森
@mori16
2025年3月26日

ユリイカ 2024年9月号 特集=石 ―寡黙の極にある美―
いしいしんじ,
内藤礼,
宮田珠己,
山田英春,
長野まゆみ,
青柳菜摘
読み終わった
図書館で見つけた。石について思い巡らしたり、石を楽しむ行為を読んでると静かで癒された。
石の記憶はすべて音と結びついている。
砂ぼこりの舞う通学路で、ひとり淡々とつづけた石蹴り。祖母の家の渡り廊下で、ふんだんに水をこぼしていたつくばい。たいこ橋の上までかかえあげ、欄干から落とした石塊が、破裂音をたてて破る緑の水面。 そのころ石は身近に、それこそころがっていた。この星の皮膚、「じべた」が、町から町へ、山から山へ、とぎれなくつながっていた。
P66 ころがるいしのおと いしいしんじ
冷たくて丸い、気持ちいい手触り、安心感思い出した。
「悠久の時を経た天然自然の石を立てる
その美しくも儚い佇まいを花に見立てた創作」
P128 石の選択について 石花ちとく
石花(ロックバランシング)という石の楽しみ方があるらしい。


