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にこまこす
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@poco_rit_1789
2026年6月記録開始。 100分de名著10冊、小説5冊、その他5冊、読んで記録するのが目標。
  • 2026年7月10日
    ソクラテスの弁明・クリトン(プラトン)
    人生で初めて、所謂「古典」を読んでみた! 価値観や固有名詞や言葉遣いに慣れなくて、ソクラテスの弁明は難しく感じた。クリトンは想像してた対話篇で読みやすかった。でも芸術面で評価されてる所以などはまだわからず。 無知の知ってこういう語られ方したんだ〜善く生きること/正しく生きること/美しく生きることは同義だよね〜などの文章を自分で読めたのは嬉しかった。(聞いたことしかなかったから) 1番大切なのは善く生きること、という部分が共通認識として語られるのを目の当たりにできたときは感動した。 全体的にプラトンがソクラテスに対して愛と敬意を持って綴られているのが伝わってきた。彼を歴史に残そうと必死だったのかな〜と思った。紀元前にもこんな形の愛や文学があったのか〜と不思議な気持ち。 もっと学んでから再読したい!
  • 2026年7月10日
    アトウッド『侍女の物語』『誓願』6月
    100分で名著4冊目。一応再読。 シスターフッドの繋がり、搾取される側に意図的に作られた対立と分断、プラトンの国家など文学としての作品の影響など。ディストピアはユートピアの延長にあるという意味について前より深く理解できた。原作も読みたい。
  • 2026年7月9日
    チ。-地球の運動についてー(8)
    再読!チ。全体のネタバレを含みます。 気づきや感想など。 オクジー君はこの世に期待することで恐怖から解放されたのに、シュミット隊長は神ではなく自分の判断を信じたことで初めて恐怖を感じるの、とっても興味深い。 信仰が深まることで死を受け入れた人もいれば、信仰が揺らぎ死を覚悟するシュミット隊長もいる。 惨めだと言われても、自分が選んだ運命を受け入れる強さがあったのは、彼に神があったからかもしれない。 活版印刷を用いた本について、またマルクスが喜びそうな話をするドゥラカちゃん。 アントニ司教、認めた人間の話はしっかり聞く。けどヨレンタさんをあんなふうにした人なので、気持ちの折り合いをつけるのが難しい人物。 地動説が異端かどうかは権力者の裁量で変わる… ここで伝書鳩を含めた契約をするから、ラストにつながる。 アントニ司教が地動説を弾圧する場面は確かになかったが、ここはノヴァクさんを思うと辛いシーン。アントニ司教のお父様も天文をされてた、彼は何をどう解釈したのかな。 フベルト、ラファウ、オクジー、バデーニの名を叫ぶノヴァクさん、最も地動説に狂わされてる… 地動説の迫害を実行したのは私だけ…?気の毒だが、受け入れるしかない…アントニ司教、情で動かない唯一の人物なのでは? 君や君が担当した異端者たちは歴史の登場人物じゃないと言い切るあたり、そう感じる。 死の責任は神じゃなくて人が引き受ける、反省と自立がある、暴走した文明に歯止めを、異常な技術を乗りこなせる知性に… ヨレンタさんたちと出会って日が浅いはずのドゥラカちゃん、成長が凄まじい。 幻覚ラファウ君。 何人も石箱に人生を狂わされてきた…ノヴァクさんも。 地動説が異端でないのなら、この物語の悪役になってしまうノヴァクさん。 同じ時代を生きた偶然に奇跡を見出すラファウ君。(でもこれはノヴァクさんの幻覚なので、ノヴァクさんの言葉だと思う)ヨレンタさんとおなじだね。 ノヴァクさんは確かに敵対していたけど、物語には大切だった。 ラファウ君に対して、信念や信仰に殺されるには若すぎると心を痛めたノヴァクさんも、大切な物語の要素だった。 最後に思うことは、「娘と天国で再開したい」ではなく、「娘だけは天国にいっていてくれ」だった。手袋と手の再開によって彼は地動説を受け入れたかもしれない。手袋を彼が守ってるということは彼女は天国に行けたのだと思う。最も悲しい死だ。 ドゥラカちゃん、手紙出す約束果たせて良かった。 死んだら全て終わり。彼女は金や知識があったけど、託したいと思えるものはまだなかったのかもしれない。だから死を強く恐れる。恐れ見れなかった朝日を美しい物だと教えてくれた人がいたから、なんとか幸福な最後の表情で命を終えられた。ドゥラカちゃん、幸せだったのかはわからないが、これで良かったと思えるものには、地球の運動を通して出会えたんだね。 1468年ポーランド王国と、明確に表記される。 知と空を恐れるアルベルト君。 プライバシーに配慮した告解室の登場で歴史が進んでることを認識させられる。 天体観測を好む少年の父は学ぶのを重んじたが、歯止めの効かない探究心には懸念していた、 親がいなかったけど裕福な生活を送れたラファウ君、1章とリンクしている。 神が作つくった世界を知りたいと願うことを尊い欲望だと言い、少年の好奇心を全肯定した。 