
LUCiA
@gogo
2026年7月3日

三島由紀夫の肉体
山内由紀人
読み終わった
ようやく読み終わった。。。
三島由紀夫はそんなにたくさん読んでないんだけど、痺れるような美しい文章だったと遠い記憶。
三宅香帆さんがページターナーズでおすすめしていたので読んでみた。
三島由紀夫が体を鍛え出して、それはやがて自決するための伏線であった、と言うのが本書。だと思う。
昔、『薔薇刑』はどこかでぱらっと見た気がして。筋肉の人だと思ってたけど、元々は青白いインテリ代表のような人だった、と写真付きの説明がある。私の好みとしては、青白い頃の方が良いな。
お祭りで神輿のかつぎ手をやった時の純粋に嬉しそうな顔がステキだ。
「ボデービル」にハマってからは、ボクシング、剣道、空手などどんどん肉体を鍛えまくっていき、スポーツ紙にボクシングなどの観戦記を掲載するまでになっていったそうな。東京オリンピックの特派記者としても活躍し、東洋の魔女・女子バレーボールの試合に涙した。有名な楯の会の記念写真はなかなかカッコいい。
お酒が得意ではなく、楯の会のメンバーも礼儀正しい良き青年たちで構成されていた。ただ、国粋主義であることは自認していた。
三島さんがそもそも切腹にこだわったのは、二・二六事件を少年時代に見聞きしたから。そこから、えーっと、著者はいろいろ書いていたけど、私には消化できておりませぬ。様々なスポーツと三島さんの心境について分析を書き連ねているが、すまぬ。ふむふむ。で止まってしまった。
たぶん、いや絶対に著者の意図とは違うと思うが、分析よりも当時の社会とか雰囲気とか、言葉使いとか、そんな歴史資料として楽しませてもらった。三島由紀夫の死から50年以上。ほんと、言葉ひとつとってもかなり変わってきているなぁ、と感じた。
切腹のあと、介錯してもらい、首をはねられたとか、、、。マジかー。なんというか、ほんとにもっと違う時代に生まれたかったんだろうなぁ。
私のいちばん好きな箇所は、神輿をかつぐ嬉しそうな三島さんの写真。
久しぶりに三島由紀夫の本をまた読みたくなった。読みたい、と、読む、は違うけど^^;
