サブマリン "水車小屋のネネ" 2026年7月1日

水車小屋のネネ
水車小屋のネネ
津村記久子
この本は長い、という感想を読んだ。 誰がなんて思おうと勝手だけど、これを長いと感じる感性の人と私は分かり合えないなと思った。 本やドラマ、映画は読んだり観終わったりした時点で一度その登場人物たちと別れなければならない、 わたしはそれがいつもたまらなく悲しい。 でも、水車小屋のネネは、多くは語らない登場人物たちの"その後"をしっかり描いてくれていて、 その時点でありがとうと言いたくなった。 登場人物たちの成長や歳を重ねていく様子を描く必要があるため、どうしてもボリュームが多くなってしまうが、そこがまた良くて。 一気に読むのではなく、年代ごと、登場人物たちの歳を重ねていく様子に合わせてこちらもゆっくり読むのに向いている作品だった。 本を読んでいる側のわたしは、登場人物たちの行方を見守っているはずなのに、 読み終わった時 こちらが寂しくならないようにずっと寄り添って見守ってもらっていたような感覚になる 読了後、胸の中ぎ本当に温かった。
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