お父さんが持っていたある資料。それは宇宙の形を根本から変えてしまう画期的な説に関する物… もしかしたら バデーニさん、クラボフスキさん、ヨレンタさん、ドゥラカちゃんが残したオクジー君の本かも?(地球の運動について) 矛盾は両立する、何故なら人間だからという言葉は、学問と宗教の話をしたヨレンタさんとドゥラカちゃん、研究姿勢と信仰の話をしたオクジー君とバデーニさん、などを想起させる。 そしてこの告解室の聖職者はこの世界が奇跡的だと知っている。 友人の命を見捨ててしまったこと。2章でヨレンタさんを庇って信じてしまった彼のこと? 神は居場所になってくれることを説く。神は口を開かないから私達は考え続けられる。それを幸福だと思いたいと願う。 異端審問官の彼なのだとしたら、こう考えるまでに一体どんな苦難があったのだろうか。異端思想の人物にも接した上で、思考を幸福だと言えるのは強く魅力的で美しいなと思った。彼の言葉がアルベルト君の救いになったかはわからないが、彼の人生を前向きにしたのは確か。 硬貨を捧げればパンを…税を捧げれば権利を…労働を捧げれば報酬を…一体何を捧げればこの世の全てを知れる?チ。の初めのシーンに出てくるテーマに戻る。 矛盾が両立し得ること、父親も先生も正しかったが有効ではなかったこと、足りないから補えること、人間はポリス的な動物なこと、タウマゼインを肯定すること、そんな知識と希望を携えて前に進むアルベルト君… 大学に入学し、空を見上げる。 受け継いだ人たちの姿が映る。 空を見て息を吸う。 アニメも原作も、とても良いシーンだった。 街に溢れる他愛ない会話から、地球の運動を知り、タウマゼインを感じる… アルベルト君が出るまでのラファウ君〜ドゥラカちゃんの物語は、P国において地動説を研究した人たちのファンタジー。アルベルト君登場後は、史実に基づいた「あったかもしれない」物語? 地動説を受け継ぐ人たちの物語だけど、本質的には地動説を通して自由を追い求めていたこと、研究や仕事のために情は不要だと自分に言い聞かせつつ、仲間のために犠牲を払った者たちがいたこと、その全てが歴史となったこと、が物語の面白いポイントだった。感動できた。
  • 2026年7月9日
    チ。-地球の運動についてー(7)
    再読!チ。全体のネタバレを含みます。 気づきや感想など。 拷問シーンからスタート。水責めしてるのは覆面をつけた人。オクジー君的な立場の人かもしれない。彼もまた異端の輸送に関わった。今回も外部委託? 審問官のアッシュ君は至って真面目にはたらいてる。ダミアンさんは司教になった。 私も若い頃は君と同じような使命に燃えていた。しかし長く生き… このやり方で世界が好転してるとは思えない。このように考えた聖職者も沢山いたんだろう。だからこそ歴史は動いてきたんだろう。ダミアン司教やはり目立たないが重要人物。 地動説の本について、1年ほど前廃村の教会から見つかったことが伝えられる。クラボフスキさんの村が廃村になったと考えるのが自然…彼はどうしているんだろうか。オクジー君とバデーニさんの歴史を残してくれてありがとう… 「ポトツキに寄付しろ」の文章でダミアン司教の顔色が変わる。地動説を研究しとらえられたものだ。35年前私も担当した事件だ… まさかあの村の青年二人が?勘が鋭くてノヴァクさんの側近で務めてきただけあるなーと思わされる。 アッシュ君上司にもはっきりものいうところ「令和」っぽい。 落ちぶれてしまったノヴァクさんを「お世話になった上司」だからと言って雇うダミアン司教やさしい。ノヴァクさんが務めてた頃の司教さんも、ただ宇宙論について彼に委託しただけでなく、信頼があったのかも。 娘を奪った地動説を憎むノヴァクさん、ラファウ君の言葉が脳裏に焼き付いてる。 解放戦線の組織長が女性だと知った時、悲惨だなと同情するのは娘のことを思い出したからかな。 活版印刷についてここですぐ浮かぶノヴァク審問官、娘さんの頭のキレはここの遺伝子か〜。 ドゥラカちゃんとヨレンタさん接近。「貴方の燃やした物はおそらく私の古い友人が書いた物だった」… 青年二人を友人として25年間思い続けてきた彼女の歴史が気になりすぎる。 土星が同じ位置にいたのは30年前。ポトツキさんの件が35年前なので、この時もう地動説は始まっていたんだよね。 あなたの読んだ地動説を覗き込むと、神の偉業が見えてくる。25年前、バデーニさんと描かれた以上に地動説について語り合ったのかな。 本を読んだたった一人の存在で、地動説を知ってる仲間という表現、すてき。 教会に奪われた父と友を取り返すヨレンタさん。個人の自由を制限する権威は妥当されるべき。対してドゥラカちゃん、思考停止は宗教ではなく学問の中でも起こりうると話す。宗教と学問を紐づけて行われる二人の対話がとてもおもしろい。 私の目的地には自由があると信じてるから。オクジー君も自由を願っていた。彼らは地動説そのものよりも、自由に学問ができる世界を求めていたんだ。自由の定義は、そう問えること。 印刷機を貸してあげてもいいというヨレンタさん、きっとあの二人にあった頃の「協力されづらかった頃の自分」を思い出したんだろう。 