
octo
@mothmanoir
2026年7月12日
大人のための印象派講座
三浦篤
読み終わった
著者の言葉を借りれば、マネを主軸としつつ、「印象派にまつわる女性、金銭、思想、制度、評価、受容などとつながる諸テーマを掘り下げ」た一冊。
印象派の周辺事情を一通り網羅しているだけあって、読み終えた後では印象派に対する解像度が一段と高まる感覚があった(そのため敢えて言えば、印象派に関する一通りの知識を持った人向けの本だとも言える)。
当時の画家のモデル事情や経済事情、画商たちとの関係性に政治思想、伝説的な「印象派展」の実態などなど、読みどころは多い。
「読み物のつもりで書いた」とあとがきで著者が言っている通り、文章は極めてリーダブル。
この分野について知見を深めたい人間にとっての新しい必読書。

