BUTTER

BUTTER
BUTTER
柚木麻子
新潮社
2020年1月29日
684件の記録
  • 菖
    @me_510
    2025年10月13日
  • Hoshiduru
    Hoshiduru
    @lilimoe
    2025年10月12日
    最終的に胸がキュッとしたなあ、こんな感情になるとは思わなかった
  • ぴぐ
    ぴぐ
    @pgmn
    2025年10月12日
    今週いっぱいかけて、夢中になりながら読んだ。料理の味付け用にバターをじっくり溶かすつもりでも、実際はすぐに溶けて素材に絡み、目に見えなくなるのと似た感覚。今自分が持っているいくつかの悩みの要素が、随所に浸みている本だった。 自分は悩みや相談を人に打ち明けることが不得手で、それがコンプレックスでもあり、乗り越えることから逃げている節が結構ある。頼りすぎずに頼る術を持てる人になりたい。
  • 瀬戸芸でエトセトラブックスのI read feminist booksトートを持ち歩いていたら、フランス人ぽいおばあちゃんに話しかけられて、「この本がすごく良かったからぜひ読んでほしい」と柚木麻子のButterを勧められた 異国の旅行先でわざわざ遠くに座っている外国人の若者に話しかけに行くくらいだからよっぽど読んでほしかったのかなと思い、こういうのもご縁だよね〜と思い帰りに買った🧈
  • mimitome
    mimitome
    @mimitome
    2025年10月12日
    最近の作家さんを読もうシリーズ。 傑作だと思う。結末が読めないし、登場人物の描かれ方も興味深い。一部の構成は羊達の沈黙を思い出す。何より感心したのは、心情や情景描写を楽しめる文章の旨さがある。ありありと想像もできるので物語に没入するきっかけとなる。またご飯の描写も実に旨みがあってお腹が空いてしまう。あといやらしいとこあってドキッとする。食欲と性欲が混ざって襲ってくる。力のある作家さんだと思う。他の作品も読みたい。
  • Koyama
    @koyammer
    2025年10月12日
  • まつし
    まつし
    @matsushi1120
    2025年10月12日
  • KUMA
    @KUMA_1122
    2025年10月11日
  • RB
    RB
    @mofumofu_rb
    2025年10月11日
  • hmqkt
    @hmqkt
    2025年10月11日
  • Hoshiduru
    Hoshiduru
    @lilimoe
    2025年10月11日
    買った時は全く読めなかったのに、数年越しにするする読めていてとても不思議 めちゃおもろい
  • ふぅ
    @fuu76
    2025年10月10日
  • 🌦️
    @restgoogoo
    2025年10月10日
    おもしろくて毎日読んでる もうちょっと若いときに読んでいたらまた気持ちが不安定なほうに揺らいでいた気がする(意外と文庫本は令和2年に発刊と思ったより最近) ほわ〜心に留めておきたいな〜ってなったところに付箋貼ってる いま半分ちょっと過ぎたところで、「れ、伶子〜!!伶子〜!?」になってる
  • Hiroyuki
    @imdhryk
    2025年10月9日
  • みいろ
    @mi_o0
    2025年10月8日
  • natsuki
    natsuki
    @naaaa_313
    2025年10月7日
    久々に長編小説を読み切った。 のめり込んで自分も周りも崩れていくのはどんな感じなのだろう。周りを見えずに突き進み破滅する。 バター醤油ご飯を最近は食べなくなったけれど高級バターを買って食べてみたいと思った。
  • 440
    440
    @teshi440
    2025年10月7日
    本屋さんに平積みになってたのでなんとなくなく買って事前情報なく読んだけどとても面白かった。
  • gidataro
    @gidataro
    2025年10月7日
  • 『ババヤガの夜』と同じタイミングで買った。しばらく放置してたけど読み始めたらこちらも一瞬だった。またも強いというか強かというか、へこたれねー女ばっか出てきて嬉しい。本棚に女女の物語増えてきたな? 暴力的なまでのバターの描写には正直に涎が出るし、食や料理という行為を取り巻く様々な欲求や力学、新潟の乳牛と雪と東京の光と生温かさの対比、命を繋ぐラーメンとホットケーキ、全部ぐるぐると回転しながら進んでいく感じ。 物語の軸となる事件の真相はわからないままだけど、登場人物たちの関係性が変化しつつあって、ほっとしながら読了。久々に長編小説を読んだな。また読み返したい。
  • たろう
    @kotarou
    2025年10月7日
    はぁ面白かったぁ。表紙の溶けるような黄色い女性がバターをうっとり見つめている様子がこの本の全てを表している気がする。ご飯の描写がとても美味しそうで、作者の人は食べ物がとっても好きなんだろうと思った。
  • えんどう
    @aya1181620
    2025年10月6日
  • みぞれ
    みぞれ
    @Mi_ZoRe_
    2025年10月6日
    すごく面白いけど読み進める度に苦しさも感じて、なかなか一気に読み切れない 自分の中にある女性に生まれてしまったことに対する言語化できない気持ち
  • ばるこに
    ばるこに
    @pokapoka
    2025年10月6日
  • はち
    はち
    @harry-
    2025年10月6日
    えぇ、購入しましたとも。私は話題になっているという場所で、英語版を🇬🇧
  • じま太郎
    じま太郎
    @jima-shogo
    2025年10月6日
  • アネモネ
    アネモネ
    @ebi1202
    2025年10月5日
  • こむぎ
    こむぎ
    @Me1234
    2025年10月5日
    とりあえず、エシレのお菓子を買いました。美味しかったです。
  • ちゃこ
    @topo_submarino
    2025年10月5日
  • カズ
    @Kaz-culture
    2025年10月4日
    10/5 読破。 一言感想: バターのように濃く、どこまでも話の内容が深く浸透していく。 初めは色仕掛けによる梶井真奈子と雑誌記者である主人公の里香の対立を描くミステリーかと思ったが、全くそんなことはなかった。 グルメの舌を持つ梶井を取材していくうちに、どんどん彼女の過去やそれを取り巻く人たちの人生をも巻き込んでいき、、、 いつしか目を向ける先は梶井ではなく、それぞれ登場人物の内面や人生観を見つめ直すきっかけへと繋がっていく。 この感じで終わるかなーという期待をどんどん裏切り、まだまだ続く急展開に熱中しました。 あえて残りページが見えにくいKindleで読んだからかも? なんといっても作者の料理表現が非常に秀悦で、まるで目の前で調理が行われているかのような文章表現が非常に印象的でした。 自分のために生きる(料理する)。 誰かの“ため”ではなく、誰かの幸せに“繋がる“ことが大切。 それが最終的なこの本のメッセージなのかなと思いました。
  • 柚子
    @BUTTER2025
    2025年10月4日
  • てぬ
    てぬ
    @season74
    2025年10月4日
  • 綿
    綿
    @cttn618
    2025年10月4日
    本日購入本 1/6
  • こう
    こう
    @kousty
    2025年10月3日
    読み終わるのに時間がかかった‥ 自分の適量、良い塩梅で楽しく生きていきたい 冒頭のバター醤油ご飯を食べてみようかな エシレのバターを買いに行こう
  • ヨミノ
    ヨミノ
    @bebetoto
    2025年10月3日
    ずっと気になってる
  • よしだ
    よしだ
    @30mm
    2025年10月2日
    かなり自分のジェンダー(女性性)を意識させられながらの読書になったため、これ男性はどこをどう読むのか気になった。
  • ゆっこ
    @hagino4912
    2025年10月2日
  • ツキ
    ツキ
    @moon_19
    2025年10月1日
  • みぞれ
    みぞれ
    @Mi_ZoRe_
    2025年10月1日
    内定式に向かう新幹線と帰りの新幹線で読み進めた 記念としてなんとなく記録したくなった
  • つちのこ
    @mt_4
    2025年10月1日
    普段より良いバターを買ってみた。 バター醤油ごはん、サッポロ一番塩ラーメンのバターマシマシ、たらこバターのパスタを作った。カジマナのように輝く肌も髪も手に入らず、ただただ吹き出物ができた。
  • S.H
    @sh8815106
    2025年10月1日
  • 英国で人気ということで
  • おり
    おり
    @ori________
    2025年9月30日
  • 谷→山
    谷→山
    @reads_mm
    2025年9月30日
  • Santa
    @kirakira
    2025年9月30日
  • ryo
    ryo
    @r______book
    2025年9月30日
  • doji
    doji
    @doji_asgp
    2025年9月30日
    カポーティが『冷血』を書いて精神のバランスを崩してしまったように、ありえたかもしれない可能性をめぐって作家と囚人がこころを通わすものがたりがほんとうに好きだなあと、噛み締めるように読んだ。『冷血』とは異なるジェンダーを中心に描いていることで独自の重層的な厚みがうまれている。憧れや不憫さ、敵対心と憐憫、それらをひっくるめて愛と呼べるような、渦を巻く感情のなかで、だれひとり登場人物はかつてのじぶんではいられなくなる。読み終わったあとに、ここまで来たんだなと、感じてしまうほど。 たぶん、ラストの七面鳥を焼くシーンは、構図だけ用意してあっさりと描写するだけで終わらせてしまう作家もいるような気がする。それをちゃんと三日かけてじっくりとつくる過程を描くところに、料理をすることへの距離感につねに向き合わされてきた女性たちのものがたりの必然的なラストとしての重みがあった。ぼくは男性として生まれたけれど、主人公が「ひとり」でいることを受け入れながら友人たちを招き入れる人生を選ぶことに、なんだか憧れのようなこころの震えがあった。
  • アネモネ
    アネモネ
    @ebi1202
    2025年9月29日
  • るりこ
    @nzn027q
    2025年9月29日
  • はる
    はる
    @haru_reads
    2025年9月29日
    ジェンダー平等、ルッキズム… そういったワードが沸々と浮かんできました。 内容も食の描写もとても濃厚。 読書の秋、食欲の秋にとてもぴったりな一冊でした 今日は炊きたての白米でバター醤油ご飯を食べようと思います🧈🍚
  • 🌾
    @rds_rds_rlly___
    2025年9月28日
  • だっしー
    だっしー
    @chik_448
    2025年9月28日
    人とのつながりをどう築くのか、その難しさを考えさせられた。 マウントをとるでも卑下するでもなく、不必要に遠慮するでもなく自分を飾るでもなく…… 登場人物たちの関係は、読んでいてひりひりぞわぞわする。
  • 六花
    六花
    @rikka-momohana
    2025年9月28日
    圧巻、言葉もないけど、梶井が求めたものも里佳が感じる息苦しさも、そこにある共感も隔たりも、私は知っている。
  • asama2580
    asama2580
    @asama2580
    2025年9月28日
    ・読み始め 小説って苦手かも... 慣れてないだけなのかなんなのか ・バターだけでこんだけぶんしょうかけるのすごい バター買いたくなってきた。 個人的にはバターは胃もたれするからすきではない。
  • ふぅ
    @fuu76
    2025年9月27日
  • みいろ
    @mi_o0
    2025年9月27日
  • az
    @moln12
    2025年9月27日
  • Aki_aki
    Aki_aki
    @Aki_aki
    2025年9月27日
    続きが気になり、夢中で読み進めた!