次頁、本の内容を語るドゥラカちゃんの後ろ姿がオクジー君になる。この演出で何度も泣いた。 やっぱり、文字は奇跡ですね。あのとき文字を学んで、教えて、良かったね。残してくれたバデーニさんとクラボフスキさんも素晴らしい。感動的。生きたヨレンタさんが、古い友人と再会できた。 信念を忘れさせる何か、その感情、ヨレンタさんは失った家族のことなどを思い出してるのかな。殺してしまった人を思い出してるのかな。 死を受け入れたいレヴァンドロフスキさん。ドゥラカちゃんに死を受け入れることについて意識させた最初の人物かも?ラファウくんや2章で亡くなった人は皆死を受け入れていた。 死を忌避するんじゃなくうけがいたい。天国よりこの世を重視してる人だ。 神の解釈の違いで家族が殺された。問題なのは「私が特別ではない」ということ… 人の知性を信じないというより、彼は信じられなかったのかもしれない。 技術は自然が成し遂げないことを成し遂げることもある。シュミットさんはこのときまだ彼女を受け入れてなさそう。ただ、受け入れないという意味で彼女を平等にみている気がする。ヨレンタさんが受けた差別はここにはない。(民族的な差別は教会にされてたけど) 女性の立場の移り変わりを描いてる。 印刷機とバトンをドゥラカちゃんに渡そうとする39歳のヨレンタさん、だれよりもかっこいいよ。 出発前、ヨレンタさんの頭巾がドゥラカちゃんに譲られる。守りの象徴の手袋があの拷問のときにとられ、父に渡ったのだとしたら、頭巾は彼女が闘ってきた証かもしれないね。 託すという姿勢、人が記憶にこだわるのは神が人に学びを与えるため。この辺りの言葉から、ヨレンタさんは地動説だけでなくあの二人の気持ちをしっかり汲んでくれていることがわかる。 「歴史は神の意志の下に成り立ってる」という考えは、シュミットさんたちに共感されたのかもしれない。 人の生まれる意味は善への鈍く果てしないにじり寄りに参加すること… レヴァンドロフスキさんの考えと近い。 みんなの考えを受け継いだ、あるいは与えた、強い女性…うつくしい。 いざってときにひかせない、記憶の中にコルベさんの善意もある。 文字通り、全歴史が彼女の背中を押してきたんだ… そしてオクジー君、ラファウ君同様、地動説を愛したことを祝福する。 ドゥラカちゃんヨレンタさんともっと話したかっただろう。 異端のネックレスと手袋を持つノヴァクさん… ヨレンタさんの回想、地動説を教えてくれたバデーニさんと、何かを知るオクジー君の色が濃い。 火薬を挟んで再開してしまうの辛い。ノヴァクさん、手を見て何を思った? ヨレンタさんの記憶を引き継ごうと決心し頭巾をかぶる。バデーニさんにせよ、ヨレンタさんにせよ、とても情が深かった。だから誰かが引き継いでくれるんだ。 ボルコさん。アニメだと名前出てたっけ? 既存秩序を崩壊させるために使われた、地動説。感動によって残ってきた本が地球を別の意味で動かす時って感じがしてワクワクするね。 シュミット隊長もドゥラカちゃんのことを仲間として紹介してるあたり、情に溢れてるじゃんとなる。 表紙に、ヨレンタさんの名前を入れたいと言ったドゥラカちゃんに泣ける… 自分の名前で論文を発表できなかったヨレンタさんが、彼女に上を与えたことによって、自分の名前が乗る事になった… しかも、ドゥラカちゃんの信念を象徴してきた鉛銭によって。 異端解放を異教と強く憎むフライ君、彼にはどんな過去があったんだろう。正統派を信じた彼は地動説をどう思ったんだろう? 神を信じてないドゥラカちゃんの見てきた景色と、信念が、組織と地動説の運命を変える。そして神に決断を委ねる、それをシュミット隊長が神ではなく自分の判断によって答えを変える。 オクジー君が地動説によって天国よりこの世を重要視するようななったように、シュミット隊長も神よりその場の人を重視するようになった。それを変えたのは、ドゥラカちゃんなのだろう。 ここまで信頼を集めたヨレンタさんも、神を崇拝した上で、この世を大切にしたからだろう。底辺に張り付けられた生活から解放された。大地の運動「地動説」によって。 ドゥラカちゃんに朝日を美しいと思って欲しいシュミットさん、「また夜空を見てくれ」とオクジー君に願ったグラスさんを思い出させる。地動説は常に感動や願いと共にある。 次回予告の引用に創世記の「光あれ」が使われる。朝日の光、地動説に対する希望の光、新たな世界の始まり、そんなことを感じる。
  • 2026年7月7日
    チ。-地球の運動についてー(6)
