
にこまこす
@poco_rit_1789
2026年7月5日
読み終わった
再読!チ。全体のネタバレを含みます。
気づきや感想など。
娘に近づきブチ切れノヴァクさんからスタート。ノヴァクさん、ここの描写だけ見ると死を受け入れている。オクジー君とは意外と冷静に対話する。
オクジー君初登場時からは考えられない覇気。地動説は彼をここまで変えてしまった。
夢で大学に通い地動説を研究するオクジー君…
もうすぐ天界に届く塔(夢でよく見そうな景色)
こんなもの建てていいのですか?そもそも止めることなどできないのだ。これは彼の気持ちの具現化かも。地動説を前にして彼らは止まらなかった。(止まれなかった。)
この世に期待するために研究をしたと語るオクジー君…しかし本当はもっと大きな理念に動かされていると諭される。
大きな理念とは、心の底で憧れ求めたもの…
改めて、ノヴァクさんはオクジー君と結構丁寧に話す。バデーニさんとの描写はない。ラファウ君の時のように、話したのだろうか?
迂闊にも憧れて求めてしまったからだと思います…自由(大きな理念)を… 知的探究の自由を誰よりも求めていたのはオクジー君とヨレンタさんだった。
オクジー君は育ちこそ描かれないが、空に焦がれた幼少期、貧民への施し、すぐに文を書けるスペックなどから察するに、生まれながらの貧民というわけではなく特殊な事情があったのだとおもう。彼の求めるものが地動説によって「天国」から「自由」に変わったが、本質的に求めているものは変わってない。
バデーニさんとオクジー君、再開。眼帯取られちゃってる。拷問中バデーニさん、地動説と協力者をきちんと守る。やはり心豊かな人。
バデーニさんもかなり賢いが、ノヴァクさん年齢もあるが一枚上手だなという印象。
拷問を後ろで見てるのはダミアンさんかな。目立つキャラじゃないけど、ノヴァクさんの側近として重要な場面に結構映る。本当に燃やしたんじゃ?という感情が、三章以降に繋がるのか…
出会ってから観測の役割を与えずっとそばにいたオクジー君の目を守ったバデーニさん。生きながら視力を失う辛さを味合わせたくなかったと。
処刑の知らせをして帰っていくダミアン司教が暗い、この仕事に疑問を持っているのがここでわかる。
君の文章は論文としての価値はない。が、それ故に感動が伝わるだろう… バデーニさんが歴史を重んじる人になった。オクジー君、ピャスト伯、ヨレンタさんとの出会いが、先人や過去を思いやる心を与えたのだと思う。
バデーニさんが拷問からオクジー君の目を守ったので、オクジー君は死に際天界を見つめることができた。そして観測士として、それをバデーニさんに伝えることができた。感動的な場面だ。
「今日の空、なんか綺麗」→「絶対にする方法があるぞ」→綺麗だと2人で見つめる。最後にこの世に期待する。美しい最期。
グラスさんと異端が回想として描かれるのも、物語のバトンを感じられて良い。
ヨレンタさんとの飲み会があってから亡くなるまで6日間。オクジー君はおそらくその間ほぼ眠っていた。あまりにもあっという間。バデーニさんは手紙を届け、勾留されている間不安に駆られていたかも。
アントニさんヨレンタさんの手袋をとる。象徴としての守りがまたなくなる。
新人審問官シモン君は自分の信念に従い行動する。ラファウ君は地動説に未来を奪われたとも言えそうだが、彼の場合は権威に未来を奪われたと言えそう。
アントニさん象徴(手袋)をノヴァクさんに渡すのは自分のメンツのためだろうか。手袋から思い出す娘との思い出が切ない。ヨレンタさんにはいつだって誠実だった姿勢がわかる。泣き崩れる裏主人公の背中があまりにも辛い。みんな誰かにとっての特別な人なんだと気付かされる。
クラボフスキさんと市民の会話から、この時点でピャスト伯の訃報から半年経過していたことがわかる。
バデーニさんの手紙でルクラティウスの詩に出会う。「心からお願いします」のところ、原作はクラボフスキさんしか映らない。アニメの背後にバデーニさんが映る演出はとても良かった。
ルクレティウスよりも、書き残してくれた人に思いを馳せるクラボフスキさんやはり優しすぎる。
2人の処刑後も2人の描いた物語は地球の如くゆっくりとでも確実に動く。この世に何かを残せたんだなと私たちが感動する。
金髪のやつの考えはよくわからないが、髪を結んだあいつはいつも優しかった。その優しさの背後には配給を増やしたバデーニさんの行いもあるはず。
しかもバデーニさんは貧民に対し「クラボフスキさんをふさわしい」と言った。あんな態度をとっていても信頼していたんだ。
「心からお願いします」というバデーニさんの言葉がクラボフスキさんを動かした。感動が詰まっている第二章だった。この本が彼女に伝わるまで、どんな経緯があるのだろうか。