きらた "上高地の切り裂きジャック" 2026年6月30日

きらた
きらた
@kirata
2026年6月30日
上高地の切り裂きジャック
表題作と「山手の幽霊」を収録した御手洗シリーズもの 上高地で腹を引き裂かれた女の遺体が発見された やがて《決定的な物証》のある容疑者が逮捕されたが、容疑者には《絶対的なアリバイ》があった 久し振りの再読になります 表題作の「上高地〜」は、御手洗が海外に居る時期なので電話での参加、「山手の〜」は御手洗が日本に居る時期の事件なので石岡くんと共に行動となっています 私が所持しているのは原書房(四六判) なかなかにエグい装丁ですが、カバーを切っているってのもびっくりした記憶があります(あれ?帯はなかったか?紛失かなー) 因みに、第1版のこちらでは53頁の8行目に誤植がありました(名前を間違えてる) いつの版で直したかは知りませんが‥ _(:3 」∠)_ さておき 再読をしていて、表題作の短さに衝撃←? 《御手洗と切り裂きジャック》と言うと、作品内での明示はありませんが、読めば彼(御手洗)だとピンと来る《あの作品》が真っ先に浮かぶと思いますが、その作品のイメージが強かったのでしょうか? 本作は◯姦とかなんやらで軽く引く内容ではありますが、「御手洗の奇妙な(感じに思えた)助言からの解決へ」なので、形式的には読み慣れた流れの1編 展開早いな?もうひと捻り来るのか?と思いましたが、サラッと終わってました 2篇収録で表題作の方が短い作品なのは驚いちゃいますね( ノ ꇴ ˋ͈) しかし何と言うか‥被害者も大概な性格をしてるなぁ‥って感じで御座いました 「山手の幽霊」の方は、奇妙な謎が現実の出来事として解体されるタイプのミステリ(好物です) 執念と熱意と、悲しみと表裏一体のような滑稽味‥とでも言うか 初期?の頃の御手洗シリーズの短編集から感じる雰囲気を纏った短編(中編)と思いました また、御手洗が過去の断片を語ったりと、当時もふふふ(⌯'֊'⌯ )‬と頬を緩ませながら読んだ箇所もあり、全体的には‥なんか、懐かしいって感じかな? 傍から見ると奇矯めいて見えるけど、御手洗の中では筋が通っていて、なんでそんな事を!って事柄も、苦しんでる人を救う為に必要な行動なんだってのがこの作品でも描かれていて、だから、御手洗潔って探偵が好きなのかなぁ自分、と考えたりもした(隙あらば自語り) 平たく言うと表題作より「山手〜」の方が好きでしたって事になります 買ったきり読んでない作品もあるので、御手洗シリーズもぼちぼち読み進めて行こうと思ってます
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