りら "古代アメリカ文明 マヤ・アス..." 2026年7月2日

りら
りら
@AnneLilas
2026年7月2日
古代アメリカ文明 マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像
古代アメリカ文明 マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像
井上幸孝,
坂井正人,
大平秀一,
青山和夫
刊行時から気になっていて一度は図書館から借りたけど読む時間が取れなかった新書で、『王墓の謎』に引き続き古代史と講談社現代新書繋がりでオーディブルで聴いてみた。 が、これまでも新書を何冊かオーディブルで聴いてきたけれど、今まででいちばん理解度・定着度が浅くなってしまったと思う。 固有名詞の9割を初耳の状態で、地理関係も用語にも不案内なまま、しかも図版のPDFもごくわずかしかなく音声のみで諸々把握するのは激ムズ過ぎる。 慌てて図書館から借りてきたら紙の本は図版が山盛りだった。権利問題とか色々あるのかもしれないけれど、オーディオブックでも切に元の本と同様に図版をご用意願いたい。 マヤ、アステカ、ナスカ、インカ、と地域ごとに執筆者が異なり、文明の性質上、扱われるトピックも同一ではないので、自分の知識不足もあって読了してなお、渾沌としたイメージが拭えない。ナスカが他の三つと並立して章立てされているのも新鮮というか未だに不可解。あと北米については語られるべき文明が本当にないの…? とりあえず「四大文明」という概念はもはや古く、世界史教科書の記述も昨今の研究成果を踏まえて更新されていくべきというのはわかった。 「あとがき」には日本における古代アメリカ文明論の研究史や、本書執筆へと結実した著者同士の親交が記されていて面白かった。 紙の本で復習して、なおかつダイアモンド『銃・病原菌・鉄』にも再チャレンジした暁にはローラン・ビネの『文明交錯』を読みたいと思ってるんだけど、果たして文庫化までに間に合うのか。 オーディブル1.85倍速。
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