
ふかふかキャット
@rah_792
2026年6月27日
反知性主義者の肖像
内田樹
読み終わった
前半はコロナ禍中に書かれた文が多い。
表題にもなっている「反知性主義者の肖像」はさらに遡って初出は2015年。
ここに書かれていることに当てはまる人の顔が浮かぶが、あの人は反知性主義だったんだ!と得心することではなく、自分がこの先そう陥らないように意識を続けないとな、と思えたことに価値をおきたい。
コロナ禍中に書かれたものは、今と答え合わせをして全然違うじゃーんとか思うかもしれないけど、「その時に」人が感じたことを知れたのがいい。(予想を上回る最悪さになってることは純粋にうへぇだけど)
本人のあとがきにもある通りだけど、一見ばらばらなトピックだけど通読するとすべて地続きだった。弔辞も含め。
本を読むことについて、正解を探したり、考えることの委任先を確認するのを目的にしないよう気をつけたいと思う。今回は自分で考えるための脳の準備運動というか、知識や経験不足すぎる部分の土台づくりの一助というか、そういう目的で読んだ。全面支持はしない(ように自戒する)けどなんというまともなことが書いてあるんだとやっぱり頭の良い人ありがとうとも思った。
身につまされた部分引用します。
「自戒の仕掛け」から『自分がいかにものを知らないのか知っている人だけが学びに向かう。自分が何を知っているかのリストを長くすることが知的活動だと思っている人間はついに学びとは無縁である』
総評 読んで良かった。