め聞かれて既に推薦済み。奴はもう聞き終わったそうでびっくり😳 下巻も夫が夢中になるくらい面白いのね?ワクワク)
  • 2025年9月30日
    成瀬は信じた道をいく
    我が道を行く成瀬が眩しい。 島崎との友情が尊い。 -------------------- あの有名な「成瀬は天下を取りにいく」の続編…ってこちらも有名で、紹介不要って感じですよね笑。 大学生になった成瀬も相変わらず我が道をぶっちぎって歩いてました。成瀬本人はその気がなくても関わった人を励ましてる形になってて読んでて楽しかったです。 無責任なこと言いますけど、このスタイルで描かれるなら続きを見せていただくことも可能ですよね。求ム、続編。はよっ、はよっ、頼みますぅぅ…(禁断症状)。 家族への推薦度★★★★★
  • 2025年9月27日
    俺ではない炎上
    読み終えたらこの投稿を消して、感想を新規投稿します😊
  • 2025年9月24日
    和僑
    和僑
    農業の行く末と人口減少は目を背けたくなる現実でもあるけど。現実でもこの本の解決策が生かされてくれればと願うばかりです。 -------------------- ハコモノを作りすぎて重い赤字に喘ぐ緑原町が〝プラチナタウン〟を建てて一発逆転して数年後。プラチナタウンだけでは、いずれ人口も税収も先細ることを見据えた町長は新たな策を考えますが…。 で。 このキーポイントが農業の行く末と人口減少なのです。大規模サ高住だと、20年後には先細る事が確定しているから次の手を…という町長の奮闘。一人の人物をきっかけに、まぁ話が転がる転がる! お先真っ暗な部分に触れると読んでるこっちも気が滅入りそうになりますが、このプロジェクトの展望には希望を持って「どうなる?どうなる?」と一気読みでした。 希望が見える終章でしたが、もう少し先の未来まで知りたかったです。 まぁね「そうそううまく行くわけないだろ、さすがフィクション」ってちょっとだけ思っちゃったんですけどね。だけど私の周りにも本当は〝何かを大きく変える〟人・物・事がたくさんあって、私にはそれを見抜く力がなくて宝の山が放置されているだけなのかもしれなくて。それを見つけて活かせるかどうかの問題ならフィクションだろうと現実だろうと関係ないのかもしれません。ビジネスチャンスってそういうもんなのかもな。 家族への推薦度★★★☆☆
  • 2025年9月19日
    レインツリーの国
    最終章のひとみの心情は恋愛の醍醐味が詰まってました。 -------------------- 思春期の頃に読んだ本の衝撃的な結末がずっと心の片隅にあった伸行。他の人の感想を知りたくてネットサーフィンしてたどり着いたレインツリーの国というブログに書かれていた感想に惹かれ、思い切って管理人さんにメールを出します。 …というこの二人のメールのやり取りを軸とした恋愛小説です。 図書館戦争シリーズとのコラボ本なのでご存知の方はピンと来るかと思いますが、彼女との関係には〝とある障害〟がつきまといます。 その障害がきっかけになったり、気づきや成長につながったり、けんかになったり…シンプルなラブストーリーながら他と一線を画す仕上がりになってました。 有川浩さんの本は読了後の余韻がとても好きです。 章タイトルが抜粋で大変おしゃれ。 たまたま時間があった時に読み始めて、そのまま読み終わっちゃった。一気読みなんて数年ぶりの快挙です。そのくらい良き恋愛小説でした。 家族への推薦度★☆☆☆☆ (私には星5作品だとしても、人には向き不向きがある…)
  • 2025年9月19日
    隠れの子 東京バンドワゴン零
    読み終えたらこの投稿を消して、感想を新規投稿します😊
  • 2025年9月18日
    そして誰もゆとらなくなった
