橘海月 "災疫の季節" 2026年6月25日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2026年6月25日
災疫の季節
災疫の季節
MediaDo,
中山七里,
名村幸太朗
コロナ禍で世間が振り回され、カルト化した反ワクチン団体が台頭する中、自身の思惑とは異なる記事を掲載せざるを得ず、疲弊する週刊誌副編集長志賀と、逼迫する医療機関で必死に対応する医者の伊達。過激化した人達が病院に侵入し、反ワクチン代表者が殺害され事態は一気に動き出す…。 当時の不安や閉塞感、やり場のない気持ちが上手く描写されていて、その分読み進めるのが辛い箇所もあった。反ワクチン側の言い分ばかりを記事にするくせに、申し訳程度にワクチン肯定の意見も載せて「両論併記だ」と宣う編集長の狡さなど、あるあるなエピソードも多い。ミステリとしてもよくまとまっており、意外な犯人はなんとなくわかってしまった。
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