阿部義彦 "蔵書一代" 2026年7月4日

蔵書一代
蔵書一代
紀田順一郎
中公文庫新刊。 キケロの言葉『書籍なき家は、主なき家のごとし』 去年90歳で亡くなった書誌学の権威である紀田順一郎さんの蔵書をめぐる本に、自著解説、荒俣宏さんとの対談等を増補したものです。私でさえ、所謂黒っぽい本の事は名前でしか知らず、所有してるのも白い本ばかりで、近年古本屋、ブックオフ含め所蔵品の対象は白い本ばかりになりつつあり、図書館での品揃えでも、新たに買うのは人気のある本ばかりになり、資料的な専門書は敬遠されて、散逸するばかり。図書館ボランティアが出た時点でもう、私的には失望しか有りません。じゃ正規職員はどれだけ給料安いのだろうかと。歴史学的にかなり読み応えがありました、70年くらいのカッパブックスは、かなり衝撃的でそこからビジネス書と言うのが生まれたとか、やはり自分はフィジカルな本には特別な思い入れがあり、何度も本を処分しても、その度にこれは売れないの選別をかいくぐった自分の本棚の背表紙をつらつら見るだけで、微笑みが止まらないのでした。
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