    体を張って笑わせてくれます😂 -------------------- 朝井リョウ氏のエッセー、ゆとりシリーズ3部作の最終作です。褒め言葉として聞いてほしいんですけど、まーじーで!くだらないです🤣 2作目の帯だったかに「読んで得るもの特になし!」って潔い惹句ついてた気がするんですけど、今作もその通りでした笑。 精神的スタンプラリーなど、ちょびっとわが身にも覚えのある感情が書き込まれている時なんかは居た堪れなくなって読むスピードが落ちたりもしました。 朝井氏の胃腸がデリケートな話が大半を占め…いや、要は💩の話が大変多いです。そんで、💩絡みでピンチの話ほど面白いんですよねぇ。「腹と修羅」って章ははたから見て不審者になってること間違いなしってほど笑いました。次点は「精神的スタンプラリーin北米」。 あの、決して私が小学生みたいな下ネタを好むんじゃなくて、面白い話にまで昇華して読ませる朝井氏の能力がすごいんですよ…? 実は朝井リョウさんの小説は一冊も読んだことがありません。エッセーを面白く書き上げるのも文才のなせる技とは分かっています。が!ここまでありのまま(=アホ)を曝け出してて、そんな人が書いていると分かっていてなお小説が高評価なのすごいことだなと思いました。何か一冊読んでみようかな🤔 家族への推薦度★★★★☆
  • 2025年9月9日
    プラチナタウン
    私、ヒューマンドラマなビジネス小説って感じの楡周平作品、かなり好きかもしれない😊 -------------------- 大手商社マンの鉄郎は、ちょっとしたミスで目をかけてくれていた上司の不興を買い報復人事を言い渡されます。…職務とは少し関係ない話なのに。同じ頃幼馴染から町長になってほしいと打診され、その気は無かったのにあれよあれよと町長になる展開。さて、鉄郎は大赤字の町をどう運営するのか?! それは「プラチナタウン」を作ること。 このプラチナタウンを作る一大プロジェクトが読んでてワクワクします。敵役らしき存在は小物なので笑、誰かに立ち向かうというより社会構造に立ち向かう物語だと言えるかもしれません。 現実はきっとこんなに上手くはいかないです。でも実現不可能じゃないと思うんだ! 日本のどこかで本当にプラチナタウンができたら良いなと思います。 失礼に当たるのを承知でこっそり言いますが、池井戸小説好きな人はこちらも結構ハマるんじゃないかなーと感じました。 表紙は町長助役コンビでしょうか。 ストーリーの雰囲気に合った良い絵です😊 さて、続編を借りに行きます!! 家族への推薦度★★★☆☆
  • 2025年9月1日
    方舟
    方舟
    イヤミスだと、思います…🫠 —————————— 大学卒業から数年経って、久しぶりに皆で集まり旅行中。「怪しい建築がある」とのことで探検に向かい、不慮の事故で閉じ込められてしまいます。そんな密室内で殺人も起こり…犯人は誰か、皆は脱出できるのか。 勝手に重厚でとっつきにくいイメージを持っていましたが、文章は簡潔でとても読みやすいです。あり得んだろってツッコミを入れたくなるくらいに華麗に密室が整っていきます。こういうミステリー読むの久々です。先が気になって気になって、さくさく読み進めちゃいました。そして… 顰蹙買うかもですがラストをお知らせします。 とんでもないオチ来たΣ(゚д゚lll) いやー!!😭 面白かっただけに反動の後味が超悪い! ちなみに殺人事件の方に関しては、犯人当てをしながら読む方じゃないですけど、私が読みながらぼんやり思ってたことは大外れでした。 家族への推薦度★☆☆☆☆ (話題作だし読んで損はないよ、読後感超悪いけど…って言いながら紹介するかな🙄)
  • 2025年8月17日
    サンセット・サンライズ