  • 神尾セイ
    神尾セイ
    @seikamio
    2025年9月27日
    ブックカルテで選書してもらった本その2 登場人物がリアルに周りにいる人たちすぎて没入できない 元ネタになった事件があった当時は高校生だったということもあり、テーマに全く共感できないし、書かれている内容も自分にとっての現実でしかないのであまり驚きはなかった。
  • よしの
    よしの
    @9dkharuka
    2025年9月27日
    たっぷりのバターを食べて胸焼けするような、自分もカジマナに何か大事な物を差し出しているような感覚になりながら読んだ。 最後には穏やかな光があって、登場人物達が前を向いていることに救われる。読んでよかった。
  • toko
    toko
    @toko_
    2025年9月26日
  • natsuko
    natsuko
    @nobooknolife
    2025年9月25日
  • 🍑
    @oysmumo
    2025年9月25日
  • 라무씨
    라무씨
    @moon_ram
    2025年9月25日
  • 🌦️
    @restgoogoo
    2025年9月24日
    ついに、積んでいたバターに手をつけた
  • 露
    @natsunokaori46
    2025年9月24日
  • oto
    oto
    @sakana__books
    2025年9月23日
    ずっと読みたかった話題作をついに🧈 事件の真相を追ってゆくシリアスな内容とは裏腹に、とにかく食の描写が鮮やかで食欲と料理欲をかきたてられた。(実際に手の込んだ料理がしたくなって、夫の誕生日を理由にご馳走を作った。) 主人公と共にカジマナのもつ魅力というか魔力というかにハマってゆき、しっかりと手のひらで転がされてしまった感覚。 人は何のために生きるのか、大きな問いを投げつけそれまでの価値観を揺さぶられる1冊でした。 エシレのバター食べてみたいな〜🧈🤤
    BUTTER
  • はせはる
    @reads_hshr
    2025年9月23日
  • @yomuzohon
    2025年9月23日
  • 田圃
    @tanbo5775
    2025年9月23日
    p87「冷蔵庫を開けると中は清潔に拭き清められ、自分と同じで、あまり食材が入っていなかった。小岩井の瓶入りバターを見つける。開封したばかりらしいそれは蓋を開けるなり、清涼な甘さが漂う。かつて大好きだった祖父が梶井真奈子の被害者に重なる気がして、少し哀しくなった。」描写からいきなり感情感覚になるの上級 p152 「冷たい口調には、どこにも手をかけられそうなくぼみが見当たらない。つるつるした岩に爪を立ててよじ登るように、里佳は必死に食い下がる。」 最後の収束がぼやけた気がした。読み取れてないだけかな。レシピの話。でも長編だからそういうものかな。
  • @ym
    2025年9月23日
  • クッカ
    @kukka2084
    2025年9月22日
  • ふにこ
    ふにこ
    @funico_bisco
    2025年9月22日
    半分くらい読んでる。読みながらずーっと感じるよく分からない不安感はなんなんだ…ざわざわする
  • めい
    めい
    @maple_uqu6
    2025年9月22日
  • si
    si
    @mgms_kzhr
    2025年9月22日
  • 亜
    @____9728
    2025年9月21日
  • ・読み終わってから「本屋さんのダイアナ」と同じ作家さんだと気づいた。遅。 ・設定やモデルにした事件こそ特殊?だけど、主人公や主人公の周りにいる人々の持つ価値観、生き方、置かれている状況はものすごくリアルで、特に女性にまつわる社会的状況は現実そのもの。 ・カジマナの話に、説得させられそうになりながら、どこかおかしいぞ?という違和感だけを頼りに読み進めた。あっぶねぇぇ ・単なる「犯人なのか?」という話かと思ったらあの話にもこの話にも、触れながらぐるぐる回る。すごい読書体験だったな〜〜〜
  • momo
    momo
    @momo5
    2025年9月21日
  • 7th-nights
    @joyful-blue
    2025年9月20日
  • もね
    @helmel
    2025年9月20日
  • ぽて
    @m__pote
    2025年9月20日
  • Shunya
    Shunya
    @horsearrow
    2025年9月20日
  • はいる
    はいる
    @hal_rl
    2025年9月20日
  • ミサ
    ミサ
    @02_horseplay
    2025年9月20日
  • inachel
    inachel
    @inachel
    2025年9月20日
  • 440
    440
    @teshi440
    2025年9月20日
  • りな
    りな
    @ainnaquartz
    2025年9月19日
    読み終わるのが寂しいぐらい、充実した「冒険」であって「旅」を感じた作品ですね。RPGみたいなテンポの作品。 読み始めは、高瀬隼子さんの「おいしいごはんが食べられますように」に通じるものがあるよな?って思っていました。(食を通しての人間関係の骨組みとか。食の描写は正反対ですが…) おいしいごはん〜で読了後の消化不良を起こした際にこの作品読むと少しは解消されるかも? ご飯の描写がほっこりするやルッキズム・ミソジニーに焦点あてるだけじゃもったいない。 今年読んでよかった作品のベスト入り🧈 暫くはYoutubeで国内外のレビュー動画をみて悶えていようかと思います←
  • taiyakiko
    taiyakiko
    @taiyakiko
    2025年9月19日
  • たな
    たな
    @tana_o
    2025年9月18日
  • A
    A
    @ghdhijzhn
    2025年9月18日
  • ほしば
    ほしば
    @HOSHIBAASAMI
    2025年9月17日
  • Nao
    @naonao708
    2025年9月17日
  • 会社の同僚に勧められ。読み始めてるよん
  • kaaaana
    kaaaana
    @kaaaana19
    2025年9月17日
  • 岡本悠
    岡本悠
    @oka_tfc8
    2025年9月17日
    料理の描写があんまりイメージできず、ところどころストップしてしまったが、読み終わりました。 梶井にのめり込んでいく姿は理解できるような気もするけど、あんまり感情移入できなかった。 好きなものに新しく気付いていくのも人生の醍醐味やし、少しでも自分の胸が高鳴ったものには周りの目を気にせずまずはやってみたいと思った。
  • ふじ
    @wisteria_0416
    2025年9月16日
  • mitca
    mitca
    @mitca
    2025年9月16日
    文庫版の特装カバー(裏が英語圏バージョン)がかわいくて。 主人公のありきたりさが自分と似ていて、対比されるカジマナと友人伶子のぶっとび具合に度肝を抜かれる。美味しい食べもののように、あらゆる物事を吟味していく感覚を知った
  • Rock ojisan
    @Rockfesta
    2025年9月15日
  • ペグ
    ペグ
    @chiaki1128
    2025年9月15日
    この物語の中心にいる3人の女がとにかく強い。それぞれ問題を抱えながらも立ち止まらず攻めてる。攻めまくってる。彼女たちを表すのに必要なタイトルはBUTTER以外ないと思う。濃いもんなバター。彼女たちと比べたら自分なんかマーガリンでさえない。料理上手で丁寧な暮らししてます!な伶子が一番ヤバいのも面白かった。
  • くん
    くん
    @kun
    2025年9月15日
    実際にあった事件を翻案にした作品。 出版から時間が経っていたけれど、海外で様々な賞を取り、話題が再燃していたので読んでみた。 読んでみたら面白くて、読み終わるのがもったいなくてなかなか読み終えることができなかった。 フェミニストとマーガリンを嫌悪するカジマナこと梶井真奈子に翻弄される週刊誌記者の町田里佳。 次第にカジマナを友達のように感じ始める里佳と、見た目も中身も変化する彼女に周囲の人間も翻弄され、巻き込まれていく。 作品内では、登場する人物たちの外見が細かく表現される。 梶井に翻弄され変化していく過程すらも細かく正確に表現される。 それは、すべての中心にいる梶井真奈子の外見も。巨峰のようだと度々表現される目、しみのないもちもちと内側から輝く白い肌、ぷっくりとした濃いピンクのおちょぼ口、つやつやと光る髪。 「ちびくろ・さんぼ」の虎のように、梶井を中心に、事件に関わる人々はぐるぐると回転するように翻弄されていく。虎がバターになってしまうように、彼らの結末がどうなっていくのか最後まで気になって目が離せなかった。 里佳と里佳に関わる人たちの結末は、梶井が求めても手に入れられないものだったのかな、と感じた。 変化していく外見と、それに対して変化していく人々の態度なども、この作品を通して描かれているテーマでもあったのかもしれない。 もう一つの大きなテーマが食べ物。 バターを食べる時、落ちる感じがするという梶井真奈子。 「そう。ふわりと、舞い上がるのではなく、落ちる。エレベーターですっと一階下に落ちる感じ。舌先から身体が深く沈んでいくの」 バターたっぷりのこってりとした食べ物が梶井から紹介されていく。 梶井から教えられた食べ物を食べる里佳の美味しく味わう描写に、食欲が刺激されてしまった。 バター醤油ご飯、たらこパスタ、ウエストのバタークリームのクリスマスケーキ、ガーリックバターライス、塩バターラーメン…。 バター醤油ご飯と塩バターラーメンは我慢できずに食べてしまった。
    BUTTER
  • anne
    anne
    @anne
    2025年9月15日
  • ごとう
    ごとう
    @goto
    2025年9月15日
    自分にとっての適量をそれぞれ楽しんで、人生トータルで満足できたら、それで十分。
  • AOI
    AOI
    @fybceyccnkibcdub
    2025年9月15日
  • キタチ
    キタチ
    @konamisama
    2025年9月15日
  • キタチ
    キタチ
    @konamisama
    2025年9月14日
    突然、しんどい期きた
  • りこ
    りこ
    @readingcat
    2025年9月14日
    まだ冒頭だけど、食事の説明がおいしそうすぎる たらこパスタ食べたい
  • むち
    むち
    @yk____0215
    2025年9月14日
  • ne3ui
    ne3ui
    @ne3uiasa
    2025年9月14日
  • AOI
    AOI
    @fybceyccnkibcdub
    2025年9月14日
  • Meri
    Meri
    @meri_ldn
    2025年9月14日
  • ムツオ
    @mybook_01
    2025年9月13日
  • mayu
    mayu
    @ma_yu_0
    2025年9月13日
  • りな
    りな
    @ainnaquartz
    2025年9月13日
  • 440
    440
    @teshi440
    2025年9月13日
  • ひろき
    ひろき
    @bayleaf
    2025年9月12日
  • 虫の本
    @m0byd1ck
    2025年9月12日
  • 寿司の子
    寿司の子
    @sarooney
    2025年9月12日
  • noren
    noren
    @noren0522
    2025年9月12日
  • momo
    momo
    @momo5
    2025年9月12日
  • まこ
    まこ
    @macosbookshelf
    2025年9月12日
  • つむぎ
    @booklv02
    2025年9月12日
  • 読んだことはあるけど英語版含めて改めて読みたい
  • monami
    monami
    @kiroku_library
    2025年9月11日
    以前図書館で借りて読んだ時、付箋貼りたいところが多すぎたので購入。 リバーシブルカバー嬉しい。
  • 期待に応えようとするのも、1人で頑張るのも、人に尽くすのも、そしてバターの分量も、人それぞれの適量がある
  • ぱら
    @para_2027
    2025年9月11日
  • m
    @madoka1211
    2025年9月11日
    やっぱり読まねば。今日書店でリバーシブルカバー素敵だと思ったけれど買わなかったので、備忘。カバーがそれのうちに。
  • キタチ
    キタチ
    @konamisama
    2025年9月10日
    バターの色艶香り食感味わいの描写がすごすぎる。でも食べたくはならない。 わたしが好きなバターは焼き菓子に使われているバター一択だからなのか…
  • みぞれ
    みぞれ
    @Mi_ZoRe_
    2025年9月10日
    夏の終わりに咳が止まらないコロナになりよくやく体調がおちついたので、やっと読み始めた!
  • ne3ui
    ne3ui
    @ne3uiasa
    2025年9月10日
    一目惚れしたイギリス版の装丁(英文のため買わず)がリバーシブルカバーで来日してうれしい🐄
  • ユメ
    ユメ
    @yumeticmode
    2025年9月9日
    序盤に出てくる「どんな女だって自分を許していいし、大切にされることを要求して構わないはずなのに、たったそれだけのことが、本当に難しい世の中だ」という一文に深々と頷く。例えば本書において、主人公の里佳は取材のために食事を重ねることで体重が増加するのだが、体型の変化を恋人や同僚にだらしないと否定される(「男のデブと女のデブは違うでしょ?」という直球の差別発言すらされる)。健康に問題がなければ体型なんて極めてプライベートなことであるはずなのに、この社会におけるルッキズムは年々加速しているように思われ、時折怖くなる。 また、男性は自分で自分のケアをすることが少ないという文脈における「ちゃんと暮らしてくれないのって、暴力だと思うんですよね」という台詞も印象深い(男性にとって、自身のケアをすることは「男らしくない」という目で見られるのかもしれず、女性とはまた違った生きづらさがありそうだとも考えさせられた。とはいえ、ケアをしないか女性に押し付けるかの二極化しているのは問題だと思う)。 その台詞に対するひとつの答えのようにも思われたのが、「ロックだよね、掃除とか料理ってさ。愛情や優しさじゃなくて、一番必要なのは、パワーっていうかさ……。なまくらな日常にのみこまれないような、闘志っていうかさ……」という里佳の言葉だ。この生きづらい世の中に抗ってゆくいちばんの手段は、私たちひとりひとりが自分を大切にしてゆくことなのかもしれない、そう思わされた。
  • kirakira30
    kirakira30
    @kirakira30
    2025年9月8日
  • あいこ
    あいこ
    @cotie
    2025年9月8日
  • 鶴
    @pizzalover
    2025年9月7日
    めっちゃ読みたい
  • 好好
    好好
    @tsuntsundoku
    2025年9月7日
    「現代の日本女性が心の底から異性に愛されるには『死体になる』のがいいのかもしれない (388頁)」 「ロックだよね、掃除とか料理ってさ。愛情や優しさじゃなくて、一番必要なのは、パワーっていうかさ…。なまくらな日常にのみこまれないような、闘志っていうかさ…。(462頁)」
  • r
    @rh
    2025年9月7日
  • JITTRE
    @Jitter77
    2025年9月7日
  • ででで
    ででで
    @Ningen__874
    2025年9月7日
  • kbcy
    @kbcy
    2025年9月7日
  • _toooofu
    _toooofu
    @_toooofu
    2025年9月6日
  • atomin
    atomin
    @atomin_127
    2025年9月6日
  • Yuko
    Yuko
    @yukohyeah
    2025年9月6日
  • もにょん
    @mnylon
    2025年9月6日
  • もなか
    もなか
    @monaka
    2025年9月6日
  • me_ka_bu
    me_ka_bu
    @mekabook
    2025年9月5日
  • 九
    @suik89
    2025年9月4日
  • 庭子
    @niwaniwa0919
    2025年9月4日
  • Mai
    @maih107
    2025年9月4日
    女の濃度が濃い。全体的にじゅくじゅくしている感じ。 カジマナ以外の登場人物達も全体的に上位意識が高い。 バター筆頭に食べたいものが沢山出てくる…
  • 🧵koyomi
    🧵koyomi
