
イシイルカ
@ishiiruka0421
1900年1月1日

探偵小石は恋しない
森バジル
読み終わった
普段ミステリは読まないので、なんとなく敷居が高かったのだけれど、なるほどなるほど、相当読ませる凝った作り。
叙述トリックと、読者を翻弄させる罠をいくつも用意して物語を仕掛けるその作風は、これが現代のミステリ作家なのかと関心した。
物語の大きなファクターで、もちろん高校生にとって、名字というその人物のキャラクターを位置づけるかなりのウェイトを占める要素を、それがそれぞれ両親の離婚によって変わることのギミックで読者のミスリードを誘い、ストーリーと事件の謎に深みを与えるというトリック。うまいねえ。
更には、記憶というメカニズムの裏を突く用意と仕掛け。
ラストに向かって怒涛の準備を感じてワクワクする。
あの人物が実は?という作者の用意した仕掛けの連続。これぞミステリ作家の本領発揮なのだろうなあと。
最終的には幸せな集結で良き哉、良き哉。