    ⚠️飯テロの側面があります。 -------------------- さらに注意事項ですが、 東日本大震災の影が濃厚です。 新型コロナ禍真っ只中の話です。 この辺に苦手意識がある人は避けた方が無難です💦 詳しく言うならば「コロナ禍で会社がリモート勤務になった釣り好き会社員がネットで東北の街の優良な貸家を見つけて仮に移住してみる話」です。社会的な問題に気づいたり、課題解決に向けたプロジェクトが動き出したりと、少しビジネス要素も入ってきます。そして…(言えない♡) このビジネス要素が面白いんですよ。内容的に難しい話ではないです。どちらかというと理想論・綺麗事にも思えるのですが、荒唐無稽とは言い切れないところがミソ。絶妙に実現可能そうなんです。現実にプロジェクトできそう、日本のどこかで成功してればいいなという気分にさせてくれる、読み終わって明るい気分になれる本でした。 震災の影があっても、コロナの逆風が描き込まれてても、読み終わって明るい気分になる本ってすごいことですよ! 家族への推薦度★★★★☆ (本薦めたいけど、映画を一緒に観る気がしています😂) あ。 飯テロの側面というのは、新鮮な魚のメニューがこれでもかと描き込まれているからで。どれも大変おいしそうでした🤤
  • 2025年8月12日
    君の膵臓をたべたい
    ずっと気になっていたタイトル。 もっと早くに読んでおけばよかった。 ——————————————- 実はこの本とかーなーり相性が悪かったんですよね。 ※私の中では物語は「すごく面白い」と「普通に面白い」と「私と相性が悪い」の大体3つで、物語自体を良い物・悪い物というふうな評価はしません。あくまでも〝私には〟というお気持ち表明です。 私には合わないかなーと思ったのは主人公の呼ばれ方。次にヒロインの性格。最初に持った違和感を最後までずっと引きずりました。 でもね。 これは高校生のことが描かれた話なんです。加えて作者は「高校時代より執筆活動を開始。本作がデビュー作」ってことは当時二十歳そこそこかなと推測されます。つまり全体的にとても瑞々しい話なんです。そして私は瑞々しさを受けつけにくくなっていた、と🥲 タイトルが気になってた10年前の発売当初に読んでれば、10代の繊細さや、危うさの上に成り立つ魅力や、あの瑞々しさをもう少し受け止める力が残っていたかもしれないのに。惜しいことをした…🫠 未読でタイトルが気になる方には、少しでも若いうちに読むことをお勧めしたいです。 家族への推薦度★☆☆☆☆ (夫は映画視聴済みらしいし、勧める必要がない笑)
  • 2025年7月30日
    成瀬は天下を取りにいく
    成瀬の我が道を行くようすに目が離せない! ぜひ天下取って!! ——————————————- …とはいえ、表紙からイメージしていた印象と違いすぎてびっくりしたんですけどね💦 「この表紙の子は野球好き陽キャ前向き主人公感100%で、この子視点でひたむきに頑張る青春小説」だと思うじゃないですか。まさか、まさか!成瀬がかなり飄々としてて変わった子で、その周りの人視点でお話が進むとは思わなかったんデス。 あ、ここまで大きなネタバレになってませんよね?(不安) いい意味で想像を裏切られた成瀬あかりも凄く魅力的な人物なのは間違いなかったです。たくさん野望があって自分で考えて自分で行動して世間体に左右されず一人でちゃんと立てる人。サイボーグみたいなのに、たまに心揺らいじゃう人間らしさが微笑ましくて。成瀬の行動力が風を起こし、みんなのところに風が届くの。何かしら気持ち良い影響を受けるの。もうね、読んでて爽快だしめちゃくちゃ応援したくなるしこの先も見守りたくなること請け合いです。 詳しくは言いませんが、冒頭エピソードの種明かしみたいな箇所で成瀬に惹かれない方が難しいと思いました😊 先に読まれた皆さんがこぞって高評価されてるので期待値上がりまくってました。読み始めこそ意外性はあっても「面白いよ?(こんなもんか)」と思ってたのに、気持ち良く読みおわって本の内容の余韻を噛み締めて、じわじわ良さが響いているところです。なるほどこれは名作です。 家族への推薦度★★★★★
  • 2025年7月23日
    1面、降版します 特命記者の事件簿 (角川書店単行本)
