

なこ
@nonbibiri75
「ワンフレーズ感想+プレゼン風+家族に薦めたい度」の形式で読了記録をつけてみようと思います。これから読む本も公開しておきます(一度消して新規に感想書きます)。のんびりペースになると思いますが、よろしくお願いいたします!
- 2025年11月19日
黄金の王 白銀の王沢村凛audible感想聴き終わった今まで読んだことあるファンタジーとは一味も二味も違う。聴き終えて数日経っても、この本のことばかり考えています。 -------------------- 翠の国では昔、王家に双子が生まれたことがありました。兄弟で王位継承を争い、二人の子孫もまたずっと内戦を繰り返し王位を奪い合ってきました。 現在の王である鳳穐(ほうしゅう)の櫓(ひずち)は、旺廈(おうか)の頭領である薫衣(くのえ)に、争いをやめて一つの系統に戻すよう持ち掛けます。 なすべきことはシンプル、だけど政や人の心は複雑で事はそう簡単にはいかず…。一族の意識が強いほど「相手を滅ぼせ」という呪いのような感情も強く、二人の若き頭領のなすべきことは周りにはほぼ理解されません。 大局が見えている為政者と、目先の内乱しか頭にない臣下の対比も鮮やか。ど派手な展開は特にありませんが、「心の柔らかいところを突く」ような誘惑はいくつも現れます。櫓が、薫衣がどう動くのか。大きな志をちゃんと達成できるのか聴き入ってしまいました。 櫓の視点から話が進むことが多く、心のうちや葛藤を知り、あまりの人間臭さに好感を持ち応援したくなります。吸収される側の過酷な環境に耐える薫衣は考えがあまり明かされず、ミステリアスでカリスマ性が光りました。 そしていつの間にかお互いだけがお互いの成してきたことを理解しているという不思議な絆は本当に尊いです。だからこそラストは泣く😭 とにかく心理状態が複雑で読み応えがありました。いや、むしろこの複雑さが醍醐味。ファンタジーって子供も楽しめるみたいな印象を受けがちですが、この本は違うと思います。大人のための素晴らしいファンタジーでした。 心を揺さぶられすぎて、聴き終えてしばらくは言葉にまとめられなくて、今もこの程度の感想しか書けなくて語彙力…🫠 家族への推薦度★★★★★ (夫の好みとは思えないけど、私が激推ししたい笑) 🤫 . . . . . . . ある種ネタバレなので詳しくは言えませんが、ざらっとしたハッピーエンドだと思いました。多分ずっと余韻を引いているのはそのせい。二人の人生に想いを馳せ、未だに心が翠から戻ってこられないです。 - 2025年11月18日
残像に口紅を筒井康隆借りてきた読み終わった感想これだけ変な本には今後も出合わない気が。唯一無二すぎる。 -------------------- 結構前に話題になっていた本です。 詩的なタイトル、儚げな絵の表紙…とは全然印象の違う小説でした。ギャップで風邪ひくわ🥶 世界から一つずつ文字(音)が消えていく中での作家さんの日常であり作品が、この本(だろう)という仕掛けです。物語の世界から単語が消えると同時に、私たちが読んでいる文章からもその文字は消えます。不思議体験としか言いようがないです。 最初こそ「本当にこの文字を使っていないのかな?」と脳内音読しながら確かめようとしましたが、すぐに「何という単語が言えなくなってる?」の方が気になり始めました。さっきまで知ってた固有名詞などを曖昧にまどろっこしく説明するようになると、思わず前ページを探しちゃいました。 (🤫何という語彙が消えたか分からなかった箇所も正直何個かありましたね…) 何事であれ「失い続ける」というのは楽しい気分になれるはずがありません。そのため私は読むのにかなり時間を要しました。文体が変わり、どこまで消えるのだろう、どこまで成立するのだろうという疑問だけで最後まで辿り着けた感じです。ふぅ。 それでも読んでよかったと思っちゃったんだから、恐ろしい力を持った本だなーと思います。 各章のタイトルと一緒に動物のイラストが添えてありました。工夫されたイラストも面白いので必見です。 家族への推薦度★★☆☆☆ (余談) 妻以外の女性との、ザ昭和の男目線ƪ(˘⌣˘)ʃなえっちなシーンがあります。苦手な感じの描写でしんどかったです。長いわ!😡 女性が受けつける(ウケがいい)官能描写って女性作家さんが書いたものが多い気がしますね。…って言っちゃうと主語でかいかな。少なくとも私はそう思いました。 - 2025年11月11日