    再読!チ。全体のネタバレを含みます。 気づきや感想。 信仰の歪み、聖職者への批判から始まってシリアス。 豪華絢爛な装飾、十字架(ぐうぞう)、このへんはカトリックへの問題定義でもあるのかな? ここだけだと、異端解放戦線の思想に一直線にはならない気がする。描かれてない葛藤を想像すると胸が痛い。それでも神を信じてるところも興味深い。あくまでも敵は権威かな。 「勘違い」で死んできた歴史… 爆薬が生まれる悲劇… シュミット隊長の「ドガン!」にせよ、バデーニさんの壁パンチの「ドガ!」にせよ、オノマトペおもしろい。 異端解放の彼らは地動説をどう捉えていたんだろう?情報の解放のためという合理的な理由はわかるけど、地動説への気持ちはあまり語られないような。 聖書を持って「信じない」といいたまえ、ここでも言葉を重んじられる。 理念について、異端解放戦線はC教に文句はないが私(シュミット)は違うと語られる。 回収した本について「大地が動く」と確かに書いてある、「オクジーやバデーニという名は?」というやりとり…25年越しに彼らの積み上げた歴史が動き始めることに魂が震える。地動説はまだ終わってなかった。 目的の廃村、ここはもしかしたら過去に誰かが住んだところ? フライ君が地に目を通す。おそらく残したのはクラボフスキさん、回収したのは正統派、この本に新鮮な形で向き合い読み始める初めて人間は実はフライ君なのね。 シュミット隊長、戦闘力高すぎる。 朝日を後ろ目に見るドゥラカちゃん。 今まで語られてきたのはアリストテレスやソクラテス、思想的に垣間見えるのはニーチェ、コペルニクス、ケプラーなど、あくまでも小出しだったが、ドゥラカちゃんの登場で一気にマルクスてきな話になる。時代が進んでることが私たちに伝わる。 教会が知を独占したことへのアンチテーゼとしての、利益の独占ともとれて、物語がおもしろくなる。 ドゥラカちゃんは頭のキレに加えて伝える力があり、1.2章には出てこなかったタイプの逸材だよね。しかし「死ぬ不安は拭えない」と金に貪欲になる、ラファウ君、オクジー君、バデーニさんに比べ、死を強く恐れる、もっとも等身大に近い主人公とも言えそう。 神を重んじてきた1.2章に対して共同体を重んじる移動民族の話を組み込んだのは、知的で斬新な演出かも。 弱者を救済する仕組みがない、倫理を失った自由は混沌、、達観した現代へのメッセージ。 「もしかしたら私は一生…このままで終わる運命なんじゃないか」特別になりたいという意思と大胆さはバデーニさんを思い出させる。 夜空を見れなかったオクジー君と対比させられる、朝日を見れないドゥラカちゃん。オクジー君は朝を、ドゥラカちゃんは夜を、どう思っていたんだろう? 「神が存在する証拠はない」ニーチェがいった「神は死んだ」を思わせる、思想における革命的な場面を組み込んでる気がする。 「神に気を遣わなくていい」という言葉選びも良い。ドゥラカちゃんの支えになっただろう。 「むしろ神に奪わせるな」天国ではなくこの世を重視したこれまでの登場人物たちを思い出させる。 考えるために文字を学べ、その過程に知性が宿る。叔父さんは文字が奇跡に値することをどこで知っていたんだ。 そしてドゥラカちゃんに信念を与えた。 この後の叔父の行為は悉く酷いが、なぜか嫌いにならないのはドゥラカちゃんに信念を与えたことと、彼もまた二面性を持った等身大の人物だからだろう。 その家に入る前、ドゥラカちゃんは血を見る。叔父さんの話で「知」を得て、「血」を見て、そしてこれから「地」を目撃する。そんな演出から物語のクライマックスが垣間見える。 本を開いて3章が始まる。ラファウ君やバデーニさんが紙にペンを走らせた時のように、物語の転換はいつも机上の発想から生まれてきた。 天と地の階層は存在せず…すべては一つの秩序の中に…人々は底辺にはりつけられた生活から解放される…この大地の運動「地動説」によって…(最後はこの大地を創った神への崇拝で終わる) 習ったばかりの文字でここまで書けるオクジー君ハイスペすぎる。ラファウ君とバデーニさんはラテン語を使ってたみたいだけど、オクジー君はどんな執筆をしたんだろう? 刺激的な本の内容、教会の権威が揺らぐ時代、あとは生産技術。 利益の一割のポトツキに…受け継がれ続ける一文。 「文明を授けた」という正統派にたいし、聖書の引用で反論するドゥラカちゃん、頭脳明晰でやはりつよい。 金が欲しかったら重要なのは生産。マルクス齧ったあとなのでこの辺ほんとおもしろい。 アントニ司教、このときドゥラカちゃんの賢さを買ったわけだが、他にどんな企てがあったのかな? 解放戦線の武力行使、いつ見てもやりすぎに見える現代人。 オクジー君の本これで燃やされるの2回目だね… シュミット隊長絶対に部下を責めないし責任を取る覚悟が常にあって上司としてはかなり良さそう。ドゥラカちゃんの信念などを素直に受け入れて対話するのも良い。 神を信じてない相手にめっちゃ思考するのも、悪い人じゃないんだなと思わせられる。 自然主義のシュミット隊長と、資本主義を捉えるドゥラカちゃんの神と知性に関する話。正反対。朝日を見て泣く女と朝日から神を感じる男。全てがコインの伏線だ。すごい演出。 シュミット隊長を通してドゥラカちゃん活版印刷に出会う。絶対を揺らがせる。情報を解放させる。知の解放を試みた組織長と、解放戦線と、それで稼ぎたい少女… 初めて25年後の物語、第6巻を読んだ時、最終頁に出てくるヨレンタさんを見て鳥肌が立ったことを今でも鮮明に思い出す。 彼女がずっと闘ってくれていたのかと。 ヨレンタさん、シュミット隊長に対しどんな風に話していたんだろう。オクジーとバデーニという人が地動説を愛したということをどこまで、どんな風に、どんなところで、なぜ彼に、伝えたんだろう?
