ことね
@reads666
2026年7月12日
血と霧 1
中田春彌,
多崎礼
かつて読んだ
血の価値によって階級が決まる世界を舞台に、下層で暮らす訳ありの捜索者・ロイスのもとへ、行方不明になった子どもを探してほしいという依頼が持ち込まれるところから物語が始まります。
世界観の作り込みが細かく、読み進めるうちに、自分もその世界で暮らしているような感覚になりました。登場人物もみんな魅力的で、それぞれに惹かれるものがあります。
中でもお気に入りは軍人のヴィンセント。いつも明るく紳士的で、物語の良心のような存在でした。後半の関係性が険悪にならずに済んだのは、彼の人柄があったからこそだと感じます。
重厚な世界観と魅力的なキャラクターに引き込まれた一冊でした。