- 2025年11月9日
- 2025年11月9日
これは経費で落ちません! 2 〜経理部の森若さん〜uki,青木祐子audible感想聴き終わったお仕事、一筋縄では行かない(悪い意味で)。 私生活、一筋縄では行かない(いい方向で)。 -------------------- 天天コーポレーション経理部の森若さんのお話、2冊目です。 〝踏み込みたがらない〟沙名子が、山田太陽と関わり始めて、領収書を持ってくる人に対しても気になることには踏み込み始めた感じがあります。まぁ、そのせいか経理の話についてはモヤモヤする話ばかりでした。 悪人が出てこないってことは、勧善懲悪も存在しないんですよ。 現実も綺麗に白黒つくなんてほぼないので、リアルとも言えるかもしれませんね。 (あとね、何となくドラマの記憶が強く残ってて既視感ある話が多かったです🤫) 山田太陽は超いい奴! というのも「独りよがり」じゃないんです。沙名子との距離の詰め方で、嫌がることはしないという当たり前のことができてるんです。これは…♡🫣 というあたりで2巻が終わったので次も大変気になるところです。 家族への推薦度★★★★☆ - 2025年11月7日
これは経費で落ちません!青木祐子audible感想聴き終わったお仕事小説なのは確かだけど、これは〝もだきゅん〟の恋愛小説でしょう! -------------------- 天天コーポレーションの経理部で働く森若沙名子さんの会社ライフが描かれたお話です。持ち込まれる領収書&持ち込んだ相手と関わることで1話分が成立している感じの連作短編型。 メーカーってこんな感じか、経理ってこういう作業してるのか、とお仕事小説として面白いです。日常のひとこまでもあるので、悪人は出てきません。出てくるのはちょっとずるい人、ちょっとグレーゾーンくらい。 たんたんとして冷静な沙名子と相手との掛け合いが面白いです。そしてクールに見える沙名子の心の声も同意しかなくて笑っちゃいます。 女性社員の描写の〝きちんと感〟がスゴイ。沙名子は計画的に自炊して、平日と休日のメリハリをつけたネイルが趣味で、ロッカールームでもきちんと身なりを整えてます。他の女性も就業後のメイク直し等しっかりしてる! え、世の中の会社員女性みんなこんなにちゃんとしてるの?!? 大筋とは関係ないところですがちょくちょく「できてない私ごめん🫠 爪の垢ください煎じます🫠」という気分になるという謎ダメージくらいましたが、普通の方は特段嫌になる描写等なく緩く楽しめると思います。 山田太陽視点のパートが挟み込まれたのは新鮮でした。お前こんなこと考えてたのか!と。このパートあたりから太陽が頑張るのでモダキュン要素が爆発しましたね。こういうのも好物なんですよ。 ドラマ化された時に何話かは見たことあるんですが、森若さんが多部未華子さんそのまんま! 別の方が朗読されているのに心の声や語尾が多部未華子風に脳内で展開されました。あのキャスティングは神だったのか😳 おすすめです。すぐ次も聴きます。 家族への推薦度★★★★☆ - 2025年11月3日
三体ワン・チャイ,光吉さくら,劉慈欣,大森望,立原透耶audible感想聴き終わったこれから先の展開が気になる!! …んですけどねぇ。 -------------------- 私にはこの本を楽しめるだけのSFや中国に関する知識の素養が備わっていませんでした。調子に乗って背伸びして聴き始めちゃってごめんなさい。オーディブル聴くって私一人の〝場〟なんですけど、場違いって感覚が一番しっくりきました。 いつか面白くなるだろうと聴き続けて、だけど分からないことが多過ぎて、自分の言葉であらすじをまとめることすらできません💦 それでもぼんやり思ったこと。次巻からはひょっとして〝攻防〟になりますか?? 結果が気になりすぎる。ですが、一巻この程度の理解度で手を出すべきではないという警戒アラートが脳内でガンガン鳴っています🚨 もしも続きを知りたいなら、一巻の解説サイトを見つつ紙で読み直して理解度が上がってから。うーん、ハードルが高いです😅 多数出てくる固有名詞もAudibleではイメージしにくくて難しさに拍車をかけていました。文字が分かればイメージもしやすいのかな。聴くより字を見る方が向いてる気もしました。 こういう居た堪れさは指環物語読んだ時以来かもしれません。「私と相性が悪い」ではなく、「この本に私が相応しくない」でした。 家族への推薦度☆☆☆☆☆ (家族は楽しめるかもしれなくても、私が自信持って勧めるのがとてもとても無理😖) - 2025年11月1日
