
にこまこす
@poco_rit_1789
2026年7月9日
読み終わった
再読!チ。全体のネタバレを含みます。
気づきや感想など。
拷問シーンからスタート。水責めしてるのは覆面をつけた人。オクジー君的な立場の人かもしれない。彼もまた異端の輸送に関わった。今回も外部委託?
審問官のアッシュ君は至って真面目にはたらいてる。ダミアンさんは司教になった。
私も若い頃は君と同じような使命に燃えていた。しかし長く生き… このやり方で世界が好転してるとは思えない。このように考えた聖職者も沢山いたんだろう。だからこそ歴史は動いてきたんだろう。ダミアン司教やはり目立たないが重要人物。
地動説の本について、1年ほど前廃村の教会から見つかったことが伝えられる。クラボフスキさんの村が廃村になったと考えるのが自然…彼はどうしているんだろうか。オクジー君とバデーニさんの歴史を残してくれてありがとう…
「ポトツキに寄付しろ」の文章でダミアン司教の顔色が変わる。地動説を研究しとらえられたものだ。35年前私も担当した事件だ… まさかあの村の青年二人が?勘が鋭くてノヴァクさんの側近で務めてきただけあるなーと思わされる。
アッシュ君上司にもはっきりものいうところ「令和」っぽい。
落ちぶれてしまったノヴァクさんを「お世話になった上司」だからと言って雇うダミアン司教やさしい。ノヴァクさんが務めてた頃の司教さんも、ただ宇宙論について彼に委託しただけでなく、信頼があったのかも。
娘を奪った地動説を憎むノヴァクさん、ラファウ君の言葉が脳裏に焼き付いてる。
解放戦線の組織長が女性だと知った時、悲惨だなと同情するのは娘のことを思い出したからかな。
活版印刷についてここですぐ浮かぶノヴァク審問官、娘さんの頭のキレはここの遺伝子か〜。
ドゥラカちゃんとヨレンタさん接近。「貴方の燃やした物はおそらく私の古い友人が書いた物だった」… 青年二人を友人として25年間思い続けてきた彼女の歴史が気になりすぎる。
土星が同じ位置にいたのは30年前。ポトツキさんの件が35年前なので、この時もう地動説は始まっていたんだよね。
あなたの読んだ地動説を覗き込むと、神の偉業が見えてくる。25年前、バデーニさんと描かれた以上に地動説について語り合ったのかな。
本を読んだたった一人の存在で、地動説を知ってる仲間という表現、すてき。
教会に奪われた父と友を取り返すヨレンタさん。個人の自由を制限する権威は妥当されるべき。対してドゥラカちゃん、思考停止は宗教ではなく学問の中でも起こりうると話す。宗教と学問を紐づけて行われる二人の対話がとてもおもしろい。
私の目的地には自由があると信じてるから。オクジー君も自由を願っていた。彼らは地動説そのものよりも、自由に学問ができる世界を求めていたんだ。自由の定義は、そう問えること。
印刷機を貸してあげてもいいというヨレンタさん、きっとあの二人にあった頃の「協力されづらかった頃の自分」を思い出したんだろう。
次頁、本の内容を語るドゥラカちゃんの後ろ姿がオクジー君になる。この演出で何度も泣いた。
やっぱり、文字は奇跡ですね。あのとき文字を学んで、教えて、良かったね。残してくれたバデーニさんとクラボフスキさんも素晴らしい。感動的。生きたヨレンタさんが、古い友人と再会できた。
信念を忘れさせる何か、その感情、ヨレンタさんは失った家族のことなどを思い出してるのかな。殺してしまった人を思い出してるのかな。
死を受け入れたいレヴァンドロフスキさん。ドゥラカちゃんに死を受け入れることについて意識させた最初の人物かも?ラファウくんや2章で亡くなった人は皆死を受け入れていた。
死を忌避するんじゃなくうけがいたい。天国よりこの世を重視してる人だ。
