
はれのき・ちゅうた
@harenokichuta
2026年7月7日

ノースライト
横山秀夫
読み終わった
建築家が読むべき、建築家が主人公の小説。
建築家のあらゆる苦しみが出てくる。お金、売れない苦労、家族、理想の建築とのギャップ。小説だけど、読んでいるといたたまれない気持ちになる。
そして同じだけ、建築家の熱い想いも感じることができる。これが自分なんだという建築をつくる熱意。つくりあげたという実感。なぜ建築家になったのか。そんな最初の頃の気持ちを呼び覚ましてくれる。
建築に携わる人には特に読んでほしい一冊だ。
ブルーノタウトが物語で重要な役目を果たす。タウトの日本での暮らしや建築についても知ることができる。この小説はブルーノタウトについて書きたかったから出来上がったのではないだろうか?
終盤の盛り上がりは、ちょっと前の設計事務所の姿だなと思いつつも読んでいて熱くなる。いつか自身の建築への熱意に疑問を抱いた時に、再読したい。

