
りなっこ
@rinakko
2025年1月7日

幻象録
川野芽生
かつて読んだ
素晴らしかった。「批評」でこんなところにまで行けるのか…という思い。書籍化してくれてありがとう…。
“わたしが文学のどういうところに惹かれるかといえば、(略)。現実を追認しない力。それは、〈現実〉と呼ばれているものが現実であることを疑う力であり、現状がこうなっているからと後をついていくのではなく、まちがった現実を変容させていく力でもある。ちゃちな「人生で経験すべきことリスト」にチェックを付けるようにして現実なるものを体験するのではなく、幻想によって現実よりも深いところを経験することである。”