  • 2026年7月7日
    フランス革命
    フランス革命
    フランス革命とはなにか?それは「劇薬」であると仮定し、解説が進む書。 明治維新との比較、Les Misérablesに秘められたフランス革命精神の話からぐっと引き込まれた。 背景にあったイギリスの産業革命、ヨーロッパでの立場、旧体制の限界、人間としての尊厳、そんな革命のきっかけも丁寧かつ簡潔に語られる。 旧体制を倒して権力を握りたい/特権の誘惑に負けて旧体制に取り込まれる、ブルジョワの二面生の解説良かった。
  • 2026年7月5日
    チ。-地球の運動についてー(5)
    再読!チ。全体のネタバレを含みます。 気づきや感想など。 娘に近づきブチ切れノヴァクさんからスタート。ノヴァクさん、ここの描写だけ見ると死を受け入れている。オクジー君とは意外と冷静に対話する。 オクジー君初登場時からは考えられない覇気。地動説は彼をここまで変えてしまった。 夢で大学に通い地動説を研究するオクジー君… もうすぐ天界に届く塔(夢でよく見そうな景色) こんなもの建てていいのですか?そもそも止めることなどできないのだ。これは彼の気持ちの具現化かも。地動説を前にして彼らは止まらなかった。(止まれなかった。) この世に期待するために研究をしたと語るオクジー君…しかし本当はもっと大きな理念に動かされていると諭される。 大きな理念とは、心の底で憧れ求めたもの… 改めて、ノヴァクさんはオクジー君と結構丁寧に話す。バデーニさんとの描写はない。ラファウ君の時のように、話したのだろうか? 迂闊にも憧れて求めてしまったからだと思います…自由(大きな理念)を… 知的探究の自由を誰よりも求めていたのはオクジー君とヨレンタさんだった。 オクジー君は育ちこそ描かれないが、空に焦がれた幼少期、貧民への施し、すぐに文を書けるスペックなどから察するに、生まれながらの貧民というわけではなく特殊な事情があったのだとおもう。彼の求めるものが地動説によって「天国」から「自由」に変わったが、本質的に求めているものは変わってない。 バデーニさんとオクジー君、再開。眼帯取られちゃってる。拷問中バデーニさん、地動説と協力者をきちんと守る。やはり心豊かな人。 バデーニさんもかなり賢いが、ノヴァクさん年齢もあるが一枚上手だなという印象。 拷問を後ろで見てるのはダミアンさんかな。目立つキャラじゃないけど、ノヴァクさんの側近として重要な場面に結構映る。本当に燃やしたんじゃ?という感情が、三章以降に繋がるのか… 出会ってから観測の役割を与えずっとそばにいたオクジー君の目を守ったバデーニさん。生きながら視力を失う辛さを味合わせたくなかったと。 処刑の知らせをして帰っていくダミアン司教が暗い、この仕事に疑問を持っているのがここでわかる。 君の文章は論文としての価値はない。が、それ故に感動が伝わるだろう… バデーニさんが歴史を重んじる人になった。オクジー君、ピャスト伯、ヨレンタさんとの出会いが、先人や過去を思いやる心を与えたのだと思う。 バデーニさんが拷問からオクジー君の目を守ったので、オクジー君は死に際天界を見つめることができた。そして観測士として、それをバデーニさんに伝えることができた。感動的な場面だ。 「今日の空、なんか綺麗」→「絶対にする方法があるぞ」→綺麗だと2人で見つめる。最後にこの世に期待する。美しい最期。 グラスさんと異端が回想として描かれるのも、物語のバトンを感じられて良い。 ヨレンタさんとの飲み会があってから亡くなるまで6日間。オクジー君はおそらくその間ほぼ眠っていた。あまりにもあっという間。バデーニさんは手紙を届け、勾留されている間不安に駆られていたかも。 アントニさんヨレンタさんの手袋をとる。象徴としての守りがまたなくなる。 新人審問官シモン君は自分の信念に従い行動する。ラファウ君は地動説に未来を奪われたとも言えそうだが、彼の場合は権威に未来を奪われたと言えそう。 アントニさん象徴(手袋)をノヴァクさんに渡すのは自分のメンツのためだろうか。手袋から思い出す娘との思い出が切ない。ヨレンタさんにはいつだって誠実だった姿勢がわかる。泣き崩れる裏主人公の背中があまりにも辛い。みんな誰かにとっての特別な人なんだと気付かされる。 クラボフスキさんと市民の会話から、この時点でピャスト伯の訃報から半年経過していたことがわかる。 バデーニさんの手紙でルクラティウスの詩に出会う。「心からお願いします」のところ、原作はクラボフスキさんしか映らない。アニメの背後にバデーニさんが映る演出はとても良かった。 ルクレティウスよりも、書き残してくれた人に思いを馳せるクラボフスキさんやはり優しすぎる。 2人の処刑後も2人の描いた物語は地球の如くゆっくりとでも確実に動く。この世に何かを残せたんだなと私たちが感動する。 金髪のやつの考えはよくわからないが、髪を結んだあいつはいつも優しかった。その優しさの背後には配給を増やしたバデーニさんの行いもあるはず。 しかもバデーニさんは貧民に対し「クラボフスキさんをふさわしい」と言った。あんな態度をとっていても信頼していたんだ。 「心からお願いします」というバデーニさんの言葉がクラボフスキさんを動かした。感動が詰まっている第二章だった。この本が彼女に伝わるまで、どんな経緯があるのだろうか。