    @sak1_bys
    2025年9月4日
  • Carin
    @carin7777
    2025年9月3日
  • britt
    britt
    @britt_reads
    2025年9月2日
  • Ryota.T
    Ryota.T
    @ausryota
    2025年9月2日
    展開が面白くて徹夜で読もうとしたが、圧巻のボリュームで読みきれず、2日かけて読んだ。社会批評の鍋のようで、多くの具材をまだ消化できないでいる。 家族は円満であるべき。女は男を支えてケアするべき。誰もが一人で自立してやっていくべき。娘は父の期待に応えるべき。女は痩せた身体を保つべき。俺たちは、いつまでこのような「べき」に従い続けるんだろう。 公の秩序を保つため?各人が義務を果たすため?毒のある「べき」からは手を洗いながら、同時に、自分とは違うこだわりがあり、一瞬一瞬変わっていく、手のつけられない他者とともに生きていく方法を探したいと思った。 * 男として生まれて、性自認も男で、異性愛者の立場で、高校のときから変わらず痩身でいる私がこれを読むことはすこし変わった体験だった。 時折俺は、性欲でひとを見てしまうことがある。性愛がその人への愛を凌駕してしまうことがある。 けれども、その人を見ようとしなくなると、関係はすぐに歪んでしまう。その人がのびのび変わっていくことを求めるような動的な関係を求めるのではなくて、変わらないでいて欲しい、自分の言うことを聞いて欲しい、こだわりや自己主張は控えて欲しい、と思ってしまう。このような時、自分がその人を人間として見ていなくてぞっとする。静的な関係を求め始めたら赤信号だと思う。 社会に潜む毒のある義務はすべて、人間を、もしくは関係を静的なものへと固定しようとするエゴでできている。そのエゴは俺のなかにもある。村上春樹作品が醸し出すような男性性は俺ももっている。 * エゴと縁を切るには、自分を正しく満たす必要がある。仕事で自分の能力を発揮する。深夜にバター醤油ご飯を食べる。好きなひとの肌を求めてベッドに誘う。友達と対等に悩みを分かち合う。 ここには原初的な喜びだけがあり、毒のある「べき」も勝ち負けを決める競争もない。人間関係を我が物とするような邪念もここにはない。 すぐにはそれらが叶わなくても、自分がこれが最善と思ったことを諦めまいと意志するとき、自分を正しく愛することができる。自分を正しく愛するために必要なのは、容姿でもお金でもステータスでもない。 * ひとは原初的な喜びを味わうことでしか、自分の幸福の適量を見つけられない。俺は哲学とバレーと好きなひとさえいれば、幸せだとわかりつつある。 他者もまた、自分の幸福の適量を探している。他者に敬意を払うというのは、他者が原初的な喜びを得ようとすることを、自分と同じ強度で認めること。 他者は、自分の思い通りには動かない。付き合ったとしても、結婚したとしても、お互いが変わっていくなかで交わり続けることを願うくらいしか、できないんだろうな。 それをすこしさみしい気もするけど、そうやってひとを曖昧に好きでいたい。それに、二人でいれば「見えないものが見えるようになる」関係、互いを失いたくないと思う関係は素敵だなと思った。性愛なしでも隣に入れるのは息がしやすい。美しいシスターフッドを見させてもらった。
  • 読んだ。二日間かけて少しずつ。 ぐんぐん読み進めるなかで、お腹が空くこともあったり。自分とも重なるような、身近なつらさを思い出す描写にきゅーっとなったり。 そして、不安になったり。
  • 恐竜
    @medamaoyaji
    2025年9月2日
  • Michika
    Michika
    @0610shun
    2025年9月2日
    求められるものより、 自分が欲しいもの。 他人に認められるかどうかより、 自分で自分を認めてあげられるかどうか。 人はいかに自分の本質を見ずに 世間の価値感に自分を落とし込んで 苦しんでいるのかを考えさせられた。 どんなに美しくなっても、 仕事で地位を手に入れても、 結婚をし子供を産み育てても、 合格点を与えてくれない社会で、 癒えない傷を隠しながら、 色んな方面からの高すぎる期待に応えようとしながら、 みな必死に生きている。 これから先どのようにして 自分を解放して生きていこうかと 思いを巡らせる物語だった。
    BUTTER
  • 面白い。バター買う
  • こさじ
    こさじ
    @spoon_san
    2025年9月2日
  • ちゃい
    ちゃい
    @kcoksn1016
    2025年9月1日
  • 九
    @suik89
    2025年9月1日
  • 라무씨
    라무씨
    @moon_ram
    2025年9月1日
  • もなか
    もなか
    @monaka
    2025年9月1日
  • ちゃそ
    @tyasokune
    2025年9月1日
  • atomin
    atomin
    @atomin_127
    2025年8月31日
    Chapter 10 家事ほど、才能とエゴイズムとある種の狂気が必要な分野はないというのに。
  • Asaco
    Asaco
    @Asaco
    2025年8月31日
    書店で
  • aki
    aki
    @reads_3344098
    2025年8月31日
  • ひな
    ひな
    @mikan117
    2025年8月31日
  • むるみ
    むるみ
    @murumi
    2025年8月31日
  • 羊雲
    羊雲
    @dcef9_
    2025年8月31日
  • m
    @m-o637
    2025年8月31日
  • @rin_ortega
    2025年8月31日
  • 九
    @suik89
    2025年8月30日
  • 埋没
    埋没
    @mai_botsu
    2025年8月30日
    仕事の大波を越えて、 昨日の夜からほとんど一気読み。 鳥飼茜の『サターンリターン』のことを、思い出した
  • ぴよみ
    @erim_0521
    2025年8月30日
  • ばぶちゃん
    ばぶちゃん
    @babuchan
    2025年8月30日
  • まこ
    まこ
    @macosbookshelf
    2025年8月30日
  • lemongrab
    lemongrab
    @lemongrab
    2025年8月29日
    自分の贅肉が愛おしく思える本だった。 梶井、里佳、伶子の3人だと自分は圧倒的に里佳ににているところが多いと感じた。そしてこれからもそうであり続けたいと思う。
  • 2週間かかってようやく読み終えたぁ〜!
  • らぶぶ
    @onakasuitarou
    2025年8月26日
  • @Nakamura_mn
    2025年8月26日
  • @Nakamura_mn
    2025年8月26日
  • たびたび
    たびたび
    @tabitabi
    2025年8月26日
    読み応えあった!
  • 日英リバーシブルカバー!なにそれ!!すご!!って思って買った。このために今まで読んでなかったのかもしれない。
  • sunny
    sunny
    @mscbkct
    2025年8月25日
  • あんバタ
    @anbata
    2025年8月25日
  • 憑依されそうになった。読み終わった瞬間「みんな好きだよ!!!」と心の中で叫んだ。よかった、、、
  • 読んでいると、とにかくお腹が空く!恋愛に悩んでいる時期に読んだので、主人公と彼氏のやりとりを読むうちに俯瞰的に自分とパートナーの関係を見つめ直すことができた。最後のみんなで食卓を囲むシーンがとても重層的で、印象に残った。
  • ひつじ
    ひつじ
    @mizubook_616
    2025年8月24日
    本を読むために図書館に行き お気に入りのカフェに移動し 本好きさん達に伺いたいのですが、本を持ち歩く時はどうされてますか? 私は心配症なのでブックカバー+ブックポーチです。 ブックポーチ使う方はブックカバーを使わない人が多いんでしょうか?
    BUTTER
  • だーじりん
    @tun22
    2025年8月24日
  • atomin
    atomin
    @atomin_127
    2025年8月24日
    Chapter 6 身近に大切に思ってくれる人がいないから、自分を労らないなんて、やっぱり誰かへの暴力なんですよ。
  • SU
    SU
    @real_ding_01
    2025年8月23日
  • 林檎
    林檎
    @godalin49
    2025年8月23日
    久しぶりに大衆小説を開いた おもしろいーぐんぐん読んじゃった
  • S
    S
    @YunhO323
    2025年8月23日
    ずっと読みたかったお話をやっと読みました。 女性の生き方やらルッキズム諸々結構内容が濃くて重かったかな… 主役含め梶井に振り回される人々、読者であるわたし自身も振り回された。 振り回されすぎて次々と塗り替えられるというか、塗り足してる感じで胃もたれしていった。 結果、わたしの機嫌はわたしで取れって事だし、見た目とか他者からの目線を必要以上に気にしなくていいよということなのか… 正直、貸出期間が迫ってたのと、わたしがちょうど今コロナ隔離中で頭が冴えてないところでの読書だったので読み込みが少し…ね…。 ただ、食欲が無い間に読んだにも関わらず、バターを久々に食べたいなあ、バター醤油ご飯食べたいなあと食欲をそそられました。
  • ソーダ水
    ソーダ水
    @mm_2
    2025年8月22日
    なにかもかも自力で乗り越えなきゃいけないわけじゃないよ。成長をし続けなきゃいけないわけでもないよ。そんなことより、今日一日中をやり終えることの方がずっと大事。
  • 庭ガラス
    庭ガラス
    @glass_water
    2025年8月22日
  • KSJ
    KSJ
    @WWH_KSJ
    2025年8月22日
  • CocoaPuffs
    CocoaPuffs
    @book_love33
    2025年8月21日
  • り
    @ryohei_13
    2025年8月21日
    ・梶井真奈子の悪意と欲望が気持ち悪かった。 ・自分は食べ物の表現があまり好きになれなかった。 ・ジェンダー、ルッキズム
  • こまつな
    こまつな
    @komatsuna
    2025年8月21日
  • kaori
    @stafiro
    2025年8月21日
  • こう
    こう
    @kousty
    2025年8月20日
  • k
    k
    @bookk
    2025年8月20日
  • こたか
    こたか
    @kotaka
    2025年8月20日
  • 平湯あつし
    @hirayu
    2025年8月19日
  • ばやし
    ばやし
    @kwhrbys_sk
    2025年8月19日
    価値観もジェンダー観も登場人物たちへの印象も、読み進めていくうちに何度も塗り替えられる。というか上から塗りたくられていく。 濃厚な味わいのする料理描写が文章にはみっちりと詰まっていて、もはや胃もたれしそうなほどだった。バターって罪深い。
  • ユメ
    ユメ
    @yumeticmode
    2025年8月19日
    新潮文庫の100冊フェアから手に取った本。柚木さんの価値観には、ハロヲタだという信頼感のようなものを勝手に抱いている。
  • k
    k
    @bookk
    2025年8月19日
    私、結婚ってまだよくわからないけれど、浮気とか不倫っていう意味じゃなくて、逃げ場があった方が辛くならないように思うんですよね。 行き詰まった夜に、ふらりと散歩して珈琲を一杯飲めるような場所。 そこに旦那さんがふっと迎えに来てくれたら、十分なんじゃないでしょうか。 家族だからって全部を共有しなきゃいけない必要はないのかもしれないし。
  • k
    k
    @bookk
    2025年8月19日
    料理はロック! こんな不平等でギスギスした世の中だから、自分の暮らしや自分の周辺くらい、自分を満足させるものでかためて、バリア張って守りたいって思うじゃん。
  • 書籍
    書籍
    @read
    2025年8月19日
  • 傘ちゃん
    傘ちゃん
    @doolla
    2025年8月19日
  • Aya
    @ayana_read
    2025年8月19日
  • Y_KATSUKI
    Y_KATSUKI
    @k2_4416
    2025年8月18日
    これも未読だったのでこの機会に。 心理戦のフレームが歪んだり変わったりするのがおもしろい。内からは食、外からは男(世間)の視線。 〈 「それでも、どうしても、許せないものが二つだけある。フェミニストとマーガリンです」 「バター醤油ごはんを作りなさい」 〉
  • 高尾清貴
    高尾清貴
    @kiyotakao
    2025年8月18日
    松本旅行への行き帰りでちょうど読み切った。 前回松本に行った時には、ハンガンを読んでた。こういう本を読みたくなる力が中央本線にあるのかな…
  • elonm3k_
    @elonm3k
    2025年8月18日
  • 雪餅
    雪餅
    @yuki3daifuku
    2025年8月18日
    この小説をどの角度からどう読み解くのがベストなのか今の自分にはまだ分からないけど、じわじわと迫るような熱量(生命力?)を持った作品だなと感じた。 多様性という概念だけが一人歩きをした事で皆生き辛さを感じているような現代社会を生き抜いていくのは、簡単な事では無いな、と思わされる一方で、この作品からは同じくらいそれでも進んで行こうともがく諦めの悪さ(褒めてる)も感じてとても良かった。 読み進める中で自分も梶井に振り回されまくっていたけど、最終的には希望が見える終わり方だったのも良かったポイント。 時間経ったらまた感想も変わりそうだけど。 「この不毛なジャッジメントから自由になるためには、どんなに怖くて不安でも、誰かから笑われるのではないかと何度も後ろを振り返ってしまっても、自分で自分を認めるしかないのだ」
  • ゆうき
    @yuuuuuuki
    2025年8月18日
  • ランタナ
    ランタナ
    @lantana26
    2025年8月18日
  • ピカリ
    ピカリ
    @dlszubii
    2025年8月18日
  • 七日野
    七日野
    @7kano
    2025年8月18日
  • ア
    @zeight_6
    2025年8月17日
    心の底から出会えてよかったと思う本だった。たとえ10年後のわたしがこの本に対してどうも思わないとして、あるいは深い嫌悪を抱いたとして、今のわたしはこの本に救われた。というよりか、わたしをいつも救ってくれているひとやものの存在をこの本が明らかにしてくれて、わたしの進みたい方向を細くとろけた黄金の道筋として表してくれたのだと思う。わたしがわたしとして、この世界でわたしを認めながら生きることは難しい。それでも、わたしが大切なひとを愛するように、わたしも大切なひとたちから愛されているはず。大切なひとを慈しむように自分のこともきっと愛していくつもりだ。
  • しかこ
    しかこ
    @tnzyk
    2025年8月17日
  • さくら
    @sakura_23
    2025年8月17日
  • 高尾清貴
    高尾清貴
    @kiyotakao
    2025年8月17日
    松本行きの電車の中で読んでる。 「友達はいらないの」 梶井は艶のある髪をかすかに振りながら、のんびりと微笑んだ。 「私が欲しいのは崇拝者だけ。友達なんていらないの」
  • ア
    @zeight_6
    2025年8月17日
    p.446まで読んだ。 伶子さんのことばにわたしが癒された。ぐっと来てしまう。
  • モルモ
    モルモ
    @mol_mo
    2025年8月17日
  • びす
    びす
    @bibibisuko
    2025年8月17日
  • つるりえ
    つるりえ
    @cocoro
    2025年8月16日
  • みやこ
    みやこ
    @mii_25
    2025年8月16日
    バターが何を指すのか考えた 口当たり(人当たり) 口溶け(人の内面) ふくよかさ(なくても良いけど、あると豊かになるもの) ルッキズムへの決別 酪農家の方(他者)に支えられて存在するもの ・ 料理を通しての自己表現、その料理のレシピは少しずつ変わって継承されていくという記述が自分に刺さった
  • 秋沓
    秋沓
    @akitou_36
    2025年8月16日
  • saeko
    saeko
    @saekyh
    2025年8月16日
