みみみ "五葉のまつり" 2026年7月14日

みみみ
みみみ
@kmkdnrd
2026年7月14日
五葉のまつり
五葉のまつり
今村翔吾
2回目でもやっぱりはちゃめちゃに面白い安土桃山時代のお仕事小説!!!最高〜!みんな覚悟と矜持を持って働いている。わたしもそうありたい。仕事をする人は全員読んだほうがいい。仕事への姿勢を五奉行から学ぼう。 1回目に読んだときは気づかなかったことがたくさんあったな。八本目の槍とも塞王の楯とも繋がっていたんだね!というウオオオがあった!登場人物が被っているだけじゃなくエピソードも重なっていたんだねえ。全体的に八本目の槍ほど悲しくなかったな。 まあとにかく三成がかっっっっこいい。八本目の槍の三成よりも人間味がめちゃくちゃある。八本目の槍を読んで他者の語るかっっっこいい三成を読んだ後に、怒ったり笑ったり疲れたり年齢を感じたりする三成の姿を本人の思いを知りながら読むのたまらないよ。八本目の槍のときも三成はすごくすごく優しいけど、七本槍が見た三成の姿にしか触れられないのに対して五葉のまつりでは三成の考えに触れられるのが良い。そしてかっこいい。あの三成が八本目の槍のラストで黒田長政に悟られぬように演技して福島正則と会話するのか〜!とおもうとさらにたまらん。 この本においても三成は常にかっこいいんだけど、政宗との会話のなかで不意に敬語をやめる瞬間がゾクゾクしてめちゃよかったね。たまんないね。 大谷吉継もかっこよかったな〜〜〜!!!大谷吉継がかっこよくないわけないんだけど、優しく穏やかで頭が良くていい男すぎる。その大谷吉継と話す三成がやはりたまらないのであった。わたしはとにかく石田三成が好きなのである。あの2人は仕事仲間ではなく友人なんだよね。かわいいな。 なんだろうな、三成にも親がいて同僚がいて部下がいて友がいて妻がいて、っての想像できるのがよかったな。どうしても三成というと「義の人」とか「関ヶ原の人」とかになっちゃうんだけど、三成にも我々みたいにフツーの時間も流れてたんだよなあと思える感じが好きだ。 わたしも他者をサポートする仕事をしているから、喜ぶみんなを外から見てヤレヤレって思いながら「こっちの苦労も知らないでさあ!」て同僚とニヤニヤしながら話す感じとか、きみらは楽しむだけだけどこっちは準備も片付けも全部でほんと大変なんだよ!てのとか、わかるよわかるよ〜!とおこがましくもおもってしまった。きっとどんな仕事も形は違っても同じような点があって、だからこそ感謝と配慮を忘れちゃいけないんだよなあ。わたしは「どんだけ嫌いでも私情を挟まず粛々と」と三成みたいに立派には振る舞えてないと思うけど、でも「ただただ喜んでもらうために」「これは仕事なのだからやるしかない、それ以外の選択肢はない」てきなところに、そうだよね仕事ってそういうもんだよね!!!て思ったな。色々やらない職場のあいつらにこの本を読め!!!と強制的に読ませたい。「政とは諦めぬことではないのか」とか「人の想いが大きなしくじりにも大きな成功にもつながる」とか、くうーーーー!!!そうですね仕事めちゃくちゃ嫌だけど頑張るよ三成見ててね三成に見られても恥じない仕事をするから!!!という気持ちにその瞬間だけはなれるというか。ほんとうに、仕事をする人は読んだほうがいい。 三成はめちゃくちゃいい上司で、ちゃんと部下を見てくれてるし覚えていてくれるしそれを言葉にしてくれるし、そりゃ下奉行のみんなも頑張れるよね!三成が「秀吉に喜んで欲しいだけ」と思うように、下奉行のみんなも「三成のために」という思いがあったと思うよ。三成の思いはきっとそういう形でずっと繋がっていくんだろうなあ。 醍醐の桜の章で佐吉の話が出てきたときはわくわくしたな。石田村に行ってフラフラ歩き回ったことを思い出した。たまんなかった。みんなが秀吉のことだいすきなこと伝わってくるのも、互いへのリスペクトはあるけど今後の時の流れによってバラバラになるんだろうなという静かな覚悟があるところも、めちゃよかったーー。 でも話としては大瓜畑遊びの章の前田玄以のさいごの秀吉へのお願いの場面と三成と大谷吉継の友情シーン、太閤検地の章の長束正家を信じることにしたあたりと三成と大谷吉継の友情シーン、がすきだった。とにかく石田三成と大谷吉継が良い。 三成関連の小説は三部作で!という話をなにかで聞いたので楽しみ!! つぎは関ヶ原をもう一度読むか、もう一回茜唄読もうかと思ったけど、今村翔吾の三成を読みたいから戦国武将伝をよもう。勿体無いから東からよむ。
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