  • 2026年7月5日
    チ。-地球の運動についてー(4)
    再読!チ。全体のネタバレを含みます。 気づきや感想。 本を書き始めたオクジー君に対してバデーニさん、キレすぎ。足がつくこと結構気にしてたんだな。 左遷されてきて生意気なバデーニさんにも丁寧に接し、わからないことは素直に聞けるクラボフスキさん、物語で1番安心できる存在。 バデーニさんと古くから知り合いの親友が気になりすぎる。知の共有による悲劇を誰よりも知ってたんだというのがここのエピソードでわかる。今になっても「仲良かったですから」と言える相手、どんな人なんだろう? この話を受けて図書館に行ってみるクラボフスキさんやはり人間としてできすぎてる。 ピャスト伯の訃報を知ってるオクジー君、定期的にヨレンタさんに会って文字教わってたっぽい。 異端とグラスさんから引き継いだオクジー君のネックレスで楕円の発想を引き出すバデーニさん(と、これを思いついた作者)天才すぎる。ケプラーの名が残ったけど、こういう名もなき先人はたくさんいるのかも。 バデーニさんの発見→嘔吐→壁パンチに何ページも使うのも頷ねる。壁パンチの効果音が「ドガ」なの怖い。 この流れの後にバデーニさんはオクジー君の本を読む。彼はきっとこのとき、感動したんだろう。 配給も増やす…施しを続けるオクジー君は、何故そうしたんだろうか。何かを残すとかそういう利益のためではなさそう。やはり育ちが関わってそう。ここの数ヶ月間もっと見たい。 地動説の完成を知ったオクジー君と、そう伝えたバデーニさん、ヨレンタさんに会うまでに数日ありそうだけど、どんな会話をしたんだろう? ノヴァク先輩の実習、、ふつーの会社員という感じがする。早く仕事終わらせて稼いで帰りたい。聖職者も審問官も代闘士も仕事なんだよね。 司教様も昔天文学をやってた… どんなことがあったんだろう?司教はどんな説を支持したんだろう? アントニは独身性を破られた末の息子であり、出世や経済面もかなり意識してて、権威の象徴という感じがする。 ここのやりとりを見る新人二人は現実を知って、文字通り戸惑っただろう。言われるがまま、上の言うことを聞いてるだけなんだよね。それが拷問だっただけで… この方法は正しいのか?と問う人たちのおかげで少しずつ人権意識は進んだのかな…この物語はフランス革命、人権宣言よりも前なので、生まれながら平等という概念がまるでないなあ、とここを読んでて思い出した。 バデーニさん、ここで手紙を書いていれば… バデーニさんも「まあいいか」で後回しにしちゃうことあるんだね。 「アレが完成した」で飲み会開くのかわいいね。 V共和国がアニメだと南西の共和国になったのは何でだろ? 未来を語る若い3人が切ない。バデーニさんは研究者に、オクジー君は大学生に、ヨレンタさんは自分の名前で論文を発表する未来もあったかもしれない。年齢も身分も問わない3人の研究者、素敵な関係性だ。 ノヴァク父、青年二人に思うことはアレど、娘を褒められることには素直に喜んでそう。聡明で理知的とヨレンタさんを褒めるバデーニさんもよい。 ノヴァク審問官が行く研究室、散らかりすぎてる…バデーニさん片付け苦手そうね。 散らかってますね〜のくだりはアニメではカット。 オクジー君、お別れ寂しそう。バデーニさんは顔には出てないけどおそらく寂しそう。 研究姿勢についてオクジー君の話を黙って聞くバデーニさん。本を読んで以降、オクジー君の話に耳をしっかり傾けるようになったのかもしれないな。 「自らが間違ってる可能性を肯定する姿勢」→不正解は無意味を意味しない… 第三者による反論が許されないなら信仰だ。 学問と信仰の違いについて…この二つは一つの線の上で、とても近いところにあるなと思う。 他者が引き起こすねじれが現状を前に向かわせる希望なのかもしれない→グラスさんがニコニコ頷きそう。 バデーニさん「後日また考えよう」この2人がいつまでもこうして語り合えたら良かったのに。 オクジー君の話に耳を傾けるようになったバデーニさんも良いが、バデーニさんの計画なら大事なのだろうと、詳細を聞かず時間稼ぎに出るオクジー君も良い。お互い信頼しあっている。 1人でも生き残らせようという姿勢はグラスさんや異端者から引き継いでる。あんなに天国に行きたかった男が地動説を守るために地獄に行けると夜空の下で誓うの、泣けてしまう。「君は間違ってる」というバデーニさんの言葉には「死んでほしくない」が混ざってると思う。だから、地動説への信仰を誓う彼に祈りを捧げる。副助祭の立場でも、信仰心に従って、感情に従って祈った。
  • 2026年7月5日
    チ。-地球の運動についてー(3)