    「どんな女だって自分を許していいし、大切にされることを要求して構わないはずなのに、たったそれだけのことが、本当に難しい世の中だ。」 「なにもかも自力で乗り越えなきゃいけないわけじゃないよ。成長をし続けなきゃいけないわけでもないよ。そんなことより、今日一日をやり終えることの方がずっと大事」 ジェンダー平等を叫んでも、意識せずに過ごそうとしてみても、この社会に分かち難く組み込まれている男女の別。男性だから/女性だからこうしなさい、こうでなければならない、こうすべきだという考え方が、気づかないうちに私たちに浸透し、苦しめている。近年は女性の権利が声高に主張される傾向があるように感じるけれど、この世は男性も女性も地獄なのだ。 こんな世の中を生き抜くために大切なことは、他人に救いを求められること。救いを求めた人の手をとること。結局は人との繋がりが、居場所をつくり、存在を肯定してくれるのだと思った。 登場人物たちが被告人の放言に翻弄され、自分の中の痛みや苦しみと向き合いながら、最後はそばにいる人との絆を慈しみ、尊んでいくラストに心がほの暖かくなる思いがした。これはケアの物語だ。
  • 金平糖
    @konpayto_7
    2025年8月16日
  • y
    @ny_0002
    2025年8月15日
  • kana
    kana
    @k___dairy
    2025年8月15日
  • もりもと
    もりもと
    @mori_11
    2025年8月15日
    お盆休みに一気読み。最後まで展開に目が離せなくてとても面白かった。(途中怖いけど) ルッキズムなど日々自分も社会に対して違和感を感じる要素が散りばめられていて頭が忙しかった。一度読んだだけだと読めていないこともありそうだけど、私の中では「自分で料理すること」について語られる部分が特に印象に残った。 「料理すること」が即「家庭的」と繋がってしまうことにモヤモヤを感じていたのだけど、登場人物のセリフ 「ロックだよね、掃除とか料理ってさ。愛情や優しさじゃなくて、一番必要なのは、パワーっていうかさ……。なまくらな日常にのみこまれないような、闘志っていうかさ……」(文庫p.462) を読んで、そうそう!と腑に落ちた。
  • 砂馬
    @sb
    2025年8月15日
  • ソ氏
    @shh12
    2025年8月14日
    自分はずっと「食べる行為に興味がない」と思っていて、何でこんなに食べ物の本に惹かれるんだろうと思っていた。 食べることが好きなんだ、カジマナに言われて気付いた。 食に興味のないふりをしてはいけない。 ルッキズムや男尊女卑、オンとオフの自分の在り方、登場人物たちも「こう言う友達、いるいる」みたいな、テーマも設定もすごく身近だった。
  • モール
    @myyp
    2025年8月14日
  • ア
    @zeight_6
    2025年8月14日
    p.300まで読んだ。おもしろすぎる、おもしろすぎてだめだ。この気もちを共有したいけど、この本は苦しい。薦めていいかわからない…
  • atomin
    atomin
    @atomin_127
    2025年8月14日
    Chapter 4 …それは世にも美味しい完全犯罪だね」 「私が欲しいのは崇拝者だけ。友達なんていらないの」
  • Hide
    Hide
    @Hide-book
    2025年8月13日
    実際の事件を元ネタとしつつ、描きたいことは人間の関係性とかなのかな。
  • k
    k
    @bookk
    2025年8月13日
  • くぼはる
    @kubo_haru
    2025年8月13日
  • スノウ
    スノウ
    @snow
    2025年8月13日
  • はる🌻
    はる🌻
    @harugaga
    2025年8月13日
  • sunroom
    sunroom
    @marumaru_
    2025年8月13日
  • ア
    @zeight_6
    2025年8月12日
    p.114まで読んだ。 女性を取り巻く様々のこと、人生の伴侶とのこと、食のこと、刺さる。ぐうの音も出ない。この調子で読めるかな、読めたらすごく大切な一冊になる。
  • ちよいも
    ちよいも
    @potechiyo
    2025年8月11日
  • ❔
    @_zzz88
    2025年8月11日
  • さっさ
    @sasassa
    2025年8月11日
  • moe_t
    @moe_t
    2025年8月11日
    ちょっと読むのが怖いようで、気になりつつ、読まずにいた本。 次回のブッククラブの課題本になったので、読まねばなるまい。
  • リツ
    @rinask320
    2025年8月11日
  • shokof
    @shokof
    2025年8月11日
    思ってた感じと違った
  • atomin
    atomin
    @atomin_127
    2025年8月11日
  • 道中はもちろん、物語の着地もとても良かった。
  • 金次郎
    金次郎
    @nin2n2nja
    2025年8月10日
  • 内田紗世
    内田紗世
    @uchidasayo
    2025年8月10日
  • うちやま
    @mcymm
    2025年8月10日
  • ちゃそ
    @tyasokune
    2025年8月10日
  • まいお
    @tnsksk1225
    2025年8月10日
  • ALO Berry
    ALO Berry
    @aloberry
    2025年8月10日
    読み終わるまで我慢していたバター醤油ご飯。 エシレバターのようにとても濃厚な物語でした。 ごちそうさまでした。
    BUTTER
  • Tamaki
    Tamaki
    @tamaki216
    2025年8月10日
  • Michika
    Michika
    @0610shun
    2025年8月9日
    世界37ヵ国で翻訳され、 イギリスで数々の賞を受賞した記念の 限定日英リバーシブルカバーを買えた♡ 裏返した時のイギリス版の表紙がかわいい🧈
    BUTTER
  • inabolon
    inabolon
    @inabolon
    2025年8月9日
    文字数多そうな予感。 頑張れ自分。
  • 九
    @suik89
    2025年8月8日
  • aki
    aki
    @reads_3344098
    2025年8月8日
  • 雪餅
    雪餅
    @yuki3daifuku
    2025年8月7日
  • hi
    hi
    @hi_reads
    2025年8月7日
  • 🦢
    🦢
    @13_rooms
    2025年8月6日
  • aki_book
    aki_book
    @mayumayu628
    2025年8月6日
  • 最後の章に近づくにつれて、音楽のデクレッシェンドのように激しさがなくなって、静かにしゅんと終わっていった。迫力がありつつ、途中途中で「ふっ」と笑ったりもしたけれど、読了後に感じたのは「やっと終わった」とゆう開放感✨
    BUTTER
  • 海外のレビューで「ある部分が不要だと思う」と書かれていた部分が、まさに私が読んでいるところなのかも。少し中だるみのような感じがして、内容が頭にしっかりと入ってこない。でもこのまま、ほっぽるわけにはいかない。今朝、娘のお弁当用のチャーハンをバターで炒めた🧈 味見したらおいしかった。
    BUTTER
  • M.M
    M.M
    @cao97440
    2025年8月5日
    殺人容疑で捕まった梶井真奈子。 見た目はまったく美人ではない、むしろふくよか。複数人の男性を虜にし、3人の殺人の容疑にかけられている。彼女は料理、とりわけバターを使った料理が大好き。なぜ彼女は殺人を犯したのか。本当に殺したのか。30代女性記者、里佳が梶井との面会を通して、バターのように甘くじんわり翻弄され、溶かされ、身を破滅しそうになる。 バターのようなこってりした女性とはこうあるべきという世の男性からの視点。 拭いたくても拭えない、中毒性のあるバターのように。 バターは雌牛のミルク。すなわち血液。白いけど赤い。容疑者をつくりあげ、容疑者の血となったバター。想像して、ゾワッとしてしまった。 バターを使った料理もたくさんでてくるけれど、思い出してよだれが出そうになるけれど、しばらくは食べなくていいかな。お腹いっぱい! そんな一冊です。
  • おがわ
    @ogawa30umi73
    2025年8月4日
    食べ物、特にバターがいかにも美味しそうに書いてあって食べたくもなるのだが、変わっていく主人公の描写と相まって、常に背筋がひんやりと薄寒い。怖い。この後死刑が待っているかのような晩餐。味わうことをせずにはいられないが、味わってしまえば最後、破滅が待っている。確かな確信がそこにあって怖い。
    BUTTER
  • iwareads
    @Iwaachin
    2025年8月4日
  • 双葉くん
    双葉くん
    @ringostar
    2025年8月4日
  • はら
    はら
    @haraheri_5656
    2025年8月4日
  • もち
    もち
    @riri_umeko
    2025年8月4日
  • sun
    @dehlavi
    2025年8月3日
  • 林檎
    林檎
    @godalin49
    2025年8月3日
  • ヒ
    @HikariKomiyama
    2025年8月3日
    中盤くらいまで怖い、とにかくこわい 梶井はどこでどのように男性を自分をこのように扱うことを覚えたのか… 父親の影響?自分の扱いは友だちとうまくやれなかった自分の経験から? バターのこってりした表現と梶井の人に対するねっとりとした執着がからみあってそれもこわい 女性のグループの中でうまく立ち振る舞いできない感じ、痛いほどわかってつらかった 女性のつらさ男性のかなしみ、柚木麻子は全部みている…という感じがした
  • K&A
    K&A
    @amattare5755
    2025年8月2日
  • 祝日
    祝日
    @tenugui
    2025年8月2日
  • はな
    はな
    @j-hana
    2025年8月2日
  • かな
    かな
    @kanaaaa
    2025年8月2日
  • ウタカタ
    ウタカタ
    @uta-ka-ta
    2025年8月2日
    ダガー賞受賞候補、おめでとうございます、ということで再読。
  • こまつな
    こまつな
    @komatsuna
    2025年8月1日
  • k
    k
    @woodeyeheart
    2025年8月1日
    やっと買えた
  • りりぃ
    りりぃ
    @Lily0311
    2025年8月1日
  • Minami
    Minami
    @Kapibara3
    2025年8月1日
  • jun
    jun
    @0403sazanqua
    2025年8月1日
  • ぴぐ
    ぴぐ
    @pgmn
    2025年7月31日
  • sun
    sun
    @book3
    2025年7月31日
  • 23
    23
    @qidjam
    2025年7月31日
  • kiki
    kiki
    @momo9
    2025年7月31日
  • さくらこ
    さくらこ
    @sakurako406
    2025年7月30日
  • ミシュランガイドのような、こってりとした食や日本の文化、犯罪が入り混じった新しいタイプの小説だったのが、イギリスでベストセラーになった理由で納得🧈文章がページ全体にぎっしり詰まっているから、いつもより読むのに時間がかかるけど、3章まで読み終わった。
    BUTTER
  • 週末檸檬
    @week-endC
    2025年7月29日
  • cohal
    cohal
    @cohal
    2025年7月29日
  • みぞれ
    みぞれ
    @Mi_ZoRe_
    2025年7月28日
    新潮文庫の素敵なしおりを貰えた🌟
  • mai
    @mogaogu
    2025年7月28日
  • あつあつ
    @atsuatsu
    2025年7月28日
  • #
    @atmmm
    2025年7月27日
    梶井の主張、体型については物凄く頷いたけど、男性のケアについてはずっと眉を顰めっぱなしだった。異性愛主義が強く出されるとうへえ…ってなるんだよな。400pくらい読んだ限り、柚木先生は分かった上でやってると思うんだけど。 こう、女性が男性をあれこれケアをするっていうの、結局は男性を一人前の人間として見ていないことが根底にあるんじゃないかと思ってしまう。 あと100pくらいだから、もうすぐ読み終える。 最近食べ物中心の小説やエッセイばかり読んでるから、空腹時には本が読めなくなってしまう。外出してる時には尚更、買い食いしてしまうから。
  • 意識低い系
    @kmm
    2025年7月27日
  • まんたそ
    まんたそ
    @mantaso
    2025年7月24日
  • はな
    はな
    @hana-hitsuji05
    2025年7月24日
    友達からもらった。 ババヤガがダガー賞取った話から、日本の本が海外で売れてるらしいという流れでこの本も売れてるみたいだけどまだ読んだことないと言ったら買ってくれた。 先に読んでよ!それから読ませてもらうからさ! いやいや、読んだら貸してよ! 私に買わせろ!読んで! と言いながら本を行ったり来たりさせてるうちに振り払いあっていたはずの手を何故か繋いでブラブラさせながらレジに向かっていたの面白かった。 驚きなのは友達になってから初めて手を繋いだからじゃなくて、人と身体的接触するの好きじゃないのに、友達の手は嫌じゃなかったことだ。 いつ読めるかな。 次に友達が帰省してくるまでに読んで渡せるかな。
  • 夕風
    夕風
    @yu_kaze1997
    2025年7月23日
  • Sudachi
    @sudachi
    2025年7月23日
  • たこ🐙
    @tako_yudedako
    2025年7月23日
  • 岡
    @oka
    2025年7月22日
  • kirakira30
    kirakira30
    @kirakira30
    2025年7月21日
  • とし
    とし
    @Toshi
    2025年7月21日
  • もも
    もも
    @chocomo_03
    2025年7月21日
    話題のやつ。 最近行ったウエストが出てきてちょっと嬉しい
  • Koh
    Koh
    @tnsm0223
    2025年7月20日
  • いやぁおもしろかった
  • 凄い。主人公の女性記者にも、その親友にも、言わずもがな殺人容疑で裁判にかかってる被告人も、誰にも共感できないのに、圧倒的に物語に引き込まれていくのは、自覚的でないにせよ、この男性からの不当な視線を感じて傷ついたことがあり、女性自身の自縛でさらにそれを深くしてしまったことがあるからだと思う。 私は解説の山本一力さんと全然違う読み方してて、それ自体も面白い。私は全然、女性の友情物語には思えなかった。自分が人生のどこで心を痛めたかということが、このストーリーの感じ方に違いを生んでいるのかもしれない。
    BUTTER
  • 餃子
    餃子
    @reads_3
    2025年7月18日
  • かぱす
    かぱす
    @kappas
    2025年7月18日
  • 花蝶
    花蝶
    @hana-choh
    2025年7月18日
    買いました。
  • ひぐ
    ひぐ
    @higumyk317
    2025年7月17日
  • 羽花
    羽花
    @uka_dasuko
    2025年7月16日
    たくさんの要素が詰め込まれた社会派小説。
  • よ
    @JnTwAxiEtn1a6
    2025年7月15日
  • 茶太郎
    茶太郎
    @harapeko
    2025年7月14日
    時が経って自分の価値観がまた変化した後で読み直したいな
  • ソーダ水
    ソーダ水
    @mm_2
    2025年7月14日
  • 翻訳版とオリジナルの日本語版、どちらも積読中.. 手元にある読みやすそうな本を先に読んでから取り掛かるつもり🥞
    BUTTER
  • sato
    sato
    @sato_sa
    2025年7月13日
  • ばば
    ばば
    @bababa
    2025年7月13日
  • 晦
    @january-jane
    2025年7月13日
  • こう
    @domotoyoookiii
    2025年7月13日
    表紙と帯に惹かれて買う予定でなかったのに買った本。 バター醤油味の味が苦手なのですが、この本の描写力の影響でものすごくバターが美味しそうに見えて、絶対食べられないと分かっていながらもバター醤油ご飯食べてみたくなりました。 主人公の変化が、いい意味での変化で良かった。 個人的には主人公の親友が好きです。 終わり方がやや綺麗すぎる気がして、読んだばかりの時は正直やや不満だったのですが、今は読んで良かった、面白かったなぁと思います。
  • sui.
    sui.
