
はな
@hana-hitsuji05
2026年6月27日

わたしを忘れないで
アリックス・ガラン,
吹田映子
読み終わった
図書館本
図書館で借りた
絵本じゃなくて、コミックだった。
自分が「今」の場所にいるとしたら、主人公クレマンスが「これまで」で、ばーばは「これから」にいる人だなと思った。
ばーばはどうして、両親と暮らしている若い頃の自分の記憶で生きてるんだろうか。
短期記憶でも、自分にとってリカバリー可能だったり、取るに足りないと脳が判断した物事はどんどん忘れていく。忘れたくないと思っていたことも忘れたりする。
忘れたくない記憶の詳細ではなくて「忘れたくない」と思った気持ちの方を覚えてしまう。
どうして沢山の記憶の中から、その思い出と共に生きることを脳は選ぶんだろう。
この本には2人の男性が出てきて、それぞれに有害な男性性を感じた。クレマンスにとって、物語に全く出てこないじーじは安全な人だったんだろうか。
子どもたちは少なからず父の存在から影響を受けて生きている(ように見える)母とうまくいかない。母の孤独は子どもたちにとって反面教師みたいになってる。
確かに影響は受けているんだけど、それぞれの孤独が増して支配されている時期が絶妙に重なり合っている時、家族ってうまくいかないのかも。家族になんでも話せる人ってどのくらいいるんだろう?
幸せな一瞬が0だったわけではなくて、急にそれが浮上してくることがあって、自分もばーばみたいに今は忘れているだけなのかも。
すごく象徴的に感じられる場面についてずっと考えてる。
立ち止まってよく考えてみたら、多分人生や生きることについての象徴は自分の世界に散らばっていて、生活して日常を回している時はパラレルワールドみたいに少し隣の交わらない世界の出来事みたい。
小さな青い花には「思い出」という花言葉もあるのを思い出した。忘れてもいいんだけど、時々ふいに思い出してくれたら、それでもいいと思うかも。





