
ちょび
@greenapple4
2026年6月27日

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
カズオ・イシグロ,
土屋政雄
再読
@ 自宅
キャサリンとトミーが旅先のノーフォークでカセットテープを探し出すシーンは、この作品のなかで楽しいエピソードで、村上春樹との音楽談義や、「夜想曲」という美しい短編集があったり、作者の音楽愛が伝わってくる好例だと思います。
土屋政雄さんの訳は「日の名残り」に続いて非常に抑制されたタッチで、この特異なシチュエーションにリアリティをもたらしてます。後書きでその苦悩と困難が伺え、そしてまた「クララとお日さま」へと続いていきます。
非常に切なくも、深く考えさせられる名作です。(再読)







