
じょるじゅ。
@kameupaupa
2026年6月25日
読み終わった
@ 自宅
歴史的観点や現在の問題点などからルビの重要性を訴えている、総ルビの本著。
読んでいる時の感覚ですが、ほぼすべての漢字にルビが振られているため、最初は違和感がありました。ただ、後半になるにつれて慣れてきたのか、そこまで気にはならなくなってきましたが、プロフィールなど漢字が連続しやすい箇所だと、むしろ総ルビに圧倒されてしまい、正直に申し上げますと読む気力が少し削がれてしまいました。
とはいえ、私もいろんな本を読みながら「これなんて読むのー⁉︎ルビ振ってー‼︎」と思ったことは数知れず……専門書になればなるほどその傾向は強まりますし、最初だけ振られていても数ページ経ったら内容に押し出されてすぐ忘れてしまうので、私も何度も頭の中で唱えながら読み進めているのですが、集中力が削られてしまうというのはおっしゃる通りだなと思いました。
また、優秀な人がルビがないために誤読して覚えてしまっているというお話についても、実際同じ経験(本好きで優秀な後輩が本著と同じく「⚪︎⚪︎毎」を「⚪︎⚪︎まい」と読んでいた)があったので、こちらにも深く同意してしまいました。
現代は手書きが減り、パソコンやスマホもこうして自動変換で入力できてしまうので、漢字の使い方が疎かになっているのは自分の肌でも感じています(「以外」と「意外」を混同して使っているなど)。
そして、「漢字マウント」というのは確かに存在しているな…と頷きながら拝読いたしました。そこである種の選別(学力の程度、出自など)が行われているのでは?と勘ぐりたくなってしまうのも分かる気がします(お役所の書類などは偏差値62以上でないとスラスラ書けない、という話も耳にしたことがあるので……)。
それでも、「漢字が読めるようになりたい」という気持ち自体は、テレビ番組などの難読漢字クイズや漢字検定に表れているでしょうし、マンガやアニメをきっかけに「自国語ではなく、日本語で読みたい!」と勉強されている外国の方も多いと感じます。
自分が小学生の頃を思い返しても、図書館で借りた本などで「漢字読めん」となって挫折したものはあまりなかった気がするので、きっとルビが振ってあったのでしょう。総ルビとはまでは言いませんが、子どもたちや外国の方々のためにもルビの地位がもう少し向上してほしいなぁと思いました。
