sirokuma
@k_kuuu
2026年7月5日
BUTTER
柚木麻子
読み終わった
久しぶりの文庫本小説と気楽に読み始めたもののなかなかのボリューム。ずっしりと感情を揺さぶるテーマがたくさん。太っていた時期と激痩せした時期どちらも経験のある自分は、体型への社会的評価をリアルに思い出せる。痩せた・太ったと気にしたくはない、でも痩せてた時の方が自信を持って行動できたのも本当。ある種の場所やお店では、しっかりと化粧をして、痩せて、綺麗な服を着てないとまともに接客してもらえない。どんなに自分の好きなように、自分軸でって思ってたって、それは本当に?完全に自分軸?とぐるぐる考えてしまう。
安全な側の岸にいない自分は痩せてないと、太らないでいないと立っていられなくなる。安全な岸にいないのだから、せめて小綺麗にしてないと社会に入れてもらえない、そんな気持ちを隠れてたのに掘り返された。
季節の移り変わりが印象的で、季節とともに物語も進む。これで終わり?とちょっとモヤモヤしつつ、作中で1番簡単にできるレシピ、バター醤油ご飯を作るために仕事帰りにバターを買った。


