
tar_a_butter
@tar_a_butter
2026年6月29日

禁じられた館
ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル,
小林晋
読み終わった
面白かった!
近年に入ってからの掘り出し物とはいえ、書かれた年代自体は1930年代の古典ミステリなのでトリックの新鮮さには期待していなかった。
実際とても斬新だとかそういう部分は無いし、途中なんかはなぜこの推理が早く出てこないんだ!とやきもきさせられる程度には妙な推理が展開されて引き伸ばされるのだけれど、それもまた楽しくて最後まで読まされた。
この段階で出てくるということはこの推理は当たっていないということだ、つまり…? と頭を捻るのも楽しい。
売り文句に対してありふれているという向きもあるが、この年代に書かれたミステリが現代においてありふれていると感じるのは殆ど当たり前だと考えているので、その点は問題なかった。
訳者のあとがきも面白い。殊能将之作品からポール・アルテも気になっていたので、ますます読んでみたくなった。