    再読!チ。全体のネタバレを含みます。 気づき、感想など、ざっくばらんに。壁打ち。 思慮深さに比べて幼稚なほどの純粋さ… 後にバデーニさんは12歳の勇敢な少年がいたことを知るけど、フベルトさんについて知ることはない。。 バデーニさんは研究を引き受けようというけど、オクジー君は「見て欲しい書類がある」としか言ってない。 ポトツキに一割…を守りたいと意見するオクジー君、今まで他の人物は異端や地動説と出会い明確に世界が変わる瞬間があったけど、オクジー君は少しずつ変わっていく印象。常に「いつのまにか」歴史の一部になってる。 「地獄の入り口に立ちましたか?」「天界のだ」これ、アニメだと山でするけど、原作では納屋でされたやり取りだったんだね。 「目はどれぐらい効くんだ?」「結構いいです」→回答者…!ここもカットだったね。 ヨレンタさん。手袋を外すときは不安に駆られ守りから抜け出してしまってる感じ。象徴としての手袋。 名前を残せない女性差別、ポーランド史に結びつけるならキュリー夫人に当てはめることができるかも。 コルベさんの「いざって時、退いたら終わりだ。」この言葉がヨレンタさんの最後まで残るの良い。 帰省後のノヴァク父「母さんはもう寝るって」アニメだとカット。ヨレンタさん最後まで父を思うけど、母のお話あまり出てこない。 万が一お前が異端の魔女扱いされたら… このへんのノヴァク父の心情がアニメでなかったのは寂しいが、ノヴァクだとわかるのも結構あとなので、仕方ないかも。 コルベさん男尊女卑えぐいけど、価値観の根底が間違ってるだけで、天文台に連れてってくれる優しい人だと思う。時が違い教育が違えば、彼は変わりそう。 ヨレンタさんとバデーニさんの雑談シーン好き。女性だから…というけど、お互いに研究者でいられる時間だよね。 ピャスト伯、異教徒の神話にも詳しくて、あくまでも学問してきた人なんだなーとなる。ポーランドにはピャスト朝という王朝があったので、名前はそこからとったかも? ヨレンタさんがコルベさんに資料の閲覧を報告するシーンカット、「この世自体を動かしたい」までは何とか言えた。コルベさん笑って終わってしまった。ヨレンタさんの信心深さと頭のキレはお父様譲りかな。 「いざって時に退いたら終わり」の信念でバデーニさんを動かすヨレンタさん、かっこいいよ。 ピャスト伯に交換条件としてオクジー君を提示するバデーニさん、彼の目をどれだけ信用してたか伺える。何でも話してるし。 ピャスト伯も過去の回想から無謀さを大事にしてたことがわかる。 主要人物が地動説や引き継いだものを信仰したように、ピャスト伯も教授や天動説にたいして信仰に通ずる思いがあったのかな。 ピャスト伯がヨレンタさんたち3人に満ちた金星について語る時、バデーニさんだけ「人間にそんな視力は…」という驚き方してるの面白い。 オクジー君はヨレンタさんを全く差別しないけど、それは自分が低い階級だったからかもしれない。 「この世は最低というには魅力的すぎる」ヨレンタさん、一章の異端者を筆頭に、あれ?美しい?を動機に動くの、魂を震わせられる。 荒れ狂う自然や理性のない獣に着目して美しいと言うのは、少しアリストテレスっぽい。それが地球の運動なのだとしたらやっぱり哲学や歴史って本当に面白い。 ピャスト伯が信じなくても「私は真理を知れる」(私は信じる)「不安か?」と語るバデーニさん、かっこいいよ。 ピャスト伯「真理にとって我々は無駄だったかもしれん」「しかし…歴史にとっては無意味ではない」→「不正解は無意味を意味しない」の解説。感動できる。 ヨレンタさんに「無関係を貫け」というバデーニさん、研究のためのように言ってるけど彼女を守る人だと思う。 文字の尊さをオクジー君に教えるヨレンタさん、この2人が時を超えて文通するの、とても感動的。
  • 2026年7月5日
    チ。-地球の運動についてー(2)
    再読!チ。全体のネタバレを含みます。 気づき、感想、ざっくばらんに。 始めに出るオクジー君、夢にでる大学時の姿とほぼ同じだったんだね。モテそうな容姿。 中心の概念が違ったことに驚いたところ。 グラスさんとオクジー君の仕事の前、コインの表裏でどちらが決闘するか決めている。アニメではカットされている、三章への伏線。 オクジー君、代闘士になって1年なのが組合の先輩の言動からわかる。今何歳で、その前は何をしていたんだろう?組合の他の人に比べたら信仰心が深い気がする。幼いころ教会で空について質問してるし、教養深い身内がいそう。何故代闘士に? 火星が曲がったグラスさん、地球が真ん中で特別かと思いきや低く穢れていると知ってしまったオクジー君、美しい真理に想い馳せがちな作品だけど、現実ってそんなもんに落ち着いてしまうよね…と感じさせられる。 二章ノヴァクさん目が座ってて髪伸びててビジュ良き。 ダミアンさん、このときはどんな気持ちで聖職してたんだろ。後に過激な拷問は良くないと語るので。 異端を憐れむオクジー君やっぱり慈悲深く信心深い。 異端がいう「この星は生きるに値する素晴らしい何か…」この物語の裏テーマだと思う。ヨレンタさんも似たようなことを話す。 異端が気づくきっかけになった大岩のオリオンの絵は、ラファウ君が掘ったのかな? ラファウ君の手紙「この星空の秘密を捧げる」ハイセンスすぎる。あれから10年、ポトツキさんはこの時点でまだご存命なのだろうか?「彼の協力は心強かった」この文章が届けば報われそう。 グラスさんが知っているバデーニさんは修道院にいたころなんだね。 家族と過ごしたこの世を否定したくないとブレない信念を持つグラスさん、登場人物の中でもトップレベルに肝がすわっている。地動説を理解してないはずの彼が最期に期待したものは何だったんだろうか?地動説や信仰を介さず、人を通してこの世への期待を込めたのは三章のドゥラカさんと彼ぐらい?この世に期待する方法はに地動説だけとは限らない、この世界に何かを残したいと思わせる、良い演出だった。 オクジー君が教会に着く前のクラボフスキさんとバデーニさんの数表取り合うシーン、アニメだとカットされてる。