Rica "塩の道" 2026年7月4日

Rica
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@rica_bibliotheca
2026年7月4日
塩の道
塩の道
宮本常一
宮本常一の本は他に2冊持っていて、いずれも長いこと観葉植物(=積読)のままだった. 先日、ふと手にして読み始めたら、惹き込まれて止まらなくなる(ふと、ってふしぎ. 思い返しても、いつもふとのきっかけがつかめない. だからふとなのか...). ていねいに読み返したい. 表舞台でよく知られている歴史も大好きだけど、こういう表舞台には出てこない、みずからの足で歩いて、その土地に暮らす人々の声を聴き、考察された内容、詳述も大事にしたいと思う. _______________ 米や麦を食べるとか酒を飲むとかは、これはすべてわれわれのエネルギーになります。しかし、塩は、食べてそれがエネルギーになるというものではなく、我々の体の中にあるものをぐるぐる回していって、最後にはこれを排泄させるという、つまり循環の機能を助け、そして健康を保全するという働きをするものです。もし、塩がなければ、そういう作用、働きがストップと言うくらいにたいせつなものでありますが、塩そのものはエネルギーを生まないという一つの大きな特色をもっている。(中略) エネルギーを生む食物は、その中に霊が宿っているというので、たいてい神に祀られています。米なら米、麦なら麦、粟なら粟、それぞれ穀霊というものがありますが、塩には霊がないので、塩自体を神に祭った例は出てまいりません。(本文より) _______________
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