
Sanae
@sanaemizushima
2026年7月9日

ルーツ 上
アレックス・ヘイリー,
安岡章太郎,
松田銑
読み終わった
去年、西アフリカのセネガルからギニアビサウを陸路で縦断。そのときに渡航したのがガンビアで、ガイドブックにアメリカのテレビシリーズでも有名になったというクンタ・キンテという主人公の「ルーツ」の舞台となったところがある、とロンプラで読んだ。セネガルのゴレ島には行ったが、主人公が生まれたジュフレの村や博物館などは日程も合わず、あまりにも情報が少なくわからなすぎていかなかった。
そして本も入手困難レベルで諦めていた。
しかし思いがけず知り合いの本棚を眺めていると、持っていたのでお借りして読む機会に恵まれた。
「奴隷の悲劇」とは本当に大きな括りで、具体的に考えることもできなかったこと(何しろ経験していないことは知るまでは想像すらできない)が物語に溢れている。
アフリカのかつての暮らしや、奴隷船の環境、渡った先の一世と二世の違い、連行された一世の中にもそれぞれの性格によって従順な人もいれば主人公のような反抗的な人もいる。支配者に利用された(黒人から見れば裏切り者)もいるし、支配者の中にも人間性のある者と、どこまでも酷い者がいる。
白人の記録による物語ではなく、主に黒人の伝承によって編まれた物語。
知ればそうだよなと思うことも、読むまではわからない。
下巻の展開もまた想像を超えてくるのはわかっているので、心して読む。





