
octo
@mothmanoir
2026年7月11日

読み終わった
ヨーロッパ世界における知的地殻変動を、それぞれ9世紀(カロリング朝ルネサンス)、14世紀(神学-哲学の亀裂)、1770-1820(哲学-自由学芸の亀裂)、1960年代以降に見出し、ヨーロッパ精神の深奥に迫る意欲作。
ですます調の易しい語りで展開される本書だが、内容は極めて高度。並行して読んでいた井筒俊彦『意識と本質』と内容が響き合うところがあって辛うじて理解を助けられた。
西洋の文学や思想を縦横無尽に引用して照応させる(そしてその根幹を探り当てる)著者の手つきが素晴らしい一冊。
