Eri
@reads_eri
2026年7月10日
そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら
伊藤美佐季
買った
読み終わった
ジュエリーディレクター、スタイリスト 伊藤美佐季さんの本。おそらく、『成熟のジュエリー』の伊藤岬さんではなかろうか。ながらくご活躍されていることを知りただだ尊敬する。
「地に足の着いたジュエリー道を歩もうとするなら、むしろいつも同じジュエリーを着けている方が素敵だと、私は思います。」
「まずは、自分の肌の一部のようにするりと馴染ませることを目標にしてください。そうすれば、そのジュエリーにあなたらしさが宿り、やがて『ジュエリー使いが素敵な人』になれるはずです」
「『自分を素敵に見せてくれるかどうか』を基準にするのがよいと思います。逆に、自分を引き立ててくれないジュエリーだったら、どんなに上質で高価なものだとしても、持つ意味はないといえるでしょう」
「なんとなく着けがちなネックレスですが、実はかなり難しいものであるということを、しっかり覚えていてください」
「たとえジュエリーの選び方は素敵でも、3か所以上にジュエリーを着けるのは難しいもの。よほどバランスよく着けていない限り、盛り過ぎに見えてしまい、自分を引き立ててくれるはずのジュエリーが、逆効果になってしまいます。」
「たとえば顔回りのジュエリーで考えてみましょう。耳元に存在感のあるピアスを着けて、ネックレスにも目を引くものを着けたら、顔の印象がどちらにも引っ張られてしまい、ジュエリーに負けてしまいますね」
「特別な時に着けるジュエリーでなく、『自分らしくいられる』『毎日着けられる』日常使いのジュエリー。それは、私たちの人生に、奥行きをもたらしてくれるひとさじのスパイスであり、同時に、長く共に生きる伴侶のような存在でもあると思います」
写真が多く目の保養にもなる本。シンプルかつ王道のデザインも載っているので、削ぎ落としたミニマルなジュエリーが好きな人にもおすすめしたい。
私はジュエリーの重ね付けはしないし、フープピアスはびっくりするくらい似合わないし、ブレスレットはしないし、地金のみのリングはなんとなく飽きてしまうのだが、一通り読むことで自分は何が好きか、何に美しさを見出すのか、あれこれ考えるいいきっかけになる。
「おしゃれであってもこれ見よがしではない、自分の存在感を効果的に引き立たせてくれるジュエリーコーディネート」という言葉も印象的。
プチネックレスは実は似合う人が少ない、というのも勉強になった。
「何年も、何十年もずっと着けていられるものは、きっと『着けていて心地いい』『なんだか気分がいい』存在であるはず。つまり、ずっと着けていられるもの=自分と相性がいいということ。そして、長く使えるということは、自然と上質なものに限られます。まとめると、『自分と相性のいい上質なジュエリー』が見つかれば、ずっとずっと愛用できるのです。生涯にわたって、肌に密着して寄り添ってくれる……そんな存在は、ジュエリーでしかあり得ないのではないでしょうか」
私が一番愛用しているのは、結婚を記念して自分で買ったダイヤモンド付きのチェーンリング。着けているのを忘れるくらい着け心地がよく、パンをこねる時以外はほぼ着けっぱなしである。私は着け心地重視で、試着は少なくとも3回以上行く性格。肌に載せた時に違和感がないのは本当に大切で、自分の中に引っかかるものがないか、慎重に見極めるようにしている。夫には時間がかかりすぎと言われるけれど、やっぱり私は時間をかけてゆっくり買いたいのだ。
これからもこのチェーンリングのような、相性のよいジュエリーを見つけられたらと思っている。