
ぶんか遺産
@bunkasremains
2026年6月30日
法月綸太郎の不覚
法月綸太郎
読み終わった
全体的に安定した出来で、それなりに楽しかった。特に短編3つはどれも程よいロジックと真相で満足した(2/3が既読だったけれど、内容をほとんど忘れていたから問題はなかった)。ただし、書き下ろしの中編は決め手に欠けるような......最後の方はややがっくし。令和ならではの彼らの気苦労は面白い。
正直言って、新刊のハードカバーだと考えると......もう少し満足したい気もする......お値段的に。単著未収録作品を纏めてくれただけでも嬉しく思うべきか。
それはそれとして、法月綸太郎シリーズといえばこの独特の雰囲気。法月父子の気心知れたような、でも若干気まずいような関係性が、本家クイーンともまた一風違っていて好きだ。安楽椅子的シチュエーションが多いのも、パズラーの遊戯に徹していて好ましい。シリーズは数冊読み残しているものがあるので、近々読みたいところ。
