

まろのふ
@takumarovski
今年は「年間60冊以上」を目標に。
好きな作家は恩田陸さん、辻村深月さん、
東野圭吾さん、瀬尾まいこさんetc
ミステリー系を好みますが、伏線回収がしっかりしてるものだったり、登場人物の心理描写などがきちんと描かれているものが特に好きです…しかし、最近は「食」にまつわる本が多い気がします。
- 2025年7月10日三千円の使いかた原田ひ香読み終わった
- 2025年7月8日日本語の大疑問国立国語研究所編読み終わった
- 2025年7月7日本が紡いだ五つの奇跡森沢明夫積読中
- 2025年7月6日カフーを待ちわびて原田マハ読み終わった
- 2025年7月3日琥珀の夏辻村深月読み終わった
- 2025年6月30日純喫茶トルンカ八木沢里志読み終わった
- 2025年6月27日西の魔女が死んだ梨木香歩読み終わった
- 2025年6月25日月の裏側恩田陸読み終わった
- 2025年6月22日ルビンの壺が割れた宿野かほる読み終わったFacebookでのメッセージのやり取りだけで話が進んでいきます。ただの思い出話と思って読み進めていくと少しずつ違和感や不穏な気持ちになるのですが、ここは「メッセージのやり取り」ということがベースになっているため、書き手(登場人物)のさじ加減というテイで、ラストに必要な要素は極力隠されていたような気がします。 振り返ってみると相手の名前の呼び方などが刻々と変わっていくのですが、そういった部分も含めて仕掛けがある作品だなと思います。
- 2025年6月19日本と鍵の季節米澤穂信読み終わった米澤さん×高校生という組み合わせは、「氷菓」シリーズを思い浮かべて比較してしまうけど、似ているようで全く違う作品でした。主人公の堀川次郎と、同じ図書委員の松倉詩門は、それぞれクセがあって利発そう。米澤さんが書く高校生主人公の作品って感じですね。タイトルがキーとなる大きな流れはありますが、基本は6編の短編で、それぞれ「本」またはそれを取り巻くものがヒントになっていて、図書館派の私には、作品の面白さとは別の興味も深まりました。作家って熱心な読書家が多いんですかね、何気なく出てくる他作家の作品が多いのも印象的でした。
- 2025年6月17日日日是好日森下典子読み終わったこの本も「読む前」と「読み終えた後」でタイトルの意味が変わる一冊でした。目の前の世界をどう見るか、もとい見ようとするかだけで、全く違う感覚にたどり着くのだと理解が深まりました。茶道は作法が多く、ついつい効率的に、と考えがちな私には終始「難しいな」という感想でした…が、この本が伝えようとしているのはそこがメインではないので、茶道に興味なくても、生きるヒントという観点で読むには最適な一冊だなと感じました。
- 2025年6月13日エミリの小さな包丁森沢明夫読み終わった「読む前」「読んでいる途中」「読み終えた後」で、タイトルの意味が全く変わってくる作品でした。 都会から逃げて、海辺の町で15年ぶりに会う祖父と二人暮らしをするのがこの物語の主軸ですが、出てくる料理(主に魚介類)が美味しそう、ってかお酒が飲みたくなるような気持ちになります。 一方で、逃げてきた理由などが見えてからの物語としての展開が、きれいな話にまとまりすぎておらず、どこか経験したことあるような、人間味あふれる展開だなと感じました。 失敗や挫折から学ぶ、というよりは、どんなことがあろうとも前に進む強さを身に着けることの大切さを感じとりました。
- 2025年6月11日岩波文庫的 月の満ち欠け佐藤正午読み終わった生まれ変わっても愛しの人に会いたい、という女性の転生のお話。読み始めは、転生=「死と生」と、生まれ変わってまでも会いたいという、言い換えれば、それだけ執着しているという部分が、何か暗い気持ちとさせられました。 読み終えると、そういった暗い部分を忘れてしまうような…壮大というか、ひたむきというか、とにかく会いたいという気持ちのベクトルがぶれずに、最後まで貫き通されているところに非常に感心させられる物語でした。
- 2025年6月3日アンと幸福坂木司読み終わったシリーズ4作目 今作は諸々と変化が多い話で、物語の中での時間の経過を感じさせられました。 世の中、変わらないものなど無いけど、人は変化に戸惑ったり、不安に感じることもある。それらもひっくるめて、「今生きる」ってことを考えていくってことなのかな。
- 2025年5月31日不連続の世界恩田陸読み終わった私が好きな恩田さんのジャンルでした。 そこには登場する人物たちの日常があるのだけど、何かしら少しの違和感がある。 小説ゆえイベントや事件的な話題があるし、その話も不気味な要素をはらんでいたりするけど、喉に小骨が刺さっているような、そうでもないような…そんな、言葉にできない違和感、いや不安感が終始あるお話。
- 2025年5月27日坂木司リクエスト!和菓子のアンソロジー北村薫,坂木司,小川一水,恒川光太郎,日明恩,木地雅映子,柴田よしき,牧野修,畠中恵,近藤史恵読み終わった和菓子をテーマに10名の作家による短編集。 1話30ページ程度でサクッと読めるけど、ここまで作者による色がはっきり分かれるかと驚く、まさに十人十色。 個人的には「甘き織姫」がもっとも印象に残りました→ちょいひねくれた友人が好意を寄せる女性に交際を申し込むテイで上生菓子を贈り、その返事がまさかの上生菓子で返されるが…文字通り和菓子がキーとなっているし、大きなことは起きないけど、何かスカッと終わる爽快さがあると感じました。 次点は「融雪」 雪深き地にて人を想うこと、そして春が巡ってくる、ということがキレイにまとまっていたと思います。
- 2025年5月23日お梅は次こそ呪いたい藤崎翔読み終わった一作目同様、お梅の呪いが思わぬ作用して結果的に幸せをもたらせてしまう…マイナスが働いてるはずなのに、それがプラスに転じる場面は毎話ともにクセになる楽しみ。 時々、読者に対して直接的なアプローチがあるので、(深さはまちまちだけど)作品の中に入り込む形で読書するタイプの私には、長くなった前髪が時々目にかかるような、「少しじゃまだな」と思ってしまう感覚。 ただし、深く考えず読める娯楽要素が強い作品。
- 2025年5月21日タクジョ!小野寺史宜読み終わったタクシードライバーという軸をもとに、働き、生きる意味を考える…良い意味で淡々と、登場する人、モノに生活感というか、街で見かけそうな雰囲気が漂う、実に小野寺さんの作品らしい一冊でした。
- 2025年5月19日
- 2025年5月14日
読み込み中...