nullnull
@nullnull
2026年7月14日

偽声
藤井清美
読み終わった
prime readingにあったので読み始める。
私は渚みたいに人生を賭けるべき大きな夢は持ちあわせていないけど、彼女の思考回路には大いに共感するところがあって、だから彼女の見ている世界があまりにも私にとっての世の中そのもので、何だか泣けてきた。
名越へきついことを言ってしまったことに対して後ろめたさを感じているところをみると渚は本来的には人間味のある人なんだなあと思う。
それはそれとして名越は時に正論をぶつけることだけが正しいのではないということに気づくべきだし、それができたとき、名越は役者として違うステージにいけるのではないかと思わないでもない。けど演技講師としての名越に求められているのはやっぱり名越なんだろうな。
どん底まで来たからこそ見えた光に気付いた終わり方も控えめに希望を感じられてよかった。
一日で読み終えてしまった。あとがきを拝見したら『相棒』の脚本家らしくて。どうりでこれだけ満足度が高いわけだ…。