神の解釈の違いで家族が殺された。問題なのは「私が特別ではない」ということ… 人の知性を信じないというより、彼は信じられなかったのかもしれない。
技術は自然が成し遂げないことを成し遂げることもある。シュミットさんはこのときまだ彼女を受け入れてなさそう。ただ、受け入れないという意味で彼女を平等にみている気がする。ヨレンタさんが受けた差別はここにはない。(民族的な差別は教会にされてたけど)
女性の立場の移り変わりを描いてる。
印刷機とバトンをドゥラカちゃんに渡そうとする39歳のヨレンタさん、だれよりもかっこいいよ。
出発前、ヨレンタさんの頭巾がドゥラカちゃんに譲られる。守りの象徴の手袋があの拷問のときにとられ、父に渡ったのだとしたら、頭巾は彼女が闘ってきた証かもしれないね。
託すという姿勢、人が記憶にこだわるのは神が人に学びを与えるため。この辺りの言葉から、ヨレンタさんは地動説だけでなくあの二人の気持ちをしっかり汲んでくれていることがわかる。
「歴史は神の意志の下に成り立ってる」という考えは、シュミットさんたちに共感されたのかもしれない。
人の生まれる意味は善への鈍く果てしないにじり寄りに参加すること… レヴァンドロフスキさんの考えと近い。
みんなの考えを受け継いだ、あるいは与えた、強い女性…うつくしい。
いざってときにひかせない、記憶の中にコルベさんの善意もある。
文字通り、全歴史が彼女の背中を押してきたんだ…
そしてオクジー君、ラファウ君同様、地動説を愛したことを祝福する。
ドゥラカちゃんヨレンタさんともっと話したかっただろう。
異端のネックレスと手袋を持つノヴァクさん…
ヨレンタさんの回想、地動説を教えてくれたバデーニさんと、何かを知るオクジー君の色が濃い。
火薬を挟んで再開してしまうの辛い。ノヴァクさん、手を見て何を思った?
ヨレンタさんの記憶を引き継ごうと決心し頭巾をかぶる。バデーニさんにせよ、ヨレンタさんにせよ、とても情が深かった。だから誰かが引き継いでくれるんだ。
ボルコさん。アニメだと名前出てたっけ?
既存秩序を崩壊させるために使われた、地動説。感動によって残ってきた本が地球を別の意味で動かす時って感じがしてワクワクするね。
シュミット隊長もドゥラカちゃんのことを仲間として紹介してるあたり、情に溢れてるじゃんとなる。
表紙に、ヨレンタさんの名前を入れたいと言ったドゥラカちゃんに泣ける… 自分の名前で論文を発表できなかったヨレンタさんが、彼女に上を与えたことによって、自分の名前が乗る事になった… しかも、ドゥラカちゃんの信念を象徴してきた鉛銭によって。
異端解放を異教と強く憎むフライ君、彼にはどんな過去があったんだろう。正統派を信じた彼は地動説をどう思ったんだろう?
神を信じてないドゥラカちゃんの見てきた景色と、信念が、組織と地動説の運命を変える。そして神に決断を委ねる、それをシュミット隊長が神ではなく自分の判断によって答えを変える。
オクジー君が地動説によって天国よりこの世を重要視するようななったように、シュミット隊長も神よりその場の人を重視するようになった。それを変えたのは、ドゥラカちゃんなのだろう。
ここまで信頼を集めたヨレンタさんも、神を崇拝した上で、この世を大切にしたからだろう。底辺に張り付けられた生活から解放された。大地の運動「地動説」によって。
ドゥラカちゃんに朝日を美しいと思って欲しいシュミットさん、「また夜空を見てくれ」とオクジー君に願ったグラスさんを思い出させる。地動説は常に感動や願いと共にある。
次回予告の引用に創世記の「光あれ」が使われる。朝日の光、地動説に対する希望の光、新たな世界の始まり、そんなことを感じる。