    時間に追われる緊迫感のある現場の描写がお見事! 個人的には締め切りが迫る感じがホラー並みに背筋凍りました(※多分だいぶ珍しい感想です)。 ——————————————- 新聞って「取材記者」ばかりのイメージが強いですけど編集があって商品ができてることを大半の人はあまり意識してないんじゃないでしょうか。大手の新聞社って大所帯の編集を抱えてるんだ、夜勤で朝刊を作るんだ、時間に追われてるんだ…と編集の様子をがっつり覗けるお仕事小説でした。おもしろ。 最初はお仕事作業描写が説明くさく、整理部記者の面々も読んでて覚えられない感じでしたが、桃果が疑って近づいてその人の内面や事情や矜持を知るたびに意外すぎるキャラクターの深みを知って解像度が深まる感じが快感。リーク犯が誰なのかも気になって、気づけばあっという間に読了していました。 桃果の〝卵の殻をつけた社会人〟ぶりには微笑ましさよりも苛立ちを感じてしまいましたが、東大卒同僚に言われたセリフに大変スカッとしました笑。…この人のやってることには理解できないですけどƪ(˘⌣˘)ʃ 確か新聞のマニュアルだと「特定の仕事を蔑むような言い方はしてはならない」んじゃなかったっけ? 「その仕事をしている人に失礼だから」。だから「整理部に左遷」とか言うなよ笑って思いながら読んでいたら、ちゃんとそう思っている人、整理に誇りを持って働いている人が出てきて安心しました。 お仕事小説がお好きな人は必読だと思います! 家族への推薦度★★★★☆
  • 2025年7月18日
    四畳半タイムマシンブルース
    四畳半タイムマシンブルース
    この暑い暑い日本の夏に、エアコンが使えなくなったら一大事ですよね! そりゃどうにかしようと奮闘しますよね!! 何も意識してませんでしたが、季節的に大変タイムリーでした😊 ——————————————- 自室のリモコンが壊れて暑い暑い下鴨幽水荘で、なぜかタイムマシンを発見。「昨日」までリモコンを取りに行こう!という大冒険譚です。 タイムマシンって壮大な物語に登場する要素な筈なのに、行き先はほんの「昨日」、目的は「壊れた家電を取り戻す」。…いやぁ、大変身近です笑。このギャップが楽しかったです。 ヨーロッパ企画さんの舞台「サマータイムマシンブルース」は、映画化作品を先に見て舞台も映像で拝見する機会がありまして。もうね、両方とも大っっっ好きなの。 この小説の存在を知り、「読みたいけどやっぱ四畳半神話大系読んでからよね🤔」と後回しにしていました。で、神話大系の方を予習してから読んで良かった。本当に良かったです。 サマータイムマシンが先だった私は、「概ね原案に沿って話が展開してるな」「神話大系のメンバーが引っ掻き回すと数倍騒がしいな笑」という感想です。 まぁね、プロの作った作品たちはどこが入り口でも楽しめると思います。でも両方履修、もしくは片方だけでもチェックしてからこの本を読むことを強くお勧めします! 絶対楽しさが何倍増かで違うから! 家族への推薦度★★☆☆☆ (でもウチの家族には重厚な文体&下らない内容が受け入れられる気がしないのだ😅)
  • 2025年7月11日
    四畳半神話大系
    四畳半神話大系
    重厚な文調でくっっっだらないことが延々つらつらと…🤣 大変好ましいです。 —————————————- 京都の下宿に住む男子大学生が、悪友やその先輩(師匠?)としょうもない悪戯としょうもない暮らしをしている日常が描かれています。ダメ大学生の見本のような人々の〝青春〟っぽい日々です。若干汚い😂 そして読むまで知らなかったけど「すこしふしぎ」な要素があって、リアル日常の大学生活小説ではありませんでした。 読み進めて「ん?」って思う箇所は山ほどあります。だけど、くだらないエピソードに引き込まれて、いつの間にか「ま、いっか」と考えることを放棄して読み進めちゃいました。そして最後に辿り着く「なるほど!」という納得感!すっきり! 森見登美彦作品は「夜は短し歩けよ乙女」しか読んだことありませんでしたが、もうこれはセットで読んどくべき本としか言いようがないです。四畳半にもあの人が出てきましたからね😊(刊行的にどっちが先かは知らないですが💦) 何で今まで四畳半読まずにいたんだ、私よ…🫠 そしてもう一冊欠かせないのが「四畳半タイムマシンブルース」。これが読みたくて「四畳半神話大系」を前菜のつもりで予習したのでした。よっしゃ、メイン料理来い!🤤 家族への推薦度★★★★☆ (京都好き相手にはちょっと薦めたい本だよね) . . . . . . . . 香織さんのこと、空目して最初は犬かと思っちゃったことをこっそり告白しておきます🤣 ラブ〝ラ〟ドールじゃ、なかったんだな…