ジョージア大使のつぶや記ティムラズ・レジャバ借りてきた読み終わった感想シュクメルリ食べたことないんだけど、鶏肉×ニンニク×ホワイトソースってそれ絶対美味しいやつ🤤 -------------------- ジョージア大使のレジャバさんのエッセーです。上級Twitter使いさんですのでTwitter (現X)の話が多いのかなと思っていたのですが、濃い半生や、大使としてどう考えてどう動いたかなどが主に描かれていました。その中でこんなTweetしたらバズった、とか。 この方、大使だから日本語に堪能だと思ってたのですが、子供の頃から日本含む数国で教育を受けられており、元々日本に縁が深く日本語の基礎はおありだったのですね。だとしても母国語以外で翻訳を介さずに本を書き上げるってトンデモナイ偉業です。やっぱあらゆる意味で頭のいい人だと思います。勉学にしてもそれ以外にしても賢さは全編から滲んでいました。 私は基本的に誰かのお仕事を覗ける本が好きなので、「へー、そうなんだ?」と興味津々に読んでしまいました。 シュクメルリってどこかで聞いたことあるレベルには市民権得てますよね。私は食べたことないんですけど。この本を読んだらめちゃくちゃ美味しそう、絶対に食べたくなります。 レトルトもあるらしいので、探す!✊ 家族への推薦度★★★☆☆ - 2025年10月24日
赤と青とエスキース青山美智子借りてきた読み終わった感想読み始めてすぐと読み終えたあと、こんなに印象が変わる本だったとは!🫢 -------------------- うーん…どう紹介しても何のワードを出しても迂闊に感想を言っても、これから読む人の妨げになっちゃいそうで怖いな。 (※たぶん以後の文章↓は匂わせでネタバレ💦) 一つの絵画作品をキーにした美術に関係する人々を描く連作短編集です。ところどころ切ない恋愛要素が香る話もあり、よいスパイスになっています。 …どうぞ、エピローグで盛大な種明かしをされてください。 私は「この本を貫くキーワード」を見誤っていたのでだいぶ驚かされました。読み終えてみると、どの話もこの本のまとまり方も「赤と青とエスキース」というタイトルも本当にお見事です。お見事よ?お見事なんだけど、今はとても気持ちよく踊らされて悔しい思いでいっぱい笑。 家族への推薦度★★★★☆ - 2025年10月20日
僕には鳥の言葉がわかる鈴木俊貴audible感想聴き終わったバズ納得。 読んで損はない。絶対。 -------------------- 著者鈴木さんが研究しているシジュウカラについて紹介されているエッセーです。タイトルは比喩でも誇張でもなくて、鈴木さんは本当にシジュウカラの言葉に気づきました。どうして気になったのか、どうやって定義したか。順を追って分かりやすく教えてくれます。 研究の内容を紹介するなんて難しくて読みにくい気がしちゃいますが、平易な文章でめちゃくちゃ聴きやすい!!(※多分読みやすくもあると思います) 先日Audible読了した「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は生物学者であるグレース博士が主人公でした。フィクションのグレース博士も現実の鈴木先生も、疑問や課題→仮説→実験→証明できた!…と同じようなことを繰り返してるんですよね。ああ、これが博士の仕事かと妙に納得してしまいました。 で。僕鳥は先が気になる実験ばかりで「え?どうなるの??」という求心力は小説並みかそれ以上あると思います。ピンチや失敗は明るく軽く触れているだけで、基本的には成功した話で進んでいくので小説のように心臓が縮まる思い等は一切しなくて読了できました。 (もちろんつらい失敗やご苦労は当然あったと思いますが、隠してくれていますので) Audibleだったので少しだけシジュウカラの鳴き声も収録されていたのは大変良かったです。 家族への推薦度★★★★★ (夫にぜひ聞いてほしい!!!) - 2025年10月19日
