
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2026年6月27日
白鶴亮翅
多和田葉子
読んでる
今月はずっと売上が低調で、この数日も天候不良で来客は振るわない。社会情勢もあきらかによろしくなく、脳内風景すら灰色になっている。しかしこの本はおもしろい。今日もおもしろすぎるが続いている。
「統計をどう使うかじゃないですか。シベリアに抑留されて死んだドイツ人の数ばかり強調する人がいたら、参考として、ナチスドイツと戦って死んだソ連人の数を出す。数字は対話の中で初めて意味を持つ。メッセージはただ一つ。頭を冷やせ、人を殺すな、ということです。ところであなたの親戚には戦死した人がいますか?」(p.134-135)









