
octo
@mothmanoir
2026年7月11日

読み終わった
日本の近代美術を「江戸時代からの連続性を見据える縦軸と、西欧世界との関連を強調する横軸との組み合わせ」から捉えた、文章が収められた一冊。
西洋を受容するに足る文化的成熟を成していた18世紀の日本の描写(それを象徴する平賀源内)から始まり、司馬江漢-高橋由一ラインの写実性に重きを置いた西洋画受容、構想画を日本に根付かせようとしたフォンタネージや黒田清輝の試み、当時の日本人画家の留学事情、などを経て日本におけるポスターアートの発展まで。
同著者の『日本近代美術史論』などと併せて読むと、この時代がさらに立体的に捉えられる。