
読書メモ
@readyomu
2026年6月27日
シベリアのビートルズ
多田麻美
統制厳しい時代にロック少年だったスラバという画家と結婚し、今はイルクーツクに住む女性のエッセイ集。著者が得ている情報はとても興味深いものなのだが、文章が起伏に乏すぎて読み切るのが大変だった。
著者の夫はイルクーツクで初めてグラフティを描いた人。
私はとてもドラマチックなことだから熱意を持って細かく描いてほしいと思いながら読んでいたのだけど、なんだか淡々と成果として書かれていて感動しそこねたような読後感があった。
描写不足はほかにもある。「かつてはけっこう大きな村だったが、最近は20世帯余りを残すばかり」という描写があるのだが、大きな村がどのくらいの規模がわからないのでイメージが湧かない。
こういう不親切さが随所にあり、あまり読み応えを感じられなかった。