  • 2025年7月1日
    プーの細道にたった家
    えぐみの強いキャラばかりなのに毒を上手に薄めて、あんなほのぼのした世界に落とし込んでるの。すごくない?? ——————————————- あの有名なプーさんの、阿川佐和子さん訳第2弾です。タイトルにもある通り家に関わるエピソード多めです。イーヨーの家が崩れたり、フクロンの家が回転したり…ハニーハントで見た気がするな笑。 ※東京ディズニーランドのアトラクションです、念のため。 可愛いらしい話ではありますが、「ちっぽけな脳みそ」だの「脳に綿ぼこりを詰め込んでる」だの実はディス要素多いですよね🤣 フクロンやイーヨーの性格も身近にいてほしくないし笑。トララ(若干ウザい)が前作にいなかったの気付いてなかったです。そっか、君途中加入だったのか! クセしかないキャラクターが仲良く暮らすお話に仕立て上げる。ただただ微笑ましい児童書とも捉えられるし、大人は隠し味の皮肉や毒に反応してしまったり。ミルンさんがすごい書き手であり、長く愛されるだけある話だなと改めて感心してしまいました。 感覚的にこの本と波が合わない時期だったのか読むのにちょっと時間がかかりました。まぁそういう時もありますって😊 家族への推薦度★★☆☆☆
  • 2025年6月20日
    詩的私的ジャック
    リセットして真っ白なノートが欲しい気持ちはちょっと分かってしまうなー。 ただ、まぁ普通の人は思うだけで実行しないと思うんだけどね。 ——————————————- S&Mシリーズ4作目。 今回は二つの大学で起こった密室殺人に萌絵が巻き込まれ…いや、首を突っ込んで、犀川先生が巻き込まれるという感じですかね笑。キーパーソンは同じ大学の8年生にしてミュージシャンの結城稔。萌絵は彼の兄の寛と知り合いで稔とも面識があったため、まぁ首を突っ込むのも必然でしょうか。 私、この本再読です。 だけど「あー、こんなシーンあったかも」と思ったのは犀川先生と萌絵が妙にオシャレな郊外レストランに行くシーンとか、萌絵が犀川先生のことを「まるで知らない男のひと」みたいに意識するとことか…ミステリの大筋には関係ない恋愛要素の部分ばかりが印象的だったみたいです😅 誰が殺されたか、誰が犯人か、動機は何か、どうやって密室にしたか、どうして犀川先生が気付いたか。何も覚えてなかったので大変新鮮な気持ちで楽しめました(物は言いようw)。綺麗に騙されててとてもびっくりしたので、これから読む人にもびっくり体験をしてほしいなーと思います。…大丈夫、怪しい人は何人もいるから「びっくり」って言っただけじゃネタバレにはならないはず! 家族への推薦度★★★☆☆ (S&Mシリーズはハマるハマらないが意外と人を選ぶ印象…🤔)
  • 2025年6月14日
    水を縫う
    水を縫う
    女子力…「調理や裁縫に長けているということは性別を問わず、生活力、と呼ぶべきではないだろうか」 これ、令和の某男子高校生のジェンダー観👏 ——————————————- 舞台は大阪。 本当にどこかに居そうな普通の家族に、娘が結婚して家を出ていくという大転機が訪れる話。また、弟が姉のためにウェディングドレスを作ることになる話。これが軸です。 章ごとに語り手が変わり、軸は貫いていながらも個々人が心の引っ掛かり(足枷)を見つめ、気持ちの殻を破り一歩踏み出す短編集でもありました。 ド派手な〝何か〟は起こりません。どの人もテンプレのような〝主人公臭〟はしません。淡々と、こういうこと起こりそうっていうごくありふれた日常。だけど時々はっとさせられるの。普通って何だろうな。 大多数だったり模範的だったりが普通なの? その枠からはみ出したら普通じゃないの? 