    @suisui_sugosu
    2025年7月13日
  • 日々の生活に落ち着きを取り戻し、とても久々にフヅクエへ。本当に大事な空間。夏のキーマカレーも美味しい!ごぼうのきんぴらのスパイスも大好き。 それにしても、バター醤油ごはんを食べてみたいと思わせる描写の凄さよ。モデルのある話をこんなに面白く書けるんだという驚きと、この先を読み進める怖さ。レスカのようなビールと一緒にぐいぐい読んで半分、ひとっぷろ浴びたら後半戦いこう。
    BUTTER
  • 緑の杜
    緑の杜
    @araki_0527
    2025年7月13日
  • SYAO
    SYAO
    @syao_log
    2025年7月11日
    2025.7.8.~2025.7.11.
  • まこ
    まこ
    @macosbookshelf
    2025年7月11日
  • 茶太郎
    茶太郎
    @harapeko
    2025年7月10日
    まだまだ読み途中だけど、私が読んでいいのかという気持ちに至る場面が多々ある この本を読むにはまだ幼かったかもしれない
  • こむすめ
    こむすめ
    @aky_1210
    2025年7月8日
    🧈
  • 面白すぎ!!!今読めてよかった
  • Walker
    @Riho
    2025年7月7日
  • 茶太郎
    茶太郎
    @harapeko
    2025年7月7日
    どきどき!
  • ひつじ
    ひつじ
    @mizubook_616
    2025年7月6日
  • 買うか買うまいかずっと悩んでたやつ、満を持して。
  • アンダンテ
    アンダンテ
    @aaaiuc
    2025年7月6日
    やっぱり柚木麻子さんが書かれる描写の表現がすき。「形のいいくちびる」とかね。
  • きん
    きん
    @paraboots
    2025年7月5日
  • 茶太郎
    茶太郎
    @harapeko
    2025年7月4日
  • こちゃ
    こちゃ
    @cocha_book
    2025年7月3日
  • c.rr_
    c.rr_
    @c_rr_
    2025年7月3日
  • まさもち
    まさもち
    @masamochi
    2025年7月1日
    柚木さんの小説は多く読んできたが、ノンフィクションノベルということで今までとは一風変わった作風に感じた。ただ、その中でも女性同士の人間関係の描き方は素晴らしく、柚木さんらしさを感じた。小説の中の里佳と同様、梶井の言葉や雰囲気に魅せられ「この人の考えは全て正しいのでは、、」と思ってしまったのが前半。後半では急に梶井の異常性に気付かされ、哀れみのような気持ちを抱いてしまったので、この小説にそれだけ没入していたのだと思う。そんな魅力的な梶井というキャラクターと柚木さんが描く女性同士の人間模様、この2つの要素がある小説が面白くない訳がない。
  • はぐ
    はぐ
    @hagumi8989
    2025年7月1日
  • まさもち
    まさもち
    @masamochi
    2025年7月1日
  • かに
    かに
    @frhny-02
    2025年7月1日
  • miya
    @yomuu__
    2025年7月1日
  • maruko
    maruko
    @myk_0108
    2025年6月29日
  • aya
    @ayakmsn
    2025年6月29日
  • satoreads
    satoreads
    @satoreads
    2025年6月28日
  • ev
    @ev
    2025年6月28日
    柚木麻子さん初めて読んだけどおもしろい。男性が取材で事件を追う小説は山ほどあるが、女性だからこそのテーマや視点が出てくるのが良かった。
  • あぽろ
    あぽろ
    @bookapollo
    2025年6月28日
    社会派。思った話と違ったけど、共感できるところが多すぎた。
  • K
    K
    @weitangshaobing
    2025年6月28日
    【ネタバレにならない好きなところ引用】 日本女性は、我慢強さや努力やストイックさと同時に女らしさと柔らかさ、男性へのケアも当たり前のように要求される。その両立がどうしても出来なくて、誰もが苦しみながら努力を強いられている。でも、あなたを見ているとはっきり、わかるんです。そんなもの、両立できなくて当たり前だって。両立したところで、私たちは何も救われないんだって。いつまで経っても自由になれっこないんだって(p.132) 壁を築くとは何も肩をいからせ、他者を拒絶することではない。一人の作業に没頭し、おのれの砦を守ることではないだろうか。壁の素材は硬いレンガや冷たいコンクリートではなくても構わない。甘く柔らかいお菓子だっていいのだ。(p.187) どんな境遇であれ、少しでも快適にしようとする女の知恵、自分好みに環境をカスタマイズできる女の逞しさを、保守的な男ほど疎んじるものだ。でも、それこそが彼らが女になによりも求める家事能力の核に他ならない。どうしてその矛盾に気づかないのだろう。家庭的な女でさえあれば、自分たちを凌駕するような能力を持たない、言いなりになりやすい、とどうして決め付けているのだろう。家事ほど、才能とエゴイズムとある種の狂気が必要な分野はないというのに。(p.312) 「あなたが一体全体、どんな奇行をやらかしたのかと思ったら、あの女、ただ太っただけだっていうのよ。心配で仕方がないんだ、って。あなたが太ったから、もう世間の常識みたいなところから離れてしまったんだ、って。他人の体型が変わっただけでよくもまあ、あれだけ心を乱せるわよね。どいつも、こいつも……。どれだけ他人が気になるのよ?  他人の形がどんなふうか、他人がその欲望を開放しているかしていないか。そんなことで不安になったり優越感を持ったりするなんて、異常だわ。他人の形が、自分の内側で起きていることよりも、ずっとずっと気になって仕方がないっておかしいわよ」(p.286)
  • 想像していた話とは違うかもしれない……とどきどきしながらページをめくっています。
  • K
    K
    @weitangshaobing
    2025年6月26日
  • みいこ
    みいこ
    @nny876
    2025年6月23日
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年6月23日
  • めい
    めい
    @meiji_chan
    2025年6月21日
  • 九
    @suik89
    2025年6月18日
  • 節目でたびたび読む、大好きな作品。それぞれの心地よさと向き合う。正解はその人の中にしかなくて、私にとっての美しく歪な正義を自分のものにしていく過程が最高にカッコいい。完璧じゃない私たちの物語。
  • 涼元風花
    涼元風花
    @suzu_fuuka
    2025年6月16日
    の、濃厚だった…久々に読み終わるのにかなり時間がかかった。でも面白かったぁ…!濃厚…🧈
  • 湯
    @sui_sui
    2025年6月15日
  • こじか
    @kojika-06
    2025年6月15日
    BUTTER 柚木麻子さん エレシバターや様々なバター料理を食べたくなる一冊でした。 主人公や友達の伶子の成長物語でもあり、グルメな話でもあり、女性のキャリアについて考えさせられる場面もあり…めちゃくちゃストーリー面白いのと同時に考えさせられる一冊でした。 主人公が梶井と出会って変化していく様に引き込まれました。 主人公、伶子、篠井さん皆それぞれが自分の悩みを抱きしめて乗り越えて成長していく様が良かったです。 梶井とのやりとりの中で主人公の価値観が変わっていると分かる瞬間を見るのもハッとします。 柚木さんの他の本も読んでみたくなりました。
  • 斉木景
    斉木景
    @Psyche5511
    2025年6月15日
  • よる
    よる
    @yoru_0
    2025年6月15日
  • naoi
    naoi
    @cha1125
    2025年6月14日
  • natsu
    natsu
    @natsu
    2025年6月13日
    イギリス旅行に持参した一冊。現地の本屋さんにたくさん平積みされてあった。
    BUTTER
  • クイスケ
    クイスケ
    @kuiske0717
    2025年6月13日
    殺人容疑者の女性と女性記者のお話。ルッキズムやミソジニーが上手く散りばめられて、月並みだが面白くて読む手が止まらなかった。「男のデブと女のデブは違う」とか腹立たしいけど事実で。 特にラストはとんでもない展開に引きずり込まれてしまった。 「あなたがたに易きを求め、困難を求めない」 日本人女性はもっと自分を認めていい。 私もバター醤油ごはんから挑戦して、食べたいものを適量食べてみたいと思う。 ちなみに、この本を読んだ影響でBlueSkyに「お給料日にはバター醤油ごはんや塩バターラーメン、マックやケンタッキーを食べたい」と投稿したところ、知らない男性から突然 「自分を大切にしろ!」「発がん心筋梗塞脳卒中腎不全への最短ルートがこれ」 と罵倒されて脅された。 シンプルに気色が悪いが、ミソジニーやルッキズムを押し付ける作中の人々によく似ていると思った。
  • mizuiro
    mizuiro
    @transparency23
    2025年6月12日
  • G.W.D
    G.W.D
    @waltz0324
    2025年6月11日
  • malu
    malu
    @malu
    2025年6月11日
  • wakka
    wakka
    @marui
    2025年6月11日
    とうもろこしご飯にバター乗っけて食べた。
  • sayu
    sayu
    @lumicy13
    2025年6月10日
  • ザジー
    ザジー
    @linette
    2025年6月10日
    読んでる時のコンディションによってすんごい食欲そそられるか、胸焼けするかでバターの描写が巧み。 ずっとゾクゾクする。カビ埃臭いものと食べ物の描写とのコントラストで頭クラクラしてくる。
  • よる
    よる
    @yoru_0
    2025年6月8日
  • ひぐ
    ひぐ
    @higumyk317
    2025年6月5日
  • 猫
    @mao1012
    2025年6月5日
    読み応えがあるページ数で、凄く面白かった。イギリスで人気な作品とのこと。 食の表現が巧みすぎて、読んでいると食欲が湧いてくる! 食事とは生きる活力のようなもので、自分の食に狂気的なほど愚直な梶井の姿をみて周りが惹き込まれていく過程に夢中になって読み進めた。 バター醤油ごはん、食べたい!
  • よる
    よる
    @yoru_0
    2025年6月5日
  • めい
    めい
    @meiji_chan
    2025年6月4日
    英国推理作家協会賞ノミネートでまた平積みされていたので読み直し。 疲れ果てて本が読めなくなっていた頃、この本からまた読書好きに戻ることができた。 文庫本しか持っていないけど、単行本も手に入れたい。本当にバターがとろけるような質感が美しくて書店で見惚れた記憶がある。
  • 九
    @suik89
    2025年6月3日
  • 犬のくま
    @inu-kuma
    2025年6月2日
  • ハラハラドキドキでめちゃくちゃ面白い。ルッキズムやジェンダーロールが当たり前になってる気持ち悪い日本ならではの小説だと思った。そして、特に後半柚木さんらしさ爆発してて最高。
  • こえ
    こえ
    @yondakoe
    2025年5月31日
  • るるふ
    @loureeds
    2025年5月31日
  • おしんご
    おしんご
    @shingo4real
    2025年5月31日
  • 🌦️
    🌦️
    @yukino_n
    2025年5月30日
    朝起きたら、”この世界は生きるに値する”という言葉を共有している友からLINEがあり、その言葉が出てくる本だよと勧めてもらった 何かいいものをこの人にも体験してほしい、分かち合いたいと思うことは純粋な愛だと思っているので、そのうれしい気持ちのまま買ってみた 黄色い表紙かわいいなー 読むのたのしみ
  • こえ
    こえ
    @yondakoe
    2025年5月29日
  • 夏湖
    夏湖
    @namtmw
    2025年5月29日
  • さゆ
    @d0220a
    2025年5月29日
  • marimo
    @marimo
    2025年5月28日
  • 大根餅
    大根餅
    @daikonmochi
    2025年5月28日
    面白すぎる、無理やりにでも時間見つけて読んじゃう
  • みずかん
    @mizzzkan
    2025年5月28日
    夜中に読むとお腹が空く!高級バターが食べたい!現実の事件を下敷きに、いろんな要素をまるごと調理した小説、全部は理解できなかったけど、おもしろかった
  • 而
    @shikamo
    2025年5月25日
    胃もたれした
  • ずっと気になっていたので買った。 単行本の表紙のデザインが印象的だったので、文庫本も同じでうれしい。 読むのが楽しみ。
  • こじゃんめ
    こじゃんめ
    @kojanme
    2025年5月22日
  • うねうね
    うねうね
    @73uneune
    2025年5月21日
  • ひぐ
    ひぐ
    @higumyk317
    2025年5月21日
  • かわら
    かわら
    @roof_kawara
    2025年5月19日
  • いっちー
    いっちー
    @icchii317
    2025年5月19日
    これものらじおというPodcastに出てくる。イギリスの院に行った友達と海外の友達がたくさんいる修士卒の友達もこの本を読んでた。社会派の本で論文の延長にあると勝手に理解している。その友達たちのインスタストーリーに影響を受けて4年前くらいに買ってみたけど、食欲が増進されるのもあって止まってた。ちゃんと読んで、そしてのらじおの感想回を聞くのだ
  • りな
    りな
    @ainnaquartz
    2025年5月18日
  • すし次郎
    @na7246chaco
    2025年5月18日
  • chika
    chika
    @chk823
    2025年5月17日
  • すごくページ数が多い本だから1年以上購入を躊躇してたけど、“食にまつわるテーマや登場人物の成長、そして女性の見た目や社会的役割に対する社会の眼を描いた作品が好きな方にぴったり” とゆう海外のレビューに一押しされて、ついに買った💦
    BUTTER
  • pinoko66
    @pinoko66
    2025年5月17日
  • あすと
    @astsg
    2025年5月16日
  • 雲丹
    @oniku_suki_ippai
    2025年5月16日
  • ふくすけ
    ふくすけ
    @fuku
    2025年5月15日
  • もももも
    もももも
    @momomomo_24
    2025年5月15日
  • あさこ
    あさこ
    @asako_r
    2025年5月14日
  • 春巻
    春巻
    @djxvsy
    2025年5月14日
  • あすと
    @astsg
    2025年5月13日
  • 柚木麻子さん『BUTTER』が「The British Book Awards 2025」Debut Fiction部門を受賞! とのことで、ずっと気になっていたけど未読だったのでこれを機に読みたい。 柚木さん、おめでとうございます!