天使の柩村山由佳借りてきた読み終わった感想歩太にもやっと救いが現れたこと、読んでてホッとした。本当に嬉しかった。 -------------------- 家庭環境に問題を抱えた少女・茉莉と20歳年上の画家・歩太の邂逅のお話であり、歩太が「天使の卵」から続く過去の呪縛から解放されるお話でもありました。 茉莉の環境は本当に悲惨。これだけ容赦ない描写を読むのは久しぶりで、「うわぁ、このむごさがムラヤマ節、読むのやめたい」と何度思ったか😅 ティーンの危うさも見事に描き出されています。 偶然出会った茉莉を受け止めていく歩太。恋愛小説だと決めつけて読んでたので「年齢差…🫠」と思っちゃったんですけどね。 (あ、この先ネタバレかも) 簡単に名前がつく関係ではなかったです。お互いに大切で、守りたくて、癒しになる。別に「恋人」じゃなかったとしても、この二人は一緒にいることが自然なんだな、と。歩太が何か吹っ切れたようで、読んでて泣きたくなるような幸福感を感じます。 …で。 散々つらい思いさせた後で、拍子抜けするくらいあっさり幸せに持っていくのもムラヤマ節って感じがしました笑。 「天使の卵」は軽いトラウマ級の記憶で、「天使の梯子」で夏姫はひと足先に解放されたのを見てほっこりしてました。今回の「天使の柩」で夏姫のその後を見つつ歩太の解放を見て、結果的には良い三部作だったなと感じています。彼らの人生は続く。いい結末です😊 家族への推薦度★★☆☆☆ (とはいえ、家族みんな天使シリーズと相性悪そうなんだよなぁ…) - 2025年10月14日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広audible感想聴き終わった絶品! 今年触れた小説のベスト3入りは確実。 まだ余韻から戻れてないです。 -------------------- あ、ネタバレします。下巻の話ですもの。 上巻のネタバレはやむなしでしょ?? 一応クッションは作りました。これより下はネタバレあります。 要注意です。 -------------------- ロッキーがヘイル・メアリー号に引っ越してきて共同生活、共同研究開始。アストロファージへの対抗策は見つかるのか? 地球とエリドは救えるのか? …と、濃ゆすぎる😅 大前提として人類滅亡に向かっているので話が深刻に暗くなってもおかしくないんですよ。なのに目の前のことには対処できるしそれで一歩前進するので、すごく前向きな話なんです。夢中になってて隙あらば再生してました。 何回も希望を持ち、何回も絶望し、それでも解決策を、希望を見つける。 本当に面白かった!!! なぜか上巻にホラータグついてましたが、下巻にはホラータグなし。 先に聴き終わった夫に「ホラーだった?」と訊くと「いいや、ただの友情物語だった」との返事でしたが納得。友情がアツイ。 夫は読書家ではないので、「過去読んだ本の中でも上位に来る」、「Audibleで数冊聴いた中ではトップ」と言ってました。分かる🤝 私も今年読んだ中で(あ、厳密には読んでなくて聴いたんですけど)3本の指には入るし、実は暫定トップっすね👍 二人で映画の予告も見ました。「映画も見たい!」と意見は一致しましたけど、やっぱロッキーはきっちり隠しとくべきでしょうよ😅 家族への推薦度★★★★★ (母や妹にも、要は手当たり次第薦めたくなります) 因みに。 Audibleの良いところは、読むのに挫折しそうなこの話を手軽に楽しめたところ。悪いところは、感想を書き留めたい時に固有名詞等の表記が分からないところです…🫠 - 2025年10月11日
俺ではない炎上浅倉秋成借りてきた読み終わった感想Twitterこわひ…🫠 -------------------- フォロワー数も少ない小さなTwitterアカウントに殺人の様子の写真がツイートされ、だんだんバズっていきます。そのアカウントの持ち主?として特定された泰介、実はTwitterやってないのに周りから犯人扱いされ追い詰められていきます。さて、どうなる? ってこれ、最近映画化されましたよね。ネタバレ踏む前に原作読んじゃおと軽い気持ちで手を出して、しっかり怯える羽目になりました。いやぁ怖かったです。ホラーじゃないですけど、人間が一番怖いってやつ? SNSの匿名性や顕示欲や、匿名だから生まれる暴力性。ネットの問題や闇がこれでもかってほど炙り出されてました。ネットリテラシー高めること本当に大事。