海辺のカフカ(下巻)
70件の記録
- 綾鷹@ayataka2025年12月6日・世の中のほとんどの人は自由なんて求めてはいないんだ。求めていると思いこんでいるだけだ。すべては幻想だ。もしほんとうに自由を与えられたりしたら、たいていの人間は困り果ててしまうよ。覚えておくといい。人々はじっさいには不自由が好きなんだ

プカオ@panshg_01182025年11月15日読み終わった感想紹介上巻の方では、カフカ少年のパートの方が興味深かったが、下巻の方ではナカタさんのパートの方を面白いと感じていた。恐らくそれはナカタさんの旅の同行者となったホシノくんの存在によるものだ。『普通』とは少し離れ、共感というより風変わりだと感じる登場人物が多い中で、多少ヤンチャしたものの、そこからは普通に就職して、働いている最中に偶然物語に巻き込まれていく彼に一番感情移入できたかもしれない。旅の中で音楽の良さに気づいて彼自身の世界が広がっていく描写は特に好きな部分だ。そういった体験はあまりできないものだし、ふとした偶然で起こることが多い。私も読書でそのような体験ができて幸せだ。


みゆわ@miyuwa2025年8月20日買ったかつて読んだ感想読書日記語り手は信頼できないし、時系列は前後する。具体と抽象が常に行ったり来たりする。そう言う意味での読み応えはあった。気に入ったのは、カフカと大島さんの会話だ。2人ともメタフォリックな表現をする会話を好むが、カフカはやはりどこか15才らしく、大島さんほどメタファーや知識が多くない。これまで1人の時間に考えてきたことを披露するだけで、相手の言葉を受けて持論を展開すると言った会話の応用が未熟な感じがした。このカフカと大島さんの会話スタイルの違いを味わうのは楽しかった。 カフカ視点と中田さん視点が章を跨ぐごとに変わるため飽きなかった。星野青年の登場以降は、彼の俗っぽい性格や言葉遣いから、少し作品が自分自身に近くなって、面白く感じることができた。
haku@itllme2025年8月1日読み終わった田村カフカが歩いた数週間の高知での夏をわたしは誰と一緒に歩いていたのか読み終わった今わからない。 主人公は田村カフカだと思うのだけど、わたしはホシノ青年や大島さんが印象に残っている。 佐伯さんと図書館を見守ってきた大島さんとナカタさんと使命を共にすることになったホシノさん。 2人の言葉はカフカとナカタが私であるとするならば振り返りたくなるようなものばかりだった。 ナカタサンの途中の旅に出てくる登場人物との会話も楽しかった。運転手のハギタサンとか。今度パーキングエリアに止まることがあったら食堂に行きたい。 読み終わった今、わたしはあの山小屋に、高知に、いや、図書館に、あの海に行ってみたい。 「大公トリオ」を聞きたいし、「海辺のカフカ」の歌詞を読みなおしたい。 表紙の絵も読み終わった今は、懐かしい記憶のように思えるのです。 "すべては想像力の問題なのだ。僕らの責任は想像力の中から始まる" 大島さん 8月の初日にこの本に触れられてわたしは少し冒険チックなタフな夏を過ごせる気がします。






かな@kk714000262025年5月26日読み終わったp.135 「でも私は思うんだけど、生まれる場所と死ぬ場所は人にとってとても大事なものよ。もちろん生まれる場所は自分では選べない。でも死ぬ場所はある程度まで選ぶことができる」

数奇@suuqi2025年4月18日読み終わった3回目の再読となる今回の読了によってとても大好きな小説となった。初めて読んだときは内容が全く理解できず村上春樹節のクサさだけが鼻についていたが、改めてこの本を今読んで、今の自分の思想とこの作品のテーマがガチっとハマるような感覚を得られた。話はやはり難しいのだけれど、理解させることを作品側も求めておらず、むしろ読み手に解釈の余白を残しているように感じる。読むたびに感じ方が変わる小説だと思う。 単純に冒険活劇的なストーリーテリングが面白いし、最後の一文も最高に良い(村上春樹作品は最後の一文が良いものが多い)。とても感動した。


white bird@shiawasenina__re2025年3月21日読み終わった名言の宝庫。上巻読んでる時から既に読み返したいと思った。 たくさんの登場人物がいるが、嫌な人が誰1人いなくてみんな良い人。良いにも色々な種類があるが、それぞれが色々な良いを持っていた。そして、みんな孤独。それぞれの孤独を受け入れながら生きている。孤独も悪くない。あとどのくらいの種類の孤独を経験できるかな。










































