
橘海月
@amaretto319
2026年7月4日
ライアーハウスの殺人
織守きょうや
読み終わった
#ミステリ
冒頭の“大金持ちになったら洋館を建てて◯◯館と名前をつけ”で笑ってしまった。隠し通路がある洋館を建て、完全犯罪を行うはずだった主人公。共犯のメイドと計画し予定通り客人を招いたが、第一の犯行から予定外ばかり起こり…ミステリ好きにはたまらない一冊。
思わぬ遺産が入りお嬢様となった主人公以外にも、冷静に殺人計画を練るメイド、舞台を彩るために招待された刑事に霊能者と、特徴的かつ魅力的な登場人物達もよかった。また、事件が起こった後に取り乱すことなく、協力してその場を乗り切ろうとする女性陣の様子など、ありきたりな展開じゃないところも良い。
そして意外な犯人からの、最後の落ちで違和感が解けてからのラストもよかった。いやぁ盛り沢山だった。きれいに騙された。読み終えてから改めて表題の良さに感心する。作中で古今東西のミステリについて、ネタバレせず言及しているのも楽しかった。詳しい人はぜひ、いくつわかるかも気にしながらどうぞ。