教育にも、この本を読んだ私含む大人にも大事なことだと痛感しました。 結末を読んで大混乱したので、読み終えて即再読に取り掛かりました。2度目は「とある事柄」を意識して読み、よくできてるなぁとしみじみ感心しました。 X使いの皆様は、リポストくれぐれも慎重に! 家族への推薦度★★★☆☆ 初読了2025.10.03/再読了2025.10.11 - 2025年10月8日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広audible感想聴き終わったまだ上巻だけど面白い。 …でも〝読む〟のだったら挫折してたかも。 -------------------- 自分が誰か、どこにいるのか。 主人公が何も分からず目覚めたところから始まります。徐々に分かるのは地球の危機と壮大なプロジェクト。結構絶望的ですが、未来はあるのか?! …え。あのワードもそのワードも全部ネタバレに繋がりそうで何も言えない!!! 彼がいろいろ思い出していく過程や事実が分かり始めるところも面白いのですが、何とは言えないけど〝遭遇〟あたりからぐっと面白さが増しました。 オーディブルの無料トライアルで聞いています。文章はめちゃくちゃ淡々としています。 「ーーーー」と〇〇は言った。 という言い回しの多いこと多いこと! 難しい科学的な話も多く、これは自力で字を追ってたら早い段階で挫折してた本だろうなと思っています💦 その点オーディブルは「難しいこと言ってるなー」と思っても強制的に読み進められてしまうので雰囲気理解での読み飛ばしは簡単です笑。そんな感じでも大筋から脱落せず楽しめています。 ジャンルタグは「SF」「ホラー」とのことですが、上巻聞く限り私の中ではホラーではなかったです。 ネタバレだと酷評高い映画予告が気になって仕方ありません。ご興味ある方で予告のネタバレを踏んでないなら今なら無料なので聞いてしまうのをオススメします。(Amazonの回し者みたいで嫌だなぁ😅) 私は下巻まで聞いたら予告即座に見るw 家族への推薦度★★★★★ (先にオーディブル始めた夫にお薦め聞かれて既に推薦済み。奴はもう聞き終わったそうでびっくり😳 下巻も夫が夢中になるくらい面白いのね?ワクワク) - 2025年9月30日
成瀬は信じた道をいく宮島未奈借りてきた読み終わった感想我が道を行く成瀬が眩しい。 島崎との友情が尊い。 -------------------- あの有名な「成瀬は天下を取りにいく」の続編…ってこちらも有名で、紹介不要って感じですよね笑。 大学生になった成瀬も相変わらず我が道をぶっちぎって歩いてました。成瀬本人はその気がなくても関わった人を励ましてる形になってて読んでて楽しかったです。 無責任なこと言いますけど、このスタイルで描かれるなら続きを見せていただくことも可能ですよね。求ム、続編。はよっ、はよっ、頼みますぅぅ…(禁断症状)。 家族への推薦度★★★★★ (追記2025.10.11) 私が情報に疎かっただけなんですけど、3部作なんですね。12月に最終巻、と。 あ、買いますわこれ。 1、2冊目は図書館で借りたのですけど、3冊同時に単行本で揃えちゃお。自分へのクリスマスプレゼントが決定😆 - 2025年9月24日
和僑楡周平借りてきた読み終わった感想農業の行く末と人口減少は目を背けたくなる現実でもあるけど。現実でもこの本の解決策が生かされてくれればと願うばかりです。 -------------------- ハコモノを作りすぎて重い赤字に喘ぐ緑原町が〝プラチナタウン〟を建てて一発逆転して数年後。プラチナタウンだけでは、いずれ人口も税収も先細ることを見据えた町長は新たな策を考えますが…。 で。 このキーポイントが農業の行く末と人口減少なのです。大規模サ高住だと、20年後には先細る事が確定しているから次の手を…という町長の奮闘。一人の人物をきっかけに、まぁ話が転がる転がる! お先真っ暗な部分に触れると読んでるこっちも気が滅入りそうになりますが、このプロジェクトの展望には希望を持って「どうなる?どうなる?」と一気読みでした。 希望が見える終章でしたが、もう少し先の未来まで知りたかったです。 まぁね「そうそううまく行くわけないだろ、さすがフィクション」ってちょっとだけ思っちゃったんですけどね。だけど私の周りにも本当は〝何かを大きく変える〟人・物・事がたくさんあって、私にはそれを見抜く力がなくて宝の山が放置されているだけなのかもしれなくて。それを見つけて活かせるかどうかの問題ならフィクションだろうと現実だろうと関係ないのかもしれません。ビジネスチャンスってそういうもんなのかもな。 家族への推薦度★★★☆☆ - 2025年9月19日
