くろみつきなこ "キスに煙" 2026年7月12日

キスに煙
キスに煙
織守きょうや
これは恋と才能の物語だ。 解説にあるこの表現がまさにこの本を表すのにぴったり。 ミステリ小説だと思って読み始めたけどずっと恋愛小説を読んでいる気分で、だけど要所要所で不穏な雰囲気もあって展開が気になった。 読んでる時は誰視点で書かれているのかわからなかったoffstageも読み進めることで意味も含めわかり、思わず「そういうことか!」と声に出してしまった。 終わりに近づくにつれ、死の進行は曖昧なままになるのかと思ったけど、そこもしっかり描かれていて、切なさややるせなさは残るもののモヤモヤ感はなく読み終えることができた。
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