村人が司祭に対して「バデーニさんと大違い〜」って話してるの、バデーニさん聞こえちゃってたんだ。 バデーニさん、よく怒るし笑顔も見せる感情豊かな人なので本当は懲罰なんて痛くて辛かっただろうなと思う。 禁書を開いたことで、彼は特別になれたのかな。 目を焼かれ、左遷され、絶望的な状況にいた彼にとってオクジー君は希望を与える存在だっただろうな。 オクジー君の話には応対するバデーニさん、貧民が来たら応対するクラボフスキさんと対になる。 アストロラーべをずっと持っていて、本当は空が見たいと何度も願ったのだろうと思うと泣ける。 宇宙を再現するバデーニさん幸せそう。良かったね。 逆光をコマの中で図で説明するのすごい。ここアニメ化されて本当に良かった。 バデーニさんに地動説を運んだのはオクジー君だが、そこに意味を与えたのはバデーニさん、運命的、あまりにも。
  • 2026年7月5日
    チ。-地球の運動についてー(1)
    再読!チ。全体のネタバレを含みます。 気づきや感想などざっくばらんに…壁打ち。 ラファウ君の目に映る空が綺麗(まだ天動説の空) フベルトさんの顔はオクジー君とバデーニさんが受けた拷問痕がそろってる。歯は残ってるね。 「天文をやれ!私のために!」←オペラ座の怪人のファントムみたいな狂気(「歌え!私のために!」) 真理を求めるのに大胆さは必用不可欠ですものね。 天動説を地面に描かせるとき、ラファウ君が使う枝をフベルトさんがポイッと投げてて可愛い。 フベルトさんの語る秩序が完璧ではないことにグッとくる「太陽は静止し〜…」のとこ。 観測者が動くなら静止した対象も動いて…見える…? 絵で自転を表す演出、何度見てもすごい! 地動説をあってるかも…?と思うときの演出が空ではなく机なのがいい。観察より前の発想力なんだなということをわからせられる。 これから受け継がれていくネックレスについて語られない、あれと石箱はフベルトさんが作ったのか? フベルトさんより前、ラファウ君→異端→グラスさん&オクジー君、この間に描かれてない、名もなき研究者がたくさんいることが伺える。 アニメではカットされてるコマでラファウ君の人生計画が描かれてる。彼は進学を学ぶ人と関わり、いずれはバチカンに渡り、新たな天文表を制作しようとしていた。叶って欲しかった。彼の人生を奪ったのは権威か宗教か或いは地動説か、考える必要があるなと思った。 ノヴァクさんに会った直後、何かを悟った?ラファウ君が手紙「地」を残すの切ない。この手紙を山に残しに行ったときにケシノミを用意したんだね。 審問所であのころと同じで全く違う空を見る。 言葉では何とでも言えると言っていたラファウ君が地動説を信じてますと宣言するの、信仰を感じる。二章の彼と同様に、感動したんだね。信じたいものを信じ切れる人生は合理的かどうかはわからないけど美しい。 「そんなものを、愛、とも言えそうです。」地動説を愛していたんだね、愛してると宣言し先人への配慮を残す女性を思い出す。 ポトツキさん、フベルトとラファウを失い自分を責めなかっただろうか。天に帰る前にゆっくりと地動説に思いを馳せる時間はあっただろうか。天文をやめろとラファウ君に強くいうのに、天文の書物を捨てられなかった、異端思想のフベルトさんをも引き取った、とても人間らしい人だよね。
  • 2026年6月24日
    こころ
    こころ
    数年ぶりの再読 あっという間に読み切ってしまった。 人間の醜い部分をこれでもかというぐらい描いているのに、描写や言葉が綺麗すぎて美しい純文学に纏まってる不思議な作品。わたしと先生が散歩してる時に、先生の帽子が風で落ちる。そんな何気ない描写に季節や儚さを感じて、久しぶりに文学っていいなと思えた。
  • 2026年6月23日
    ヨーロッパ思想入門
  • 2026年6月23日
    英語で読むレ・ミゼラブル
    英語で読むレ・ミゼラブル
    英語勉強用
  • 2026年6月10日
    物語フランス革命
    思想に基づくフランス革命の流れ ルソーやモンテスキューの啓蒙思想によって… 人権宣言はフランスに向けててはなく世界に向けてされたもの ロペスピエールはかつては死刑制度に反対だった
  • 2026年6月1日
    寝ながら学べる構造主義
    実存主義に対する構造主義、基本的な歴史など マルクス、フロイト、ニーチェが土台作り ソシュールが構造主義をはじめた(とされている)
  • 2026年5月30日
    アドラー『人生の意味の心理学』 2016年2月
    この人はわたしに何を与えてくれるのか?✖️ わたしはこの人に何を与えられるのか?◯ 出口が見えなくなった時、より多くの共同体の声を聴け ↑村上春樹の小説思い出した
  • 2026年5月20日
    パスカル『パンセ』 2012年6月
    偶然と習慣が職業を選ばせる 自己愛がある限り人は真実を直視できない
  • 2026年5月10日
    NHK 100分 de 名著 カール・マルクス『資本論』 2021年1月
    資本主義の基礎の基礎 資本主義社会の「富は」「商品」として「現れる
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