レインツリーの国有川浩借りてきた読み終わった感想最終章のひとみの心情は恋愛の醍醐味が詰まってました。 -------------------- 思春期の頃に読んだ本の衝撃的な結末がずっと心の片隅にあった伸行。他の人の感想を知りたくてネットサーフィンしてたどり着いたレインツリーの国というブログに書かれていた感想に惹かれ、思い切って管理人さんにメールを出します。 …というこの二人のメールのやり取りを軸とした恋愛小説です。 図書館戦争シリーズとのコラボ本なのでご存知の方はピンと来るかと思いますが、彼女との関係には〝とある障害〟がつきまといます。 その障害がきっかけになったり、気づきや成長につながったり、けんかになったり…シンプルなラブストーリーながら他と一線を画す仕上がりになってました。 有川浩さんの本は読了後の余韻がとても好きです。 章タイトルが抜粋で大変おしゃれ。 たまたま時間があった時に読み始めて、そのまま読み終わっちゃった。一気読みなんて数年ぶりの快挙です。そのくらい良き恋愛小説でした。 家族への推薦度★☆☆☆☆ (私には星5作品だとしても、人には向き不向きがある…) - 2025年9月19日
- 2025年9月18日
そして誰もゆとらなくなった朝井リョウ読み終わった買った感想体を張って笑わせてくれます😂 -------------------- 朝井リョウ氏のエッセー、ゆとりシリーズ3部作の最終作です。褒め言葉として聞いてほしいんですけど、まーじーで!くだらないです🤣 2作目の帯だったかに「読んで得るもの特になし!」って潔い惹句ついてた気がするんですけど、今作もその通りでした笑。 精神的スタンプラリーなど、ちょびっとわが身にも覚えのある感情が書き込まれている時なんかは居た堪れなくなって読むスピードが落ちたりもしました。 朝井氏の胃腸がデリケートな話が大半を占め…いや、要は💩の話が大変多いです。そんで、💩絡みでピンチの話ほど面白いんですよねぇ。「腹と修羅」って章ははたから見て不審者になってること間違いなしってほど笑いました。次点は「精神的スタンプラリーin北米」。 あの、決して私が小学生みたいな下ネタを好むんじゃなくて、面白い話にまで昇華して読ませる朝井氏の能力がすごいんですよ…? 実は朝井リョウさんの小説は一冊も読んだことがありません。エッセーを面白く書き上げるのも文才のなせる技とは分かっています。が!ここまでありのまま(=アホ)を曝け出してて、そんな人が書いていると分かっていてなお小説が高評価なのすごいことだなと思いました。何か一冊読んでみようかな🤔 家族への推薦度★★★★☆ - 2025年9月9日
プラチナタウン楡周平借りてきた読み終わった感想私、ヒューマンドラマなビジネス小説って感じの楡周平作品、かなり好きかもしれない😊 -------------------- 大手商社マンの鉄郎は、ちょっとしたミスで目をかけてくれていた上司の不興を買い報復人事を言い渡されます。…職務とは少し関係ない話なのに。同じ頃幼馴染から町長になってほしいと打診され、その気は無かったのにあれよあれよと町長になる展開。さて、鉄郎は大赤字の町をどう運営するのか?! それは「プラチナタウン」を作ること。 このプラチナタウンを作る一大プロジェクトが読んでてワクワクします。敵役らしき存在は小物なので笑、誰かに立ち向かうというより社会構造に立ち向かう物語だと言えるかもしれません。 現実はきっとこんなに上手くはいかないです。でも実現不可能じゃないと思うんだ! 日本のどこかで本当にプラチナタウンができたら良いなと思います。 失礼に当たるのを承知でこっそり言いますが、池井戸小説好きな人はこちらも結構ハマるんじゃないかなーと感じました。 表紙は町長助役コンビでしょうか。 ストーリーの雰囲気に合った良い絵です😊 さて、続編を借りに行きます!! 家族への推薦度★★★☆☆
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