まろのふ "きのうの世界(上)" 2026年6月29日

きのうの世界(上)
失踪した人間が、しばらく経って見知らぬ土地で殺される――。事件の事実はある程度出そろっているはずなのに、不思議とこの物語がどこへ向かうのかまったく読めない。 何とも言えない不安や緊張感が絶妙なバランスで保たれ、最後まで途切れることなく続いていく。 長編小説ではあるものの、章ごとに視点人物が入れ替わる構成のおかげで、展開はゆっくりでも飽きることなく読み進められます。下巻でこの物語がどのように収束していくのか、とても楽しみです。
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