  • 春巻
    春巻
    @djxvsy
    2025年5月11日
    通勤のお供
  • 蛍
    @bcgcco
    2025年5月9日
    誰のための料理なのか、という問いは身近でありつつも人生に繋がるものだ思った。 カジマナが作りたい相手に恵まれなかったのに対して、主人公は愛する皆のために苦労に苦労を重ね料理したい、と締め括ったのが、そうだよな、それでこそ人生だよな、と共感。同じ道を辿るのかと思いきや何が何でも死なない、生きてみせるという根性にもぐっときたし、私は好きな結末だったなあ。 料理というものが持つ意義をどう捉えているかによって、結末の納得度合いは違ってくる気もする。
  • えむ
    えむ
    @emu
    2025年5月8日
    よかった 一筋縄ではいかない女とそれを触媒に良くも悪くも変わっていく人たち…読み応えあったし、食べ物の描写が悪魔的においしそう
  • みもま
    みもま
    @mimoma
    2025年5月4日
  • burio
    burio
    @burio02
    2025年5月2日
    アメリカ人の料理教室に行った時に、先生に「この料理はバターを3kgつかうからね」と言われ、参加者のお姉さんが「今日はバターを楽しむために来たんだから問題ない」とすかさず切り返していたのを思い出した。 気になったところはいくつかあるがこれだけ。 ボーダーコリーは小柄な女性がハンドキャリーできるようなクレートに入るサイズてばないと思う。
  • 甘夏
    甘夏
    @amai_nuts
    2025年5月1日
  • Juuuuun:)
    @pAndax_jn151
    2025年4月30日
    4月に読んだ本
  • そめ
    そめ
    @s_o_m_e
    2025年4月27日
    人と繋がろう、繋がりたくてたまらないという人たちのパワーを浴びて、読了後は開放感のあとで疲労がどっと来た。 美味しそうなご飯の描写がうまい。ほかほかご飯にバターを乗せたくなったり、エシレのバターと高い食パンを買いに行きそうになったりした。値段のせいで思いとどまってる。 主人公が体型を気にしなくなって自分の身体のことを受け入れていくの、すごくよかったな。 カジマナが手料理でもてなしたかったのは男ではなくて、女友達や女の家族だったんだろうな。 他人をケアできる人が男女ともにモテてるなぁって思う。 ケアやフォローを当たり前のように受け取られると嫌になるのはものすごくわかるわぁ…… 嫌になって人間関係を断ち切ったことが自分の経験の中にもあるから、刺さるところがいくつかありましたな
  • りら
    りら
    @AnneLilas
    2025年4月25日
    実録犯罪ものに見せかけた、料理やレシピを巡る女同士の微妙な関係性の力学を執拗に辿った作品。 途中あいだが空いたせいもあり、取材対象に対するヒロインの記者のスタンスがコロコロ変わるのがどうも腑に落ちず、妊活を機に破綻した親友の結婚生活などあれこれ盛り込み過ぎに思えて消化不良気味。篠井さんの存在が拠り所だった。 序盤に言及のある『ちびくろ・さんぼ』がまさかここまで重要な役割を果たしているとは。
  • 山房からむ
    @18assael
    2025年4月25日
  • もももも
    もももも
    @momomomo_24
    2025年4月25日
  • ねこさん
    ねこさん
    @nekosan
    2025年4月25日
  • いぬを
    いぬを
    @_____on722
    2025年4月24日
  • natsu
    natsu
    @monmonroll
    2025年4月24日
  • Maple
    Maple
    @mpl_1001
    2025年4月23日
  • たまちゃんのお手紙読み直していたら書いてあって読みたくなった
  • 310
    @310
    2025年4月23日
  • karin
    karin
    @jyurynene
    2025年4月22日
    エシレバターをこの本で知りました。
  • まこ
    @makoasai0635
    2025年4月21日
  • 橋本吉央
    橋本吉央
    @yoshichiha
    2025年4月21日
    とてもボリューミー! 食という豊かな装飾を押し出しながら、ジェンダー、女性性・男性性という観点から、結婚詐欺の相手を死なせる犯罪とその周辺の登場人物の群像劇を描いているのだな、と最初は感じたのだが、より複層的に、父と子、自身の欲望、傷と回復みたいにいろんな話が出てくる。 よくこれだけのテーマを一つの物語の中で詰め込んだな、という感嘆。登場人物が多いので、自分や周囲の人物を誰かに投影するというようなこともあり得るのかもしれない。 一方で、連載作品だったからというのもあるかもしれないが、節ごとに描写のボリュームが非常に多く、やや情報量過多というか、読者に想像させる要素があまりない印象もあった。最後の、梶井が里佳に対してどういう気持ちと振る舞いをしたのか、果たして梶井が殺人をしていたのか、というあたりは明確に描写はされず、大きなストーリーとしては想像の余地を残す部分があった(それは良かったと思う)が、ひとつひとつ読み進める中では、細かい描写が詰め込まれてやや疲れる感じもあった。
  • あまり
    あまり
    @jmr
    2025年4月19日
    ★★★★★ めちゃくちゃ小説が上手いし、めちゃくちゃ文章が上手い〜〜〜 物語を引っ張る牽引力がすごい。文句なしの星5。 わりとあっという間に読んだ。 主人公里佳と親友怜子と刑務所の梶井真奈子、三人のこれまでの人生を走り抜けたような気持ちになる。 するする読めて一見あまり特徴も無さそうな文章なのに、身体性があって想起させる風景があって、軽くはないのが凄い。 重要なところは目が止まるようになってるのも凄い。なんかしっくり来ない文末だな、と思ったところで場面転換してるのに気づいて、こんな技があるんだ!と驚いた。 どんなプロット作りしてるんだろ。 写経して、ストーリーと心情の動きを書き出して整理したい。
  • konny
    konny
    @babykonny
    2025年4月19日
  • opsun
    opsun
    @gomi_atsume
    2025年4月18日
    読了。 食べ物描写が魅力的!というレビューを見かけて手に取ったけれど、個人的には食べ物の描写はわりと平易に感じた。 もしかすると、私自身思考が拡散的で料理をする機会か多いからなのかもしれない。料理を食べている時の心地良さって、知らない味の深さの所以に触れることや、自分でも作りたい!という創作意欲、他人の作ったものに触れる実感、のようなものが強い。なので、最後のチキンが一番舌が踊った。 どちらかというと、そういった食よりも根深く残るルッキズムや親子のこと、あるいは家族といる中で否応なく発生する自責、苛立ち、多面性、タイミング、距離感などの描写がとても良かった。腹の中でじっくりと煮込まれていくような感覚。最初は伶子にかなりヒヤヒヤしたけど、どの人をとっても「なにかがひとつ違えば、自分もこうなっていたかもしれない」という隣り合わせの感覚があった。 随所でモチーフとして使われているバター、ちびくろサンボなどについては、正直まっったく噛み砕けなくてぬるっと通り過ぎてしまっている。
  • 絹
    @kinu_002
    2025年4月18日
  • 橋本吉央
    橋本吉央
    @yoshichiha
    2025年4月18日
    川上未映子の『夏物語』を思い出す。
  • aiko
    aiko
    @aiko-0
    2025年4月17日
  • ゆゆゆ
    ゆゆゆ
    @yomyom17
    2025年4月17日
    ずっと気になってて図書館でも借りたし積んでもいたけど読んでいなかった小説。 誰よりも気にかけてたんじゃないかと思ってしまう。ようやく読み始めた、きっかけは不明。長い間積んであった中から、ふと選ばれる理由はなんなのだろう。
  • りら
    りら
    @AnneLilas
    2025年4月16日
    半分でなんだか読む気が失せてしまって中断してたので、再開。
  • 橋本吉央
    橋本吉央
    @yoshichiha
    2025年4月16日
    珍しく図書館で借りてみた。柚木麻子が気になって。
  • にわのあさ
    にわのあさ
    @niwano
    2025年4月16日
  • @kaoruno05
    2025年4月16日
  • yukyu
    yukyu
    @250305
    2025年4月16日
  • おたより
    おたより
    @otayori
    2025年4月15日
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2025年4月15日
    TEGAMISHA BOOKSTOREで表紙の絵の方の展示の時に買った! ポッドキャストのY2K新書もまた聞きたいなー。
  • 宮上
    宮上
    @chego_saize
    2025年4月14日
  • ほたて
    ほたて
    @mmmhhh520
    2025年4月11日
  • えむ
    えむ
    @emu
    2025年4月11日
    まずバター醤油ごはんが食べたくなる(そして食べました)。
  • gumu
    gumu
    @gumu_zzz
    2025年4月11日
  • れい
    れい
    @rrr3
    2025年4月11日
  • opsun
    opsun
    @gomi_atsume
    2025年4月9日
    俄然面白くなってきた
  • opsun
    opsun
    @gomi_atsume
    2025年4月9日
    新潟の話を読みながら、『虎に翼』の新潟編のことを思い出す。シチュエーションは同じではないけど、どこか重なる
  • うみ
    うみ
    @udn_dn
    2025年4月8日
    いつか必ず読もうと決めていたBUTTERを、3月頭の講演会をきっかけに勢いで買った。もっと早く読んでいればよかった!よりも、今読めてよかったの気持ちの方が大きい。一日少しずつ読み進めるごとに、振り返って誰かと感想を共有したい気持ちになる本だった。柚木麻子さんの作品を読むと、これから先、自分が思っているよりもずっと自由に生きていける気がする。あまりにもバターが美味しそうに書かれるので、何かバターを使った料理を作りたいと思い、読み終わるまでの間に作中に出てきたバター醤油ご飯のほか、バターライスのオムライス、味噌バターラーメンを作って食べた。
  • 今日お迎えした本
  • opsun
    opsun
    @gomi_atsume
    2025年4月7日
    「彼女の料理を自分たちへの愛情と受け取り、幸せな気持ちで咀嚼していた。」223
  • えだ
    えだ
    @kj_eda1
    2025年4月5日
  • macochi
    macochi
    @macochi
    2025年4月5日
    これ読んですごい感情になる男性多そうだな…
  • ぽち子
    ぽち子
    @pochi_co31
    2025年4月4日
    昨日書店で見かけたこの本やっぱり気になる
  • opsun
    opsun
    @gomi_atsume
    2025年4月2日
    バターを食べ、誠からのLINEに違和感を覚えた後、正月明けの面会で興奮するカジマナのシーンでNetflixのドラマ『マインドハンター』を思い出す。
  • えだ
    えだ
    @kj_eda1
    2025年3月30日
  • 夏しい子
    夏しい子
    @natusiiko
    2025年3月29日
    終わりかけまでは面白かったが、梶井と話さなくなった辺りから雲行きが怪しくなってきたと感じた。 梶井も多くの女性を傷つけただろうが、主人公も取材のためとは言え、偽名で料理教室に入り込んでマダムや生徒たちを傷つけたのでは無いだろうか。その辺りのフォローが最中は甘いと感じてハラハライライラしてしまった。 親の離婚を経験した私としては主人公と父親の関係は痛いほど良くわかる。 だからこそ父親が恨んでいなかったかもというのは都合良過ぎる父との関係の締めくくりに感じてしまった。
  • opsun
    opsun
    @gomi_atsume
    2025年3月29日
    「食べ物の描写が良い」と聞いたので、近くの書店で手に入れた。思ったよりも分厚い。楽しみだ〜🥹
  • ほたて
    ほたて
    @mmmhhh520
    2025年3月29日
  • りー
    @bear417
    2025年3月28日
  • うみ
    うみ
    @udn_dn
    2025年3月28日
  • macochi
    macochi
    @macochi
    2025年3月27日
  • ayapon
    ayapon
    @ponde_733
    2025年3月26日
    はじめての柚月麻子
  • 棚
    @tana
    2025年3月25日
  • 雲丹
    @oniku_suki_ippai
    2025年3月24日
  • wakka
    wakka
    @marui
    2025年3月24日
  • さく
    さく
    @hisaku818
    2025年3月24日
  • はりねずみ
    はりねずみ
    @kino_ppp
    2025年3月24日
  • うのみ
    うのみ
    @shittaka
    2025年3月23日
  • MonaHana
    MonaHana
    @mona358
    2025年3月23日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年3月23日
  • ばやし
    ばやし
    @kwhrbys_sk
    2025年3月22日
    最近、ハマりにハマっている柚木麻子さん。さすがにいちばん有名な作品は読んでおかねば。
  • モトムラ
    @motozab1458
    2025年3月21日
    ようやく読み終わった 残りのページ数がかなり少なくなったところで突き落とされたのに、しっかりと落ち着くところに落ち着いてお話が終わる、りかたちは生きていく、いいお話だった
  • いぬを
    いぬを
    @_____on722
    2025年3月20日
  • mikoto
    mikoto
    @mikoto_ps2
    2025年3月19日
    第一章を読み終えた。 レビューにもある通り、食欲をそそる文章だと思う。 結末がどうなるか分からないが、最後まで読みすすめられそう。 イギリスで流行しているのも納得だ。
  • mikoto
    mikoto
    @mikoto_ps2
    2025年3月19日
  • のの
    のの
    @karimama12
    2025年3月18日
  • emu
    emu
    @emu___0h1s
    2025年3月17日
  • Ayako
    Ayako
    @aya_rb
    2025年3月17日
  • 悠月
    悠月
    @yzkotm38
    2025年3月16日
  • きゃほ
    @kk_120jk
    2025年3月16日
  • こん
    @nanchatte
    2025年3月16日
  • フレンドに借りた。めっちゃ気になってたので読むの楽しみ。
  • 韓国慶州旅行のお供2。 容疑者と記者の心理戦に夢中になりながらも、読後一気に疲労感に襲われる。読者もカジマナに振り回されている。翌日スーパーにバターといつもより少し高めの食パンを買いに行って、シンプルなトーストを食べたのは言うまでもなし。
  • amy
    amy
    @note_1581
    2025年3月15日
    実際にあった婚活殺人事件をモデルにした小説。 バターをふんだんに使った料理からフェミニズムとかルッキズムが透けてみえる。そして女性は女性の容姿に厳しい、男性から女性への眼差し以上に。 主人公の恋人がアイドルオタクの男性なのだけど、好きなアイドルがちょっとぽっちゃりしただけで応援を辞めちゃう。アイドルオタクをやっている身としては日々少し体型が変わったり、衣装の関係でそう見えているだけなのにライブのキャプチャをネットに貼られて劣化だの激太りだのおもしろおかしく糾弾されるアイドル達を思い出して苦しくなった。タイトルの通り「BUTTER」のように濃い一冊。
  • 橋本吉央
    橋本吉央
    @yoshichiha
    2025年3月14日
    『あえのがたり』で柚木麻子がよかったので読みたいなーと思っている。とりあえずAmazonのほしい物リストに入れた。読みたい本いっぱい…
  • しー
    しー
    @shh
    2025年3月13日
  • :)
    :)
    @sleepwell
    2025年3月12日
    自分も、自分の周りの人も救われるような気がした 死人にならないように生活せねば
  • くまBOOK
    くまBOOK
    @kumabook
    2025年3月12日
  • はち
    はち
    @Hachi________
    2025年3月12日
  • 朝
    @asa_333
    2025年3月12日
  • zagin
    zagin
    @za_gin
    2025年3月12日
  • 朝
    @asa_333
    2025年3月12日
  • 🌦️
    @restgoogoo
    2025年3月12日
  • あいみ
    あいみ
    @ai_meeee
    2025年3月11日
  • おにぎり
    おにぎり
    @wantan-men
    2025年3月11日
    それぞれの「生き方」の価値観を通して いろいろ考えさせられた。 最終的にりかの新しい「生き方」が 前向きなもので良かった。
  • モトムラ
    @motozab1458
    2025年3月11日
    りかはゆっくりと、それこそ落ちていってるんだろうな
  • Hachi
    @bee
    2025年3月10日
    読了。読みながら、ここはこの部分はこの人に読んでもらいたくて、この部分はこの人に読んでほしくてってどんどん色々な顔が思い浮かぶような本だった。また遠くない未来にまた読みたい。
  • k
    @redgirl_lp
    2025年3月10日
  • aico
    aico
    @aico_02
    2025年3月10日
  • F
    F
    @piyo1200
    2025年3月9日
    読んでる!飯テロ表現が多すぎてお腹がすいてきちゃう。バターが好きになりそうだし、登場人物の掛け合いも考えさせられる。
  • ころころ
    ころころ
    @suuu0511
    2025年3月9日
  • atomin
    atomin
    @atomin_127
    2025年3月9日
  • 続きが気になってぐんぐん読み進めた! あまりにバターが美味しそうに描かれているので、読んでいる途中でバターを熱してスクランブルエッグを作りました😌 (炊いたお米がなく、作中のバター醤油ご飯はまたの機会に) 誰かと語りたい小説!📚
  • mizushima
    mizushima
    @_mizu_shima
    2025年3月8日
  • Runa.
