
久留
@hisadome117
2026年7月17日
よくわかるヒンドゥー教
瓜生中
読み終わった
さわりの本としては良かった。
ヒンドゥーは、アーリア人がゾロアスターと神を共有しているバラモン教を土着化の過程で現地信仰などを吸収しながら発展させた。バラモンは複雑な祭祀のもと他のヴァルナを圧倒していたが、他のヴァルナが経済で力をつけたゆえことに応じ、民間信仰を取り込んだことがあだとなった。世界創造神のブラフマンは失墜し、バラモンの威厳やバラモン教そのものも勢力を失う。
ヒンドゥー教では生まれながらにして教徒となり、家族などの共同体の中で育まれる。聖典は天啓のシュルティと聖仙が語るスムリティに分類される。
ブラフマンは元来休止状態にあるが、森羅万象を流転させるのはブラフマンの気まぐれ。密教では大日如来が同様の役割を担う。ブラフマンに対し、アートマン(我)は極小であり、流転する故に輪廻転生を形作る。これに対し仏教は諸法無我でアートマンを否定したため、アートマンでなければ何が輪廻の主体かという厄介な問となった。
また、ヴェーダ/ダルマは上位3ヴァルナにしか許されなかったため、下位のヴァルナから、日本で言う踊り念仏的な別の形態で救いを求める動き(吟遊詩人バウル)がたちあがった
※尚、苦行が世界を生む質料因として規定されている
※吟遊詩人が哲学の先駆け
※分配の哲学が多い。蓄積ではなく、どれだけ手放せるか