
えい
@shibamoti
2026年7月7日

甘党流れ旅
酒井順子
読み終わった
エッセイ
@ 自宅
日本全国津々浦々を甘いものを求めて旅していく、というなんとも素敵な趣旨の本。
旅のお目当ての甘味は、流行のスイーツではなく昔からあるご当地銘菓。筆者によると、東は餅系が多く、西は小麦系が多い傾向とあり、確かに本書で出会うお菓子もそんな感じ。飴、餅、団子、饅頭系、寒天、ところてんなど素朴な菓子が多い。
古くからあるお菓子は、今と比べて物流が限られていた時代、その土地土地に根ざした形で工夫して作られた物が多く、歴史や生活の深さが感じられて味わい深い。比較的新しいものにしても、今後も引き継いで行こうとする人たちの愛を感じる。
2000年代初めに書かれた本だから、今は色々変わっている点もあるのだろうが、できる限り残り続けて欲しいお菓子ばかりだ。
それにしても筆者の文体が、なんだか独特で不思議だった。まったりしてのんびりして食いしん坊で、何処となくこだわりもあって。
