
老いたアミア
@maa
2026年6月30日

社会
橋爪大三郎
読み終わった
読了!
社会について考えることは、この世界を丸ごと考えること。みんな気軽に社会社会というけれど、じゃあ社会って一体何なのか。人間の集まり?そもそも人間って何?言語?言語って何??みたいな、本当に0から社会を考えていく本。
ヴィトゲンシュタイン、ヴェーバー、ホッブズ、ソシュール、マルクス、モース等々、なんかもう色々とオールスター!!って感じでめっちゃ名前が出てくる。これを比較的スッと読めたのは、分からないなりに資本主義や歴史の勉強を続けてきたおかげかなぁ。この辺りの基礎知識がないと序盤〜中盤はキツイかも。普通に難解!
しかし!とにかく!終盤の歴史の項が素晴らしすぎる!!!!泣いた。近代を相対化すること、近代がどんな条件で組み立てられているか、その条件が換わったらとわんな社会が出来るのかを考えること…それこそが、「歴史を勉強する意味」そのものだなと思った。
歴史を勉強してると、今の社会が本当に本当にほんっっっとうに、偶然に偶然を重ねて、特殊な歴史的条件のもとで、特殊な文明の伝統のもとで成立したにすぎないということを思い知らされるから…!
世の中は人文知や社会学を軽視しすぎているし、教育に対して必要な投資が全然できてないと感じる。本書の「マルクスやヴェーバーがやろうとした、続きをやるのだ」という一文に涙してしまったけど、本当に、こういう本がもっと出てきて欲しいし、もっともっと読まれて欲しい。
