きらた "明智小五郎事件簿(2)" 2026年6月26日

きらた
きらた
@kirata
2026年6月26日
明智小五郎事件簿(2)
明智小五郎の事件を時系列に収録する、をコンセプトにしたらしい作品集の2冊目で、こちらでは「一寸法師」「何者」の2編が収録(解説:法月綸太郎) 考えてみたら、「明智小五郎モノを読むぞ!」と意識して読んだ事はほぼないかも? 乱歩の世界を読もう!とは思うのだけど‥ さておき 「一寸法師」は昔、他の作品集で読んだ記憶がありますが、「何者」は多分初めてじゃないかな? 「一寸法師」 読んでみて改めて、今では書く事が出来ない世界、表現、物語だと思いますが、その時代だからこそ紡ぐ事の出来た悍ましさと美しさがあるのだなと感じました ‥とは言え、実はこの「一寸法師」は苦手に感じていた作品 今回読んで、やっぱり私は納得いかんと再認識しました それは、〈被害者には落ち度がないのに、加害者に同情を寄せた結末になってる〉との点 被害者、軽んじられ過ぎだろ‥ なんなのこの人達(当惑 また、明智の最後の台詞も私にはマイナス効果として響いてました もしそちらが真相だったら、あの人(犯人)は死人に口無しに乗っかった事になり、全く悔悟してしてない事にならんかな? 私、色々捻じくれてるのかなぁ(ᴗ‸ᴗ ;)՞՞ 絞めたから死んだ、のは間違いないんだよね‥? 読み取り方間違えてる?ん?ん? ‥ そんな感じで、再読の今回も被害者を軽視してるようにしか感じられず、もやもやする幕引きだなぁと思いました しかしそう思っても、読んでる最中は夢中になって頁を捲ってる自分が居て ‥乱歩作品は、惹き込む魔力が凄まじいんですよねぇ 人の中の闇を覗き込む後ろめたさみたいなものが、読む勢いに拍車をかけているのかも? 「何者」 読み始めても内容を思い出せなかった為、初読みだと判断 なお、記憶力は危ういので違っていたら許してほしい 珍しく(!?)、背徳感やら何やらが蠢く乱歩臭を感じなかった作品 ってか、〈明智小五郎の作品集〉に入れた事で驚きが薄れるやつだ、これー!!!(´ㅂ`; ) 非常に楽しく読めましたが、明智モノだと知らずに読みたかったなぁ、失敗したー!! 雰囲気の異なりすぎる2作品 どちらが好みだったかと言うと、私の場合は圧倒的に「何者」 乱歩にもこういう作品があったのですね 乱歩らしさは薄いけど、テンポ良くスラッとした謎解き譚でした
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