"海辺のカフカ(下巻)" 2026年6月30日

塩
@Shio_3712
2026年6月30日
海辺のカフカ(下巻)
ついに中1の時に読んでわからなかったことを大学生になって理解した気がする。 個人的な考えだけど、 佐伯さんとナカタさんは半身を若い頃にどこかに置いてきてしまった。だから半身同士で、会わなくてはいけなかった。(予定調和的とも言える) ジョニー・ウォーカーとカフカの父親は同一人物。それと、最後にナカタさんから出てくる白い生き物も同じ。全部悪いものとして描かれていた。父親はナカタさんを媒介にして世界に入ろうとしていたがホシノさんが阻止した。 ホシノさんは唯一読者側。でもナカタさんと過ごしていくうちに世界を知っていく。 カーネル・サンダースは世界を動かすシステムそのものが具現化して現れたもの。 カラスと呼ばれる少年はカフカの分身のような役割で、おそらくカフカの代わりに最後の方に父親殺しを全うした。 「世界はメタファーだ」という文章があったが、物事は全て表側ではなく裏もあり、表だけを受け止めて絶望しなくてもよいのだ、という意味だと受け取った。 なかなか難しかったけど面白い小説だった。
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