離婚してる、カワイイにトラウマがある、裁縫に興味津々の男子高校生、若い頃諦めたものに未練のある祖母…ちょっと個性があっても普通の人でしょ。で、誰しもが何かしらそういうのあるでしょ。 ぽろっと語られるジェンダー観や殻を破るための気づきは、いい年の大人であるわたしにも響きましたし思春期ティーンには数倍数十倍拡幅して響くんじゃないかな。YAの棚にあった本なんですが、中高生でこの本を読むのってすごく羨ましいなと思いました。 ウェディングドレスが形になっていくところは圧巻です。映像で見たいな。エンタメ色強すぎる作りは向いてないので、映画かNHKドラマを希望します笑。 読み終わって、本を閉じて、表紙を見て。タイトルにものすごく納得しました。 家族への推薦度★★★★☆
  • 2025年6月6日
    ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2
    ライフとは。 「後悔する日もあったり、後悔しない日もあったり、その繰り返しが続いていくことじゃないの?」 中学生の言葉に気付かされること多々。 ——————————————- 黄色い表紙の「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」が大ヒットを飛ばしたことは知ってました。続編が出ていることも、普通の読書家の方はご存じでしたか? 私は図書館の検索機能で気づいて、前作を借りる時には近いうちにこの本も読もうと決めてました🙋🏻‍♀️ 英ブライトンで暮らすアイルランド人日本人夫妻と息子の暮らしは、前回から引き続きちょっとした差別や分断が身近にあります。母ちゃんが日常にある社会問題に気づく目を持ってて、それに触れた息子さんが知ったり考えたり…ってすっごい豊かな教育だなぁ。思春期に入りかけているからか瑞々しい考えも大人びてきている気がするし、みかこさんの「手が離れていくんだな」というしんみり嬉しい気持ちも伝わってきます。 私はみかこさんみたいに問題を見つける視点を持てないぽややんな大人だけど、そんな人たちのためのこの本なんだと開き直っておきます。 家族への推薦度★★★☆☆
  • 2025年5月29日
    赤い月の香り
    続編? 姉妹編? ううん、全然違う話を読んでるみたいな不思議な感覚だった。 ——————————————- 「透明な夜の香り」の続編に当たる…と言い切れない印象を持ちました。 朔、新城、源さん、洋館、香り。 構成要素は半分以上前と一緒なのに、話の語り手が男性か女性かでこんなにも違うのかと面白かったです。 今回洋館で働くのは、飲食店で朔にスカウトされた朝倉という男性。家政夫として雇われ、においは全て指定されて、客対応で守秘義務の中身を聞く羽目になったり、ハーブを使った料理を作ったり。前作の一香と同じはず、なんですけどねぇ🤔 前作ほどの〝丁寧な暮らし〟が見えなかったのは朝倉のキャラクターに拠るのかな。ハーブの料理描写が少なくて。朔や新城も「優しくしなくては」という気がなくて。うん、どことなくワイルドです。 ネタバレしますけど、この本に「一香」という文字は書かれています。…まぁね、読み始める時に私が一番気になったのは一香のことだったので笑。取りあえずは一香出ますよー!! どういう登場かまでは伏せますね(当たり前)。なぜ朝倉がスカウトされたか、なぜ赤い月か、も読んでのお楽しみです😊 こういう本って「1冊目の方が良かった」って思いがちで、それは私の中で「優劣」あることが多いのですが、この2冊に関しては優劣がないです。好みの問題。で、本当に甲乙つけ難く良かったです。 洋館に出入りする客以外が増えて、小さく閉じ切っていた朔の人間関係が少しずつ広がったように感じるところが、アダルティな話の中にある清涼感かなと思います。 家族への推薦度★★☆☆☆ (すっごい名作なのに人に薦めにくい…)
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