
Ayako
@aya_rb
2026年7月14日
暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて
アーシュラ・K・ル=グウィン,
谷垣暁美
読み終わった
また読む
大事な一冊
「私はダーウィンの進化論を「信じ」はしない。私はそれを「受け入れる」。これは信用の問題ではなく、証拠の問題だ」
「手助けの必要な人たちがいる。
そのことを否定する人たちがいる。天は自ら助くるものを助くと彼らは言い、貧しい者や失業者は、過保護な政府に寄生する無能な怠け者に過ぎないとのたまう。
貧困があることを否定しないが、貧困について知りたがらない人たちがいる。あまりにひどすぎる状況だし、どうせ自分には何もできないし、と言うのだ。
そして、手を差し伸べる人たちがいる。」
ル=グウィンは2018年に亡くなったけれど、どうかすると今もオレゴン州のどこかの森、木漏れ日が差し込んでくる場所にある小さな家で、物語を紡いで思索をし、遠くから今の世の中を見つめているんじゃないかと思うことがある。
訳者解説を読んだら、谷垣暁美さんがまさにそんなことを書かれていて、ル=グウィンに会ったことなどもちろんないのに、なぜか「また会いたい」と思ってしまった。
じつはわたしはこれまでも何度もル=グウィンに会ってきたし、わたしが生きている限り、ル=グウィンには何度でも会えるんだと思う。
この本もあの本も、彼女が書いたもののなかに彼女の存在がある。まさに彼女の作品も対象となっているライブラリー・オブ・アメリカが決して絶版になることなく出版され続け、読み継がれるように(この先どんな世界になってもこれは揺るぎませんように)。
この本はベッドサイドの寝る前のおともに仲間入り。疲れたときの処方箋になる本たち。
死者の視点から書かれた『ラウィーニア』も文庫化されているし、来月はこれを買おう(今月はすでに本を買い過ぎた)。




