ふみく
@hon_ganbatte_yomuzo
2026年7月16日
何もかも憂鬱な夜に
中村文則
読み終わった
正直、暗いなー重い話だなーと思っていたところで、真下が「この話を暗いと思えるような人間になりたい」と言うのでドキッとしてしまった
裕福ではなかったけどやさしい両親に甘やかされるように育った自覚はあるので、まあ当然だろうと思う。
佐久間のシーンで思い出すことあった。
私は昔からホームレスが他人事に思えなくて、同情するような気持ちを上からだけど持ってて、よく都会にいるお椀置いて正座してるホームレスにお金を入れたりしていた。
彼氏や周りの人に、何回か引かれるような反応をされてたし、そのお金きっとギャンブルとかに使われて終わりだよって言われてきた。
甘やかされた環境で育った一人っ子のせいか、私は性善説で生きてると思う。きっと佐久間に騙されるんだろうな。
最後の手紙で山井は改心していくように思えたけど、それもまた佐久間みたいにそういう素振りなのかもしれない。山井は釈放されては捕まるを繰り返している人間だ。
それでも信じて手を差し伸べる、可能性を信じて芸術に触れさせる、自分はそれができるだろうか。
佐久間は主人公を息子にしたかったと言った。山井は兄だったら良かったと言う、それが嘘じゃなければ良いのに。