    Runa.
    @runamaru8
    2025年3月8日
    こちらも食の名手の一冊。檻を挟んで会話するのは「羊たちの〜」を彷彿とさせるが、食べものを通して互いの価値観を共有し合い変化させられる巧みな構造に引き込まれる。朝明けの味噌バターラーメン、たっぷりのバターを使った明太子スパゲッティ、とろけるようなバタークリームケーキ…思えばバターとは、忌避されつつ味わえば逆らえぬ魅力を持つもの。じわりと溶け出す蠱惑的な悪意と善意の狭間で、主人公が揺れるのも見どころです。
  • スエ
    スエ
    @kickrakan
    2025年3月8日
  • 植物性より動物性。肉食女子というにはアウトローな被告人の心理は理解が難しい。実際の事件を参考にされていると思う。食べ物描写が濃厚で、この本を読んでいる時や読み終えた後は濃厚なものを口に入れたくなる。
  • nao
    nao
    @ggtop-88
    2025年3月7日
  • 読みやすい
  • h___rrr
    h___rrr
    @h___rrr
    2025年3月7日
  • とろろ
    @book_tororo
    2025年3月7日
    前に途中まで読んでた。なんとなく気になり購入。また読み始める。
  • かゆ
    かゆ
    @yui_kayu
    2025年3月7日
    これも超ハマった。恋 といい、人間の説明のつかない欲深さ?本能に溺れていく、みたいな、ドロっとしたものを溢れ出るように描く小説が好き
  • marimo
    @marimo
    2025年3月7日
  • Ferelith
    Ferelith
    @Ferelith
    2025年3月7日
  • ごん
    ごん
    @pla_gonchan
    2025年3月7日
  • 凪梨
    凪梨
    @s_ukibun
    2025年3月6日
    図書館で借りて途中まで。 続きは購入して読むことにする。
  • はるお
    はるお
    @haruooo6
    2025年3月6日
  • りー
    @bear417
    2025年3月6日
  • あわい
    あわい
    @schk8g
    2025年3月6日
  • ともち
    @tomomi808
    2025年3月6日
  • リ!
    @ri_0o0o
    2025年3月6日
  • うみ
    うみ
    @umi_kkk8
    2025年3月6日
  • 自分の適量を探すこと。どんなに美しくなっても、お金や地位を手に入れても、人脈を築いても、他人の匙加減でああだこうだ言われるんだから。自分にとっての美しさや居場所、関係性を見つけていきたいね。 バターをたっぷりと使った料理を頬張る主人公を見ていると、自分を慈しみたくなる。そう、料理は自分のためにしたって良いのだ。
  • もち
    @mochi07
    2025年3月6日
  • えみ
    えみ
    @caleidoscopi0x
    2025年3月6日
    良い小説だった。面白いかと聞かれると私が面白いと思う基準からは外れているし、これを面白いと言っていいのか分からない節があるので表現しないが、さまざまな問題について考えるきかっけを与えてくれる本であることは間違いない。私は物語(ストーリー)の強制力が好きでなく、感情移入してのめり込みたくない性格だが、この小説は古典的な構成になっていたため、物語として読まずにはいられなかったし、「物語に引き込まれた」という体の書き方しかできないのがある意味で悔しく思う。 人はさまざまな役割を引き受けている。それは無自覚なこともあれば、成り行き上そうなったり、自ら望んで引き受けたりする。社会生活を送る上で誰一人として役割から逃れることはできない。そういった意味では、実存主義的な生き方を現代で貫徹することはかなり難しい。 主人公である里佳は、いわゆるバリキャリで仕事に打ち込む女性である。恋人も仲の良い友人もいて仕事もそこそこ順調で、何も不満なく生きているように見えた。華奢でおそらく容姿も良いのだろう。気取らず、謙虚で「非の打ちどころがない」。ここに異分子である梶井真奈子(以下カジマナ)という存在が入ってくる。 里佳は人に甘えることをしない自立した女性として描かれていたが、カジマナを知った序盤でこんな話をしている。 「どんな女だって自分を許していいし、大切にされることを要求して構わないはずなのに、たったそれだけのことが、本当に難しい世の中だ。取材を通して知り合う、成功者と呼ばれる女性ほど、それが顕著に表れている。皆、何かに強く怯え、ストイックに我慢し、異常なほど謙虚で、必死に自分を守ろうとしている」 これはおそらく彼女自身の最初の気づきだろう。皆が必死に自分を守ろうとしている、と書いているが皆のなかに自分も含まれているのではないか。里佳は己のスペックを無視して、自分が一人の女であることにOKを出していたカジマナを知り、驚嘆した。大切にされるためには努力をしなければならない。里佳はそう考えているようだった。実際、容姿、特に体型に気を使い、モデルのようなスタイルを維持し続けている様子が描かれている。 しかし、カジマナの機嫌をとって事件に関する情報を聞き出すために、言われた通りの食べ物を次々に食べるうちに里佳の体重は増えていく。体重が増え、太ると、里佳の予想以上に周囲から非難される様子が描かれている。自分でもなんだかひどく悪いことのような気がしてしまい、ダイエットを始めるが、カジマナにその必要がないことを諭される。恋人の誠曰く、努力を怠っているように見えるからダメなんだと言われるが里佳は腑に落ちない。 この辺りの話で浮き彫りになるのは、女性にかけられている圧力の一つが「美しくあること」。ここで大事なのは容姿の問題だけではなく、女性が社会からかけられている圧力が複数あるということだ。何のためにその圧力に耐えているのか。一つは自分を守るためであり、もう一つは「大切にされるため」なのかもしれない。大切にされるとはどういうことだろうか。(もちろん男性も社会から圧力をかけられているが、その話は後ほどする) 人は誰しもが愛されたいと願っているし、愛したいと思っている、とするならば(多分この価値観も絶対ではない)、そのためには他人の評価から目を背けることはできない。そういった理屈で私たちは社会から要請される理想像に近づくために日々努力を惜しまない。なぜ親以外の愛は条件つきなのだろう。そして、どこを読んでも、「大切にされるため」について、詳しく描かれていない。全体を読み込んだ限り、批判されず受容されることが「大切にされる」ことなんじゃないかと推測する。誠はこんなことを言う。 「──心を鬼にして言うけど、太ることだけは、本当によくないって。俺は別に女の人の体型に理想とかないけど、まわりに努力が足りないって思われて、信頼を失うよ」 つまり、一般的には、男性は「女の人の体型に理想がある」のだ。そして、そのために努力を惜しまないのが絶対条件なのだろう。現代では、女性にとどまらず男性の容姿についても女性にとって何らかの理想があり、努力を惜しまないことが良いとされている。例えば若い世代では、清潔感を強く意識するために脱毛をする人は増加傾向にあるし、メイクをする男性も増えてきた。眉毛サロンに通う人もいるし、美容室を日常的に利用することは一部の人にとっては当たり前になっている。歯のホワイトニングも欠かさない。歯のホワイトニングなんて実際の口内環境が良くなるわけでもなく、清潔感があるように見えるだけだ。人に見られる仕事の人は必須で、その他の人もしている人は少なくない。男女差を綯い交ぜにして語ったが、要するにただ単に美の追求をしているのでなく、「大切にされるため」≒批判されずに人に受容されるために容姿に気遣うのだ。体型管理なんて当然で、仕事でも趣味でも努力し続ける姿が賞賛されるし、努力しない人はまわりの信頼を失うらしい。 カジマナは周囲の批判の目を気にすることなく、生活してきたのかもしれなかった。なぜなら彼女は欲望に忠実な人間として描かれているからだ。それが里佳にとっては鮮烈だった。里佳は、欲望することも、欲望させることも良くないことだと思い込んでいた。しかし、それも徐々に悪くないのではないかと思うようになる。欲望を抑えつけていると、自分が欲しているものが分からなくなる。実際里佳はカジマナに出会うまでは食の楽しみは少なく、自分が何を食べたいのかさえ分からなかったのだ。食べたいものを自分で作って好きなように食べることを豊かであると感じ始めていた。 カジマナは決して善人ではないし、正しい存在としては描かれていない。主観の世界で生きている人間で、現実を捻じ曲げて自分の世界に閉じこもっている。しかし、彼女が自分を愛しているのは本当かもしれない。なぜなら、自分の欲望には素直に従ってきたし、自分の身体も愛おしく思っている。そして、里佳にも「あなたはもっと自分を好きになるべきなんじゃない?そうしたら、合わない相手とのデートなんかで自分をすり減らすのはもったいない、と自然に思えるはずよ。自己評価が低すぎるんじゃないの」とアドバイスしているのだ。カジマナは、決して悪人でもないと私は思った。 里佳は彼女に振り回され、価値観をどんどん変えられていく。恋人や友人とギクシャクして、何もかもが崩壊しそうになる。けれども、彼女は潰れなかった。いや、一度は解体されてしまったのかもしれないが、里佳の仕事は形をやや変えて続くし、周りの人が離れていったわけでもない。彼女が捨て去ったものは、他人軸で生きることだった。自分の軸で生きたい、そして欲望も役割も「適量」でいい。里佳は誠にこう言っていた。「もう他人に消費されたくない。働き方とか人との付き合い方を、自分を軸にして、考えていきたいの」と。 里佳は皆が安らげる場所を提供するに至る。玲子は「里佳が中心に居ると、みんな役割から自由になれるんだよ。性別とか地位が関係なくなるの。磁場が歪むっていうのかな。昔からそういうところあったけど、最近は特に……」と話していた。この社会で生きていくのに役割を全て、そして常に降りる必要はなく、「適量」でいいのだ。主婦も会社員も、男も女も、いつもその姿を保たなくていいはずだ。私がこの本を読んで一番感じたのはそういったことだった。 カジマナについての話をする。彼女は本当に結婚相手を探して、男性を包み込むような存在でありたかったのか。「根本のところでは、誰にも所属するつもりはなかった。それは確かだ。でなければ、こんな時間に男を残してラーメンを食べたくなるわけがない」という話を本当だとするなら、彼女は男性をケアする役割を全うしたかったわけではないのかもしれない。彼女もまた、里佳たちとは異なる形で役割を引き受け、生活してきた。これは想像だが、そうしなければ彼女は生きていけなかったのではないか。料理を作らなければ、男性をケアしなければ自分を保てなかったのではないだろうか。 カジマナが執拗に本物にこだわっていたのも気にかかる。カジマナはおそらく「本物」ではなかった。なぜなら生まれも育ちも田舎で、対比的に描かれている料理教室に通う人たちのような優雅な暮らしをしていたわけでもないのに、ジョエル・ロブションのフレンチを里佳に食べてくるように話していた。つまり、本物にこだわるのは本物への憧憬であって、元々本物ではないことがコンプレックスだったのではないか。(念のため言っておくと、実際のところ本物や偽物といった表現は適切ではない。カジマナが使っていた言葉だから借用して話している)彼女にとって心から愛せた食べ物はバター醤油ご飯で、それこそが本物だったのだ。なぜなら、カジマナの育った場所に良いバターがあり、自分のために作るといえば「バター醤油ご飯や、たらこパスタくらい」だったからだ。里佳に初めにすすめたのも、もしかしたらそれが自信を持って言える料理だったからかもしれない。彼女の原点はバターを使った簡単な料理にある。彼女は料理が得意だったのかもしれないが、本物にこだわるあまり、何かと何かをミックスするなどのアレンジが不得意だった。レシピ通りにしか作れないのは、オリジナリティの欠如を物語っている。彼女のアイデンティティとは何だったのだろう。 彼女はずっと孤独で、確かに心から話せる友人あるいはパートナーを求めていたんだろうと思う。カジマナが料理教室で七面鳥の料理を習って、教室の皆を招待して振る舞おうとしていたのは、きっと友達が欲しかったのだ。里佳ともあと一歩でなれたかもしれなかった。 「料理って、自分のために作ってもいいんですねって、ぽつんと言っていた。自分のためにしたことないの?って聞いたら、ええ、って。妹や恋人と一緒の時はちゃんと作りますが、一人のときはご飯とバターと醤油とか、目玉焼きご飯とか、たらこパスタとか、そんな簡単なものしか、ってしょんぼりした感じで言うの。私が、それずぼらな私にしてみたら立派な料理だけど、って言ったら、みんなが笑って、その時、梶井さんは初めてニコッてしたの」 カジマナが初めて笑った描写を読んだとき、とてつもなく胸が苦しくなった。彼女の料理教室での願いは果たされることなく、そして里佳とも友達になれなかった。裁判の際にカジマナは誰かを探していたのに、目が合わずそのまま退出した。その場面も印象的だった。 女性らしさ、男性らしさとはなんだろう。私にはそれが分からないのだ。誠が里佳の料理を素直に受け入れずに「そういうのは求めてないから」といった言葉に里佳はモヤっとするのも、どうしてモヤっとするのか分からないのだ。普通に読めば「女性は料理をするもの」という認識が見えるからフェミニズムに理解がある素振りをする誠に嫌気が差していると解釈できるかもしれないが、里佳を一人の人間として見れば、元々料理を作らない人に料理を求めるなんてことしないよ、くらいの意味にしかならない。 