カオル
@kaoru951
2026年7月9日
読み終わった
その道に何も賭けていない、物語のメインプロットには名前の上がらない人々が、その日常的な善意によって、結果的に大いなる物語に寄与する。という場面が大好きです。
『チ。』において、オクジーの本の内容を頭に彫られた物乞たちが、「彼はパンをくれたから報いよう」として頼まれ事を全うする場面。
『虎に翼』において、戦後闇市で焼き鳥を売るおばさんが初対面の寅子へ、新聞紙で包んだ焼き鳥を手渡すが、その新聞紙にたまたま新日本国憲法が記されていた場面。
結果的に彼等は物語の意志を助けるが、そんなことは彼等の預かり知らぬことである。そこに感動する。