
阿部義彦
@xtc1961ymo
2026年7月16日

母なる自然のおっぱい
池澤夏樹
読み終わった
読売文学賞受賞。池澤夏樹といえば、代表作「スティル・ライフ」とあと短編集くらいで、重厚な長編は未読ですが、私的にはあのSFオタクの池澤春菜さんの父上としての存在がでかいです、この親にしてこの子ありを地で行ってますよね。春菜さんのSFエッセイ「SFのSはステキのS」は全部もってます。あと小説も、、さてこの本は池澤夏樹さんが、自然と人間に関してかなり根源的な問を発しており、彼なりの自然観が見事に展開されており、実に刺激的でした。特に『旅の時間 冒険の時間』の章では、植村直己について仔細に触れており、何故彼が単独行にここまで拘ったのかについて、詳細に分析しています。地球という、太陽のエンジンで賄われる存在。その中でも後の方に生まれてきて、我が物顔で安全を手にして、動物を狩ったり、作物を育てる事を忘れて蔑ろにしてきた、人間という存在は、決して植物や動物に勝る存在では無いのではないかの問いを彼なりに探ります。








