
図書館マン
@tosyokan-man
2026年7月3日

踊れ始祖鳥
くろだたけし
読み終わった
購入本
短歌集。逸材発見。
あたりまえ体操みたいなユニークさがある。
なぜが読んでいる最中、頭の中であたりまえ体操がずっと流れてた。
全体に漂う仄かな虚無感、薄暗さと薄明るさが同居しているようなユニークさが特徴的。
生活短歌という感じかも。
生活の中で暮らしていれば当たり前のことばかり書かれているんだけど、視点がいつも天から見つめている感じで、ちょっと捻った角度から投げられている短歌。
不思議と非日常風に読める。
(本著から引用した個人的ベスト10)
『制服が嫌いなことと似たような服しか着ないことは別だよ』
『曇天の昼間を照らす天井の灯りにみんなだまされている』
『知り合いに会わないほうへ曲がっても知らないだけで似たような道』
『待っているわけではないとわかってはもらえないけどまだここにいる』
『はやらずにすぐに忘れた歌だから思い出しても懐かしくない』
『ペンを投げパソコンを投げ椅子を投げバーカバーカと言えばよかった』
『行けなくていいから誰も穢せない尊い場所があったらいいな』
『僕たちがわかりあえたということはどのようにしてわかりあえるの』
『晴れないとわかってからは青空を思い出さない人のしあわせ』
『この道がどこかへ続く道ならばどうして誰も来なかったのか』