要所要所でそういった場面があり、その度に書き手の意図(問題提起する意図)が見えすぎて、読者が作者の狙い通りに引っ張られることを想像しながら読むと食傷気味になるのだ。 皆がなるべく平等にありのままで暮らすことを目指すとしてやや環境を変えるとするなら、女性が働きやすい環境を整えるのは大事だが、働かなければならない空気をつくるのは良くないし、主婦が肩身の狭い思いをしなくて済むような雰囲気がないといけない。逆も然りで、男性も仕事をしてもいいし、主夫でもいい。でももっというならば、極端になるが、自分のことを自分でケアし、一人一人が自立できるようになった方がいい。仕事も家事も一人できて当然だし、それが平等ではないのか。生物学的な性差はあるのかもしれないが、例えば生理が重くて仕事ができないので、休みをつくるのでなく、生理が来ても辛くならないように医学を進歩させるべきなのではないか。机上の空論だが、極端なことをいえばそんな気がしてしまう。 カジマナの周囲で亡くなった人たちは、自分をケアできない人たちばかりだった。男性という大きな主語で皆そうだとは言いたくないが、男性の一部はこのケアの問題に悩まされている。仕事一筋でやってきた人が、家事を一切できないのは想像に易く、そういう人は一定数いるだろう。「威厳のある父」は弱音を吐くことも許されず、仕事も何食わぬ顔で淡々とこなさなければならない。同性同士でケアしあうことは少なく、異性にそれを求める場合、可能であったとしてもパートナーくらいだ。男社会では、絶対になめられてはいけない。女性が痩せてなければならないという圧力を感じている一方で男性もこのような圧力のかかった中で生きている。 なんて生きづらい世の中なんだろう。だからこそ、男や女や社会的地位を忘れて羽を伸ばす場所が必要なのだ。大きな場所を作る必要はなく、二者関係のなかでそれがなされてもいいし、小規模な複数人のグループでそういった場を設けてもいい。地域社会が機能していた時代にもしかしたらそのような場があったかもしれない、上手く形を変えて復活させればいいのだ。皆、時々は普段の自分を忘れて休んだ方がいい。 この本を人に簡単に説明するなら、どう紹介したらいいのだろう。フェミニズムの話?否。実際にあった事件を元にしたミステリー?否。玲子と里佳の再生の物語?惜しい。私なら「本当に主体的に生きるとはどういうことなのかを探る話」というかもしれない。
  • madobe
    madobe
    @ztrnprtzl
    2025年3月6日
  • 読んだ。 とてもエシレバターが食べたくなる。バター醤油ご飯とか罪深い食べ物食べたくなる。 バランスのいい話だった。
  • のの
    のの
    @karimama12
    2025年3月5日
  • rino.
    rino.
    @oi4mno
    2025年3月5日
  • Hachi
    @bee
    2025年3月5日
  • みかんぬ
    みかんぬ
    @mikannu
    2025年3月5日
  • junjun
    junjun
    @jun0927
    2025年3月5日
  • numand
    @booknuma
    2025年3月5日
    丁寧な料理の描写のせいで、読んだ後にお腹が空く作品。
  • のの
    のの
    @karimama12
    2025年3月5日
    今読んでる途中 めっちゃおもしろいです✨🧈
  • うみ
    うみ
    @udn_dn
    2025年3月1日
    柚木麻子さんの講演会の帰りに買った!
  • きしもと
    きしもと
    @choko-chip
    2025年2月28日
  • 権子
    権子
    @m_gonko
    2025年2月17日
    2025/2/17 読了 タイトルの如く、バターが主軸となる社会派長編。主人公は女性週刊誌記者で、殺人事件の容疑者と関わり出したことから、主人公やその関係者が心を乱されることとなる。 事件・料理・友情の要素が凄く上手く噛み合っており、久々に読み応えがある本に出会えました。本当に面白かった…。 あと、小説に出てくる料理が美味しそうなものが多くて…。本からバターや料理の香りがしてきたよ…。
  • miki
    miki
    @miki__books
    2025年2月16日
    🧈🧈🧈
  • utai
    utai
    @amanda_6250
    2025年2月16日
    2025.2.16読了 初めて読んだ柚木作品が「らんたん」だったので、結構淡々と深いお話を書かれるのかなと思っていたけど、すごく感情ぶん回されて読んでる間とても楽しかった。 読み切ってから、食べたいものを食べる‼️をめっちゃ意識して生活してる。適量を知りたい。ローカルなアジアの味が好きと気づき始めた。 全てのシスターたちに光あれ。 カジマナがずっとカジマナのままでよかった。
  • なまはむ
    なまはむ
    @namnam_0
    2025年2月10日
  • pi
    pi
    @pipi_log
    2025年2月5日
  • ひつじ
    @liemquet
    2025年2月3日
    女性として私はどう生きていきたいのかを考えながら読んでいた 読了後バタートーストいっぱい食べてる笑
  • 柚木麻子先生の作品に初挑戦した。装丁がおしゃれでかわいいなと思って買ってみた。中身は、思ったより重ためテーマだった。女性ならではのいろいろな感情が揺さぶられた。他にも柚木先生の作品を読んでみたいと思ったな。
  • pele
    pele
    @kohaku04
    2025年1月6日
  • 湖上
    湖上
    @l_etranger
    2025年1月1日
  • Q
    Q
    @q40176
    2024年12月15日
  • さんつみ
    さんつみ
    @santsumi
    2024年12月2日
  • 大皿
    大皿
    @zarabon
    2024年11月22日
    これで柚木さんにハマった。さらさら流るも好き。
  • sanchang
    sanchang
    @sanchang
    2024年10月8日
    最近読んだ中で1番面白かったかもなー。それにしても登場人物たち、人の深淵を捉える能力高すぎてそのへんはリアリティなかった。
  • とし
    とし
    @toshiromasa
    2024年9月1日
    BUTTER 柚木麻子 「男性を喜ばせるのはとても楽しいことで、私にとってはあなたが思うような『仕事」ではないの。男の人をケアし、支え、温めることが神が女に与えた使命であり、それをまっとうすることで女はみんな美しくなれるのよ。いわば女神のような存在になれるの。 わからない?最近、ギスギスした雰囲気の女が増えているのは、男の人への愛を惜しんでいるせいで、かえって満たされていないからよ。女は男の力には決して敵わないってことをよく理解しなきゃ。少しも恥ずかしいことではないの。違いを認めて、彼らを許し、楽しませてサポートする側に回れば、びっくりするほど自由で豊かな時間が待っているわ。自然の摂理に逆らうから、みんな苦しいのよ」 「絶対の信頼感を与えるとでもいうのかな。媚びたり、嘘をついたりということではないよ。君の急所を相手に教え、命の一部を差し出すということだと思う」 「なんかさー。それ現代病なんじゃない?ここ最近は、努力して出した結果よりも、日々いかに努力しているかがその人の質になるようになってきたと思わない?そのうち、努力ってことと、辛いってことが混同されてきて、辛い人が一番偉い世の中になっちゃったりして。梶井真奈子があんなにも糾弾されるのは、彼女があまりにも辛くない犯罪者だからだと思う」 「そう。もし神様がいたとしたら、私たちが与えられた試練に苦しむのを見て、満足したり、喜んだりしないんじゃないのかなって。だから、なにもかも自力で乗り越えなきゃいけないわけじゃないよ。成長をし続けなきゃいけないわけでもないよ。そんなことより、今日一日をやり終えることの方がずっと大事」
  • ゆふぃ
    ゆふぃ
    @yui-sakura
    2024年6月30日
  • さくら
    さくら
    @sakura
    2024年5月31日
    素晴らしかった。 「自分を見つける」というとふわっとしちゃうけど、敏腕記者が取材を通して行うから隙がない感じがする。 バターを食べたくなって、チョイスが好きになる。
  • momo
    momo
    @momo_451
    2024年4月12日
  • ナミ
    @_nami0710
    2024年4月4日
  • Bunka
    Bunka
    @cosmos_n
    2024年2月24日
  • いぬ
    いぬ
    @inu_0227
    2023年5月26日
  • 村崎
    @mrskntk
    2021年11月13日
  • さあこ
    さあこ
    @sayaka222b
    2021年5月1日
    バターごはんがたべたくなる
  • 月日
    月日
    @tsu_ki_hi_
    2020年10月20日
  • あるる
    あるる
    @aru_booklog
    2020年5月25日
    とんでもない本だった。怖かったね。女性同士の連帯は強くもありちょっとしたずれから無くなったりもするんだ。
  • はら
    @apploplo
    1900年1月1日
    食欲の爆発していた妊娠中に読み、バターライスをはじめて食べてみた。とにかく食べ物の描写に惹かれまくった記憶。
  • まみ
    @mami2025
    1900年1月1日
  • ほの
    ほの
    @hon00yomitai
    1900年1月1日
  • まみ
    @mami2025
    1900年1月1日
  • 沙希
    沙希
    @isagonozomi
    1900年1月1日
  • みろ
    @miroooo
    1900年1月1日
  • リコピン
    @rrr_36
    1900年1月1日
  • kj
    @kj0628
    1900年1月1日
  • YMH
    @YMH
    1900年1月1日
  • bmb
    @bmb_baibe
    1900年1月1日
  • @mi_books
    1900年1月1日
  • ちてた
    ちてた
    @titeta
    1900年1月1日
    途中まで面白くて一気読みして、後半は思ってた方向と違う…となった記憶… でもエシレのバターは食べてみたくて仕方なくなった。
  • Tomo
    Tomo
    @ninana
    1900年1月1日
    なんか…後味がいがいにさっぱりしててよかった。
  • annan
    annan
    @tsundokunoyama
    1900年1月1日
  • おみ
    おみ
    @__and_3__
    1900年1月1日
  • ayumi
    ayumi
    @aymbooks
    1900年1月1日
  • s
    s
    @imakoko_27
    1900年1月1日
  • おmie
    おmie
    @yprppaaa
    1900年1月1日
  • h.
    h.
    @32hitomi
    1900年1月1日
  • maori14z
    @maori14z
    1900年1月1日
  • Pomeco.
    Pomeco.
    @natsumeku
    1900年1月1日
  • あいあい
    あいあい
    @ailoveKM
    1900年1月1日
  • まゆ蔵
    まゆ蔵
    @mayuzo
    1900年1月1日
  • 森
    @berry-forest
    1900年1月1日
  • @moooo19
    1900年1月1日
  • edokko
    edokko
    @eden
    1900年1月1日
    自分が考えた名もなきものが、色や形を変えながら、世界に波紋のように広がっていけばいい。スープに加えた最後の一滴の隠し味のように。そんな連鎖を心のどこかでかすかに感じながら、生きていきたいと思った。
  • mizuka
    mizuka
    @bookmii
    1900年1月1日
  • sonagi
    sonagi
    @17_s013
    1900年1月1日
  • seiko
    @bongout_05
    1900年1月1日
  • とても濃厚でずっしりと思い、まさにバターのような作品だった。 自分が全く同じ経験をしていなくても、里佳の気持ちがわかるような気がする。 本当に、自分ごととしてこの小説を読んだ。 だから、すごくしんどくて、読了まで1週間以上かかってしまった。 後半まで進んだところで、「私は伶子で、伶子は私だ」と感じた。 行き過ぎた友情かもしれないが、それでも私は友だちが困難に陥ったら自分を犠牲にしてでも助けたいと思うし、伶子へ共感せざるを得ない。
  • はる
    はる
    @haru
    